ウルリヒトゥレタス

皐月川納涼床

[2021] 12月に書く、11月の生存報告

メリークリスマス!も過ぎ、ちょっとした空白期間が到来しましたね。後述のように私の誕生日はこの時期ですが、しばしばクリスマスと融合しがちなのでこの期間もあってないようなものだと感じます。かわいそうな26日と27日。

という書き出しを書いてからほとんど手を付けず、もはや2月となりました。タイトルもそろそろ変え時でしょうか。このブログを書くようになってから、文章を書く習慣と無謀な計画を立てては失敗する習慣がつきました。後者については生来のものだったかもしれませんが。きっとそうです。

寒い日々が続きます。もうすでに自室で手足が凍えるようになっています。これからしばらくは帰宅すると布団に入って暖を取る内に寝落ちし、中途半端な時間に寝るものだから夜に寝付けなくなる事態が頻発する見込みです。

冬になると鍋を食べる機会が増えますね。鍋は嫌いではありませんが、問題は卓の中央にカセットコンロがあることです。鍋と具材を熱するための炎は、鍋を囲んでいる我々をも熱します。暖を取れる、これは確かです。では、その後に起こることは?

唯一の正解は「眠くなる」です。なお、これは鍋やすき焼き、しゃぶしゃぶにのみ適用されるものではありません。熱気をもたらすものであれば大抵適用されます。鉄板だとかホットプレートだとか、あのあたりです。焼肉とかそうですね。

なんなら床屋や歯医者でも眠くなります。自分が寝てる間に他人に仕事させるのはなんだか申し訳なさがありますし、第一仕事の邪魔になりそうです。考えてみれば、剃刀やハサミ、ドリルといった刃物を持った他人の前で無防備に寝るのは危険極まりない行為ですね。もし私がメイルストロムなら、床屋47に剃刀で喉笛を引き裂かれているところでした。

これもまた似たようなことを何度書いたかわかりませんが、もう年の瀬です。私の誕生日も近づいています。いつの間にこうなってしまったのでしょうか。秋が来ないなどと言っていたのはつい少し前だと思っていたのに、今はどう見ても冬です。

2021年の終わりと20歳の終わりも間近です。またもや何かやり残したことがあるのではないかとふわふわした焦燥感に囚われています。まぁ実際に過ぎてみればなんてことはないし、それでも明日の世界は訪れます。そうとはわかっていても焦るものなのです。

10代の終わりや2020年の終わりにも似たようなことをしていましたし、これはこれからも続くのでしょう。賭けてもいいですが、きっと20代の終わり、いえ大学生活の終わりにもどうせ似たようなことを喚いて右往左往しているに決まっています。せめて将来の進路は決まっているといいのですが。

 

 

 

<学校>

大学祭の本番が終わり、委員会では3年生の引退が間近に迫っていました。これでいよいよ我々の代が指導者層となります。労働者層でいる期間よりも指導者層でいる期間の方が長いのは、ちょっと奇妙な感じもしますね。もっと労働者層でいたかったと切に思います。

それを前に、乙女がアルバム作成計画を企みました。我々の局の1年生と2年生全員を巻き込んだ、3年生それぞれに手製のアルバムをプレゼントしようという壮大な計画です。こういうの慣れてるのでしょうか。

実は、10月の内から写真集めやらアルバムの形式の選定は行われていました。委員会に入ったのが遅い上にほとんど人の写真を撮らない私は写真集めにまったく協力できず、台紙の選定も乙女がしてくれていたため私の出番はまったくありませんでしたが。

写真を選んで印刷を依頼したのも乙女の一派だと推定されます。スネークとふたりで写真の受け取りに行きましたが、依頼したのが数百枚に及んでいるのはその時初めて知りました。総額は5万とかに及びます。

その後に残るのは、台紙に写真を貼り付けてデコレーションするという作業です。これならと出来得る限り参加することにしました。時間はかなり差し迫っており、乙女が渡そうと目論んだ引き継ぎ式まではあとわずかです。

週末に集まることとなりましたが、普段我々が集まるFラン*1は閉鎖されています。寒空の下、食堂の野外テーブルが作業場所と定められました。寒空とはいえ、最近よりはまだずっとマシな頃ですから、手がかじかむまでではありません。

渡されたアルバム帳の各ページにはすでに写真が挟まれており、我々の仕事はそれを貼るデザインの考案と作成でした。真っ新なページに、写真をいい感じに配置してデコレーションも施すのです。ちょっと不向きそうな気もしますが、これくらいしか役に立てるものがないのです。

女子勢は色ペン、ステッカー、柄入り修正テープといった道具、そしてなにより彼女ら自身のセンスを駆使してよさげなものをどんどん作り上げていきます。私にはそんなものありませんから、マスキングテープに頼りました。不器用でも色の直線を自在に引き、柄を展開できるのです。これならまだどうにか戦えます。

これらの作業は数日に渡って行われましたが、中でもよく覚えているのは以下のことでしょう。

ソロモンを覚えているでしょうか。私の後輩で、なぜかたくさんの指輪をはめています。作業の途中、この者が飲み物を買ってくるというのでどうせならと私もついていくことにしました。自販機に着いた我々が何を買うか吟味する間、私はそっと硬貨投入口の近くに立ちます。ソロモンから隠すように。

君は何にするのという私の問いにソロモンが答えるや否や、密かに準備していた硬貨を突っ込もうとしましたが、相手もさるもの。必死に阻止しようとします。

大学祭前日、我々はサイゼに行ったのですが、その際もソロモンは奢られることに強く反対していました。プライドとか美学ではないようでしたし、その場は結局2年生の金で支払われましたが、このことを私は覚えていたので先手必勝を試みたのです。

それはソロモンも同じでした。結果、硬貨投入口争奪戦ということとなったのです。面白い後輩を持ったものですね。

そのソロモンと話していて、アルバイトの話になったこともありました。ご存知のように、私の職場や仕事内容はちょっと説明が面倒で、「どこでアルバイトしてるの?」という質問を投げかけられるたびに同じ内容を説明しなくてはならない(しかもわかってもらえるとは限らない)のが最近ではちょっと面倒になってきています。その職場をソロモンが当ててみるというので、まったく当たらないのを楽しんでいたのでした。当てられる方がおかしいと思います。

また、その日は用事があったため途中で帰らざるを得なかったのですが、どうやら彼らはその後カラオケに行っていたようです。カラオケの模様は後日ミラージュから聞いただけですが、1年生の中にサブカル方面の歌を理解する者がいたとか。ミラージュやその同じ学部の者くらいしかそういう者はいないと思っていたので、将来有望そうです。

紳士たちもアルバム作成を手伝っていたのですが、彼らは苦戦しているようでした。先輩ひとりに対して1冊アルバムを渡すため、「この先輩の分をよろしくね」というように作業を分担していたのですが、彼らに割り振られたのがあまり活動に姿を見せない人だったのです。

籍はきちんと委員会に置いてあるままのようですし、他の先輩との仲も良好なようでしたが、我々にとってはちょっと困ったことになります。マッチ売りのような古参ならまだしも、紳士たちはまだ1年生です。寄せ書きを書くのもそうですが、アルバムのデザインをいくつも出せる程の関係やエピソードはないのです。

私もこの先輩とまともに話したのは大学祭当日が最初でした。それも、シフトで一緒の場所に配属されたからの話です。もしそうでなかったのなら、私も寄せ書きを考えるのに苦慮していたことでしょう。1回話した程度で書けることはたいしてありませんから、困るのは変わらないのですけど。

他の人々はその先輩やその先輩との思い出に絡めてオリジナリティ溢れるデザインを次々と考えて作っていますが、ちっともアイデアが出てこないので飽きたのか、紳士たちは次第に遊び始めました。来てるだけましですし非難しようとは思いませんが、乙女は気に入らなかったようです。

アルバムを渡す予定が迫って作業もいよいよ大詰めという頃になり、続々と各アルバムが完成してきた中、紳士たちから作業を終えたとしてそのアルバムが提出されました。それを確認したところ、最初の方はその先輩のことを知らないなりに無難ながら綺麗なデザインで結構手が込んでいたのに、後の方になると露骨に雑になっていたのです。

突っ返そうにも彼らはもう帰ってしまいましたし、時間もありません。結局、それが気に入らなかった乙女から託され、私がひとりで仕上げることになりました。どうにか彼らのデザインを覆い隠したり活かそうと試行錯誤した結果、乙女は気に入ってくれたようでした。

こうしてどうにかアルバムは完成し、先輩たちの手に渡りました。私にとっては1年足らずの付き合いですが、いい人たちではありました。ここに馴染めたのも彼らのおかげでしょう。

大学祭のシフトで一緒になった際、私の近所の話になっていました。近所にあるプリン屋が実は有名らしく、例の先輩はそこのを食べてみたいと言うのです。私は引き継ぎ式の時にでも3年生の女子の全員分*2を買ってきますよと返し、話はそこで終わりでした。

で、私はこれが社交辞令なのかどうか悩んでいました。もし社交辞令だったなら、それを信じてプリンを買っていった私は冗談の通じないクズになってしまいますし、もし社交辞令でなかったとしてもそれはそれで約束を守らないクズになってしまいます。

迷った挙句、プリンがあって損はしないだろうと買っていきました。喜んでもらえたようでしたからよかったのですが、やっぱりこういう読み合いみたいなのはちょっと苦手です。私が考えすぎなだけかもしれませんけど。

このアルバム作成計画は乙女が発案したものでした。ちょうどセレブを含め一緒に帰っていた時に思いついて、1年生と2年生のグループを作って人を入れ写真集めを呼びかけるというところまでをすぐ終わらせていましたから、たいした行動力だと思ったのを覚えています。これが私だったら、行動に移すまでに1カ月はかかっていたことでしょう。もしかしたら機を逸してそのまま終わるだけかもしれませんが。

前年やそれ以前のことは知らないので断言まではできませんが、慣例ではないということです。とはいえ、こうして前例が作られた以上は現在の1年生が同じようなことを来年試みるかもしれません⋯というのは都合のいい考えでしょうか。アルバムではなくとも、もし何か贈り物をくれるとするのなら、彼らが書くメッセージに困るような先輩にはならないよう心掛けたいものです。当たり障りのない言葉で埋められたカードを貰うのは、別に私が傷つきはしませんが申し訳なくなるのです。

後日に催された飲み会では、3年生たちが2年生の恋愛模様について強い関心を示していました。中でも我々同士での交際に対し特別な興味を抱いているようでした。2年生の委員同士というカップルが(少なくとも公式には)どうやらいないらしい(つついても出てこない)と知ると、彼らの追及は「気になる人はいないのか」という方向にシフトチェンジしました。

その尋問が行われた我々の卓には、私を含め全部で5名の2年生がいました。私、マッチ売り、オセロット、スネーク、グリンデルバルド*3がその内訳です。尋問が始まってしばらくして、執拗な追及に耐えかねたマッチ売りはターゲットを残りの誰かに移そうと試みました。そして、「ここの4人にも気になる人がいるはずだ」と発言してしまったのです。私以外を示して。

その4人に自分自身をも含めてしまった結果、自身にも気になる人がいるということを自ら認めたのです。スタンド使いだとばれた偽キャプテン・テニールや吉良吉影のように、ブラフやハッタリが飛び交うジョジョの頭脳戦回を見ているかのようでした。

それ以後は当然のようにさらに追及の激しさが増し、ターゲットも完全にマッチ売りひとりが多重ロックオンされた状態です。隣の卓からも増援が到着し、マッチ売りはもう四面楚歌どころではありません。追求に耐えかねて、せめてもの抵抗なのか丸くなってしまいました。

奇妙なことですが、こういう時に私はなぜか蚊帳の外へ置かれがちです。特にそういう話題に対して拒絶を示した覚えもありませんし、周知の交際相手がいるわけでもありません。単純につまらない奴だと思われているのかもしれませんね。

そうそう、私の学部ではいくつか資格を目指すことができ、その内のひとつである学芸員資格を私は取ろうとしていました。1年生の頃から必要な授業を取り、今年の前期には高難易度対面形式記述試験をどうにか通過して単位取得にも成功したのです。

ほとんど寝ていたので当然のようにノートは取っておらず、たまたま同じ授業を取っていた委員会の後輩であるハリーに加え、試験前の最終回終了後に後ろの席にいた人の助けがあってどうにか通過しただけに過ぎませんがね。ちなみに、後者とは今もなお親交があり、後期の学芸員資格授業でも助け合って生きています。

さて、学芸員資格を取得するためには、指定された単位を取らなければなりません。そして、その単位の中には座学だけでなく実習の単位も含まれていたのです。この実習も必修扱いです。どうせ取得したところで学芸員としての就職なんてできっこないしするつもりもないのに、まったくもって迷惑な話です。

で、その実習の申し込みをうっかり忘れてしまったのです。というか、その申し込みができるのは10月終盤のたった数日だけ。その期間に所定の用紙へ必要事項を記入し、窓口へわざわざ出向かなくてはならなかったのです。このことを思い出したのは11月に入ってからのことだったので、もうとっくに終わっていたのでした。

それでもと一応は窓口に行って聞いてみましたが、博物館という実習先が外部に存在するので今からではどうにもできないとのことでした。実習に行くのは来年なのに、ずいぶんとせっかちな話です。

再三お知らせはしてますよねとか言われましたが、10月末のことを4月や5月に言われたって忘れるに決まっています。10月に言われても忘れる自信(もはや実績)さえあります。とはいえ私が忘れたのが原因だというのはわかっていますから、こっちは悪くないが?みたいなことをわざわざ何度も言われるのが癪に障りました。こう言えって教育されてるのでしょうか。少なくとも「学生に対しては高圧的に接しろ」とは指導されてるに違いありません。

また、弊学で実習を申し込めるのは2年生のこの時期だけとのこと。学年を固定する意味はいったいあるのでしょうか。要は、弊学では留年でもしない限りこの実習の単位を取ることはできないということです。そんな重要なもののくせに極短期間しか受け付けないのは、学芸員資格を取らせたくないからとしか思えませんね。

その後に、職員から学芸員資格をどれくらい取りたいのか聞かれました。そこまで取りたくないのにわざわざ来る奴がいるだろうか、もしかしてこれは煽りなのかと思いつつ肯定します。

ところで、ちょっと話は変わりますが、「それができなかったのなら、そもそもおまえはそれに対してさほど熱意や愛がなかったのだ」って言ってくる人いますよね。できなかった理由は忘れてたとか寝落ちしたとかなんでもいいんですけど。いくら好きなものであっても、忘れてしまうことくらいあります。なのにぽっと出の外野がよくもまぁずけずけと私の心持ちにまで言及してくるのってとっても不快になりますよね。こういう人を信用してはいけません。

さて、話を戻します。職員が提案してきたのは、弊学を卒業後に別のルートで実習の単位のみ取得するという案でした。在学中に座学の単位だけ取っておいて、実習の単位は別口で取得して合算(?)ということです。実習の授業を置いている大学のリストもくれました。

ところが、帰り道に調べてみたところ、リストに載っていた大学も含め、博物館実習を置いている世の大学は以下のように大別されることが判明しました。すなわち、①座学実習問わずどの授業も正式に入学した学生にしか取らせないよ、②ライト版学生*4にも学芸員課程は解放してるけど実習だけは取らせないよ、③ライト版学生にも実習含むすべての学芸員課程を開放してるけど他のところで取ってきた単位は認めないよ(全部ここで取ってもらうよ)、④もうやめたよの4種類です。どうしようもないじゃないですか。

つまり、①はまともに入試を受けないと無理、②もまともに入試を受けないと無理、③は今まで集めてきたものすべてを捨てて再度座学も取らないと無理、④は過去に戻らないと無理ということです。いずれにせよ、金と時間を大量にドブに捨てなければなりません。この現状を知っていて職員はこのルートを示したのでしょうか。知らなかったのに適当に教えたか、物理的に可能ならなんでもありと思っているかのどちらかです。

博物館実習だけこれほどまでに異常な取得難易度になっているのはなぜなのでしょうか。授業でもこのことは教えてくれませんでした。資格課程があまり置かれていないならまだしも、置いてあるところで受ける難易度が奇妙なまでに高いのです。国を挙げて、そして大学同士が連携して学芸員資格を取らせないようにしているとしか思えません。こんなんだから学芸員が増えないんですよ。

ちなみに、確か弊学は①のパターンでした。卒業生ですら駄目とのことです。まったく、私を応対した職員にしてもそうですが、いつもながら使えない連中ですね。

「どうせ取ったところで使わないし使えない資格だから」と割り切るのはすっぱい葡萄みたいで気に入りませんが、今更どうしようもないことです。前期に他人からノートを借りてまで取った座学の単位も、これで使い道がなくなりました。後期にも学芸員課程の授業をひとつ取っていますが、これもう落としていいかなという気分になっています。座学の単位を取ったところで実習の単位がなければどうしようもありませんし、期末レポートも課されてはいますからね。

 

 

 

<アルバイト>

渋々ノートに日々のよかったことを書いて勤務して*5いたところ、またもやダーウェントが襲来していたようです。近頃では滅多に会っておらず、次会うのがいつだかわかったものではありません。

そして、襲来したダーウェントはまたもや新たなるタスクを我々に押し付けて帰っていったそうです。まだアルがいた時代からアルマンの心労はかなりのものだと思われていましたが、もういつ限界が来てもおかしくないレベルだと思います。ちなみに、アルマンにとってのストレスになってそうな人間第2位は私*6です。

例のノートの最終ページに各々がなりたい販売員目標を書け、とのことでした。ダーウェント自身の目標は率先して最初に書いてありました。また来たいと思ってもらえるような接客をするとかどうとか、そのあたりだったと思います。

ダーウェントはそもそもが販売員です。販売員特有のコードネームも所持しており、この道においてはベテランらしいことが伺えます。そんなダーウェントに販売員としての目標があるのは、まぁ自然なことといえるでしょう。

ただ、私をはじめアルバイトの面々は販売員ではありませんし、販売員を目指すつもりもありません。どうして働いているのかといえば遊ぶ金欲しさ*7に他なりませんし、もし金に困っていなければアルバイトになど手を出してはいなかったでしょう。

ですから、なりたい販売員目標を設定してモチベーションアップだなんてことはあり得ないのです。むしろ、面倒なタスクを押し付けられてげんなりします。このことはきっと私だけでなく他の者にとっても同じはずです。しかもこれ、いわばダーウェントの自己満足ですからね。

そういえば、10月に入ると売り場のBGMがハロウィン仕様になっていました。普段の曲には飽き飽きしていましたからありがたいことでした。ずっとずっとあの曲で嬉しい人なんているのでしょうか。素直に流行りの曲だけ流しておけばいいのに、中途半端に自分のところのイメージなんて作り上げてそれに固執するのは面倒ですね。

ハロウィンだからか、怪しい笑い声や悲鳴が曲に混じっています。我らが217号室は居心地の良い接客だのなんだのを謳っています。その店に時折悲鳴が響き渡るようになったのです。いい雰囲気ですね。

なお、平時もそうでしたがいくつかの曲が延々と繰り返される仕組みになっています。そのハロウィンバージョンのラインナップには、なぜか子供の歌が入っていました。歌詞はまったくわかりませんが、英語らしき異国の言語で歌われています。私自身がそれに対して特に何か思ったりはしませんでしたが、ロイドの後釜で入った人に「最近はBGMが変わって新鮮でいいですね」と話しかけたところ、「子供の声が嫌」と返されました。

そして、そのBGMも11月に入ってまた元のBGMに戻ると思われていましたが、ハロウィンから間髪入れずにクリスマスバージョンへと移行したのです。奇妙ですね。クリスマスは12月のはずです。アドベントカレンダーだって12月からです。まるでソシャゲ運営かのような季節感のなさに呆れるのみでしたが、11月に入った途端オーバールックだけではなくあらゆる場所でクリスマス気分が始まっていました。もしかして世間一般から乖離しているのは私の方なのでしょうか。

 

 

 

<PS4>

これは10月のことだったかもしれませんが、いよいよ初めてのエルーシブターゲットが到着しました。期間限定で配信され、ターゲットか47が死ぬもしくはタスクをひとつでも達成するとリプレイ不可能なミッションです。

この特性のため、エルーシブターゲットには細心の注意を払わねばなりません。監視カメラの位置や脱出ルートをプランニングしてから殺さなくては、失敗した際に取り返しがつかないのです。

ふたりきりになったところで首を掻っ切ったり、サイレンサー付きピストルを1発頭に撃ち込んだり、もしくはワイヤーで絞殺してもいいのですが、その場合は死体の処理方法を考えねばなりません。ロッカーに入れるか窓から放り捨てるか、いずれにせよ死体を発見されればサイレントアサシンは失敗です。

やはり狙うべきは事故死。前回夢のある殺し方と評した*8感電死をはじめ、可能性に満ち溢れています。感電死を最も簡単に狙える手段が前回紹介したICA感電電話ですが、感電電話亡き今でも簡単に事故死を狙える夢のようなアイテムがあるのです。

その名もシーカー1。隠し持って潜入可能な武器枠のピストルです。弾丸はダートなので、いつものサイレンサー付きピストルや警備員が落とすハンドガンとは弾丸を異にしています。

チュートリアルの延長に近い立ち位置であるホークスベイというステージでは、同じダート式のピストルを拾うことができました。このピストルは麻酔銃でしたが、シーカー1のダートには嘔吐毒の効果があるのです。

ヒットマンには即死と催吐と麻酔という3種類の毒が存在し、ステージ内の飲食物に混入させたり燻蒸装置や換気システムに放り込むことができます。注射器形式も存在し、これはターゲットに直接注入することで効果を発揮します。

即死毒は巻き添えなしに殺せる上に事故死判定で、麻酔毒は静かかつ速やかに対象を気絶させられます。そして、催吐毒を摂取したNPCはいかにも苦しそうに腹を抑え、よたよたと最寄りのゴミ箱やトイレへと向かってから吐き始めるのです。

ちなみに、即死毒のダートピストルはなぜか存在しません。当たれば即死かつ事故死判定のサイレントピストルがあったら感電電話に勝るとも劣らない万能アイテムですから、ゲームバランス的に実装したくないというのが実際のところなのでしょうが、様々な武器やガジェットを開発する技術力を持ったICAが即死毒ダートピストルだけ考え付かないのは不自然ですね。カミーノのセーバーダートみたいに暗殺者を特定されてしまうのでしょうか。それにしてはICAの主張が強いアイテムがいっぱいありますけどね。

なお、麻酔弾のダートピストルは一見したところ特にメリットがないように思えます。気絶だけなら最悪素手でも可能ですし、遠距離のターゲットを気絶させるのなら物を投げつければいいだけです。ダートピストルは連射できませんから、複数人をまとめて無力化することもできません。

ところが、どうやらこのダートピストルにはこれで気絶した人間が発見されても不審ではないという性質があるのです。普通なら警備員や兵士を呼ばれて警戒態勢になり、サイレントアサシンの条件も満たせなくなりますが、ダートピストルでの気絶ならそうはならないのです。私にはまだいい使い道が思いつきませんが、賢い人々はこれを有効活用して暗殺に励んでいるのでしょう。

さて、そのシーカー1の強い点は、何回か使えるところと汎用性が高いところにあります。毒を注入された時点でターゲットは周囲に注意を向ける余裕がなくなるのか、47の変装を見破れる人であってもそれどころではなくなります。そうなればしめたもの、まるで心配して気遣うかのようについて歩き、吐き始めたら殺せばいのです。

考えてみれば、自分の吐瀉物に塗れたトイレで溺死するのはかなり嫌な最期です。娘の車に轢かれる(ついでに娘が死に至る事故の原因となる)、突き落とされて愛する人の上に墜落する、逃げ場のない檻の中で炎に焼かれる、鉄の処女に入れられる、暴走した手術用ロボットアームに滅多刺しにされるなどに迫る嫌さでしょう。こうして見ると割と嫌な死に方だらけですね。ヘッドショットはだいぶ優しい殺し方でした。

また、毒の回ったNPCはその場を離れるため、警備員や見破るタイプの人物をどかしたり、工作の現場を見て欲しくない誰かの目を潰したり*9と応用が効きます。1発目でターゲットにくっついて回るボディガードを排除しつつ服を剥ぎ、その服でターゲットに接近して2発目を撃つといったことが可能です。

そんなシーカー1にも弱点はあります。まず、ダート型であるということです。ダート型のピストルは2発しか弾がありません。しかも、補給するには同じダート型の銃を拾わなくてはならないため、ステージ内での補給はまず不可能です。ダート型の銃は非常に限られた場所にしか配置されていませんからね。ターゲットや排除したい人物が2人以内であればいいのですが、それ以上の場合は使いどころを考えなければなりません。

ちなみに、弾の弱点はどうにかならなくもありません。シーカー1ともうひとつ何かしらのダートピストルをアンロックしていれば、その両方を(片方は携行武器枠で、もう片方は他の枠で)持ち込み、ステージ内で拾うことによって弾を増やせるのです。1発だけですけどね。

また、弾道は山なりっぽいので射程距離が短く、近距離から中距離でしか使えません。当てるのにも慣れが必要です。その上発砲音も小さめとはいえあるので、あまりに近いと銃声を感知されてしまいます。射程距離が短いのに近すぎても使えないとはパープル・ヘイズみたいですね。

なお、シーカー1に限らず催吐毒自体の弱点として、トイレで吐いてくれるとは限りません。人目のある場所や窒息させられない場所にあるゴミ箱や桶に吐く可能性があるのです。あと、たまにトイレの中まで雇い主についてくるボディガードもいます。

ちなみに、殺すなら吐瀉物で窒息死させれば十分ですが、トイレでは基本的にふたりきりになれるためお好みの手法で殺せます。吐いている間に蛇口を捻っておき、胃が空っぽになってそれに気づき近寄ってきたターゲットを足元の水で感電死させるというゆったりとした殺し方もできますね。トイレ内にロッカーがあれば、サイレントアサシンのチャンスも残ります。

さて、最初のエルーシブターゲットは通称「レイジ」。本名はサリー・ボウデンといい、才能ある狂暴なボクサーですが、試合中に相手を殺したためその遺族からICAが暗殺依頼を受けました。舞台は彼が潜伏している中国の重慶。不法なストリートファイトを企画しているようです。

現地に潜入しましたが、思ったより警戒が厳重です。剥げる服ではターゲットをシーカー1の射程に入れることすら困難です。護衛の服を剥ごうにも、今の服ではトイレが少ないエリアにしか入れません。

プライドなどゴミ箱に捨てなければ、ターゲットをうっかり殺してしまうか期間が終わってしまいます。さっそく調べてみると、「レイジとドラッグの売人が揉めている」というミッションストーリーのようなものがあると判明しました。売人にぼったくられてしまったのです。

クリア動画を参考に進めてみると、「後でぼった分返すよ」と言っていた売人が自宅に帰りました。そっとついていくと、アパートの部屋にやすやすと潜入できました。売人の女は「あいつ案外怖いやつなのかも?」とか言っています。ちなみに、これは何度かリプレイしていて知ったのですが、ここでの台詞には「誰が返すかよ」みたいなパターンもありました。そういうことをリプレイ性の低いコンテンツでやるのはよくないと思います。とてもよくない。

薬物の売人ですからぜひとも殺しておきたいところですが、ターゲット以外を殺すとサイレントアサシンが取れなくなってしまいます。泣く泣く我慢してPCをそっと操作するだけにしておきました。レイジに「金を返すから広場に来てくれ」とメッセージを送ったのです。命拾いしましたね。プロパンガスで爆死させて、その爆風でアパートの窓から墜落させてやってもよかったんですよ。

広場に先回りし、プロパンガスのボンベを投げ捨てておきます。投げられて地面に激突したボンベからはガス漏れが始めるのです。なお、NPCはコイン系や武器類、危険物でもない限りは基本的にアイテムを認識しません。彼らが認識できるのは音だけです。それゆえにボンベを拾ったりはしませんが確認には来るので、巻き添えにしないようレイジが来る前に十分余裕を持ってボンベを投げ捨てておかなくてはなりません。

ボンベの音に誘導されたNPCが戻った後、やっとレイジが到着します。それを見計らって計画の最終パーツである「リモコン式EMPチャージ」を設置して広場から離れました。これは危険物だか不審物扱いであるため、広場に到着してEMPチャージを発見したレイジが接近します。護衛は離れたところにおり、ボンベの近くにはレイジだけです。おそらく、死体や危険物だか不審物、武器を複数のNPCが同時に見つけても、それを確認するのはひとりまでというシステムになっているのでしょう。それを見計らってEMPチャージを起動しました。

リモコン式EMPチャージは、設置後好きなタイミングで起動できる装置です。起動すると名前の通りにEMPチャージが発生し、近くの水に通電しかつ可燃物に引火します。水さえあれば自動車のバッテリー*10やコンセントがなくても夢のある感電死が狙えるのです。なんと夢のあるアイテムでしょうか。

そいつを漏れ出したプロパンガスの横で起動すると、当然引火して爆発を起こします。こうして残虐なボクサーはあの世まで吹っ飛んだのでした。なお、爆弾を使って爆殺したのとは違い、これはあくまでなぜか発生した不幸なガス爆発事故なので事故死判定です。広場の真ん中で堂々と爆殺しても、巻き添えさえ出さなければサイレントアサシンが取れるということなんですね。

ガスに火花で引火させれば爆発を起こせるというのは知っていましたが、このEMPチャージを使ったのは初でした。遠くから撃つくらいしか火花の起こし方を知らなかったので、今後の暗殺にも役立つ新しい知見を得られました。今回の広場は高低差がありましたし、離れたところや射線の通らないところから自由なタイミングで事故死を起こせるというのはかなりのアドバンテージです。

次いで到着したのは「フューギティブ」。本名はジ・フウといい、アジア各地で暗躍する某国*11のスパイです。今回の暗殺依頼は、なんとアジア諸国諜報機関が合同で出したものとのこと。人々の国境なき願いを背負って、47が北海道に降り立ちます。

フューギティブが北海道にいるのは、整形手術を行うためでした。そのため、ターゲットの容姿が不明なままミッションが始まります。病院内には顔に包帯を巻いた患者が3名おり、その内の誰かがターゲットです。

まずはターゲットの特定から始めねばなりません。病院内部の高警備レベル区域か院長室のパソコンにアクセスすることで、ターゲットの手術情報を入手しました。包帯男は鼻、眼帯、耳の3パターンが病院内にいるので、どこを手術したかがわかればターゲットの特定に繋がります。

あとはレストランでくつろぐターゲットに今度こそシーカー1を撃ち込んでトイレへ向かわせ、ドス黒い吐瀉物を喉にただいまさせれば始末完了です。怪しまれないようロープウェイに乗り込み、47は誰にも悟られることなくガマ病院を後にしました。無事サイレントアサシン達成です。

こう書くとあっさりクリアしたかのようですが、実際にはかなりやり直しています。怪しまれたり見つかったりということはかなりありましたし、個室で絶賛嘔吐中のターゲットとふたりきりになるまでは辿り着けたものの、途中でうっかり監視カメラに映ってしまっていたので、怪しまれずに録画データを破壊できるか自信が持てずにリスタートしたこともありました。

もっともげんなりしたのは、ドアに阻まれた時です。このゲームに登場するほとんどのドアは、不思議なことに開かれた後一定時間が経過すると勝手に閉じることがあるという性質を持っています。中にいた人を排除し、トイレの中から狙いを定めフューギティブにシーカー1を撃ち込もうとしたところ、というか引き金を引いた瞬間、突然ドアが閉じたのでした。これに懲りてからは、ドアのCT(?)をリセットして撃つようにしています。

また、舞台となるガマ病院は警備の厳重な場所という設定なので、いつものように武器やアイテムを持ち込むことができません。ステージ内にアイテムを隠しておくことなら可能ですが、そのアイテムひとつだけでミッションを遂行しなければならないのです。

マスターレベルを最大の20にすることでこの持ち込み制限は撤廃されます。そんなわけで、マスターレベルを上げるために様々な方法でユキ・ヤマザキとエリック・ソーダース*12には死んでもらいました。病院内皆殺しもしました。神谷実みたいですね。

このように、エルーシブターゲットにはちょっとしたストーリーやギミックが仕込まれており、それらをどう活用したり回避するかが重要になってきます。FGOの高難易度クエストとかパズドラの超降臨あたりを思い出します。

重慶もガマ病院も*13、ステージ内にいくつか大きなエリアがあります。ガマ病院なら、患者の個室や温泉、レストランがあるエリアと手術室や死体保管庫のあるエリアがあります。今回のフューギティブはレストランと温泉、中庭を巡回する行動パターンのようで、手術室のあるエリアには一切入りませんでした。そのエリアにフューギティブの特定に使う情報があるので、完全に入る意味がないとまではいきませんが、ターゲットの潜むエリアを絞るところから始める必要がありそうです。

レジェンズでは新シーズンが始まり、さっそくアッシュをアンロックしました。これからはミラージュと交互に使うくらいになるかもしれません。

バナーフレームの「報復」にローニンがいて嬉しくなりました。アッシュがいたIMC施設で見覚えのあるパネルもあります。ヴァルキリーのフレームにもお父さんのノーススターがいましたし、こういったところでタイタンに会えるとわかる人にはわかる要素といった感じがしますね。

そのヴァルキリーでなぜかいわゆるハンマーを取れました。1マッチでの与ダメージが2000に達したのです。おそらくはケアパッケージから回収したG7スカウトのせいです。自分で開けたケアパッケージに赤武器*14が入っていた時って、自分で握るべきかチームメイトに譲るべきか迷いますよね。私はとりあえず譲って、誰も取る様子がなければそっと取る派です。

そういえば、未だにケアパッケージ武器の意味がわかっていません。赤く表示されることや最初から最高クラスのアタッチメントが装着されていることくらいはわかりますが、それ以外で通常版とどこが違うのかなどは不明です。

今ではケアパッケージ入りしてしまったパイロット時代の愛銃、スピットファイアとオルタネーターもまったくわかりません。基本性能が向上しているだけかもしれません。ただ、たまにタイタンフォール2に帰ってレジェンズにも出ている武器を握ると、かなり使いやすくは感じます。タイタンフォール2は命がとっても軽い*15ので、そんなゲームの性能のままで銃を持ってきてはバトルロイヤルが成り立たなくなるのも道理ですね。

G7スカウトはどうやら3点バーストが実装されているようでした。私の貧弱なエイムではむしろ弾薬を無駄にするだけ(弾数に限りがあるケアパッケージ武器では尚更です)な気もしますが、それでも遠距離からちくちくしていると2000ダメージを超えたのでした。

この時ヴァルキリーを使っていたのは、デイリーミッションのタスクで要求されていたからです。で、その日最初のプレイでこのハンマーを取ったため、もう1回同じくヴァルキリーでプレイしました。

すると、なんだかいい感じに勝ち残り、2連勝まで成し遂げてしまいました。破竹とかいうバッヂを獲得です。最初にこれらの高難易度をクリアするのはよく使うミラージュだと思っていましたが、わからないものです。

原神では、エウルアの復刻が到来しました。凸した☆5キャラなど未だに誰もいませんが、エウルアは2凸することでスキルのクールタイムが短縮されて戦略の幅が広がるそうですから、ぜひとも狙いたいところでした。これはどのキャラにおいてもそうでしょうけど、凸数の効果について調べるとたいていは完凸勢が他を煽ってる現場に行き着くだけですから、あまりおすすめはしません。そうでなくとも、ガチャ産武器ありきのビルドを見せられてげんなりするだけです。

さっそく貯めていた石を突っ込みましたが、天井に近くもないのに最初の20連目でモナを引いてしまい、それ以降は何も出ませんでした。願わくば2凸、最低でも1凸という目論みが台無しです。3凸は次回ピックアップで狙えばいいやと思っていたのに、これはもはや夢のまた夢になりそうです。

ところでこれは野生のポニーテールです。

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<神バハ>

ゾンビランド・サガ』とのコラボイベントが復刻されました。大学にいた、神バハの存在くらいなら知っているという者がこれのファン*16らしく、コラボイベント目当てに神バハを始めてくれました。

神撃のバハムートといえば、イベントの走り方も育成もとにかくあらゆるところが初心者に優しくないことでおなじみです。結局、神バハのインストラクターをすることとなりました。始め方からPCでのプレイ方法、イベントまでの下準備などをレクチャーしたのです。

まともに育成するのならそれなりに険しい道を覚悟する必要がありましたが、この者の目当てはイベントストーリーだったらしく、それなら自分用のキュアウォーターとホーリーパウダーがある程度あれば事足りるだろうと安心していました。念のためアイテム欄を確認してもおそらく十分だと思われるだけの量があり、イベント報酬での補給なしでもストーリーくらいなら完走出来ると踏んでいました。

ところが、そうではないことをイベントが始まってから思い出しました。多くのイベントにおいて、ストーリーの節目で発生するバトルは自身と戦友ふたりまでのリーダーカードによって行われます。必ず勝てるバトルではなく、ステータスによっては普通に負けますが、一定以上の強いカードを設定した戦友さえいれば問題なく突破可能です。また、もし戦友がいなくても最初期の私のようにホーリーパウダーでコンティニューを繰り返せば強引に突破出来ます。

私が趣味でリーダーに設定しているロザミアもその程度の戦力はあるはずですし、もし足りなければもう少し強いカードも保持しています。ですからここは問題とはならないと思っていましたが、今回のイベントにおける節目のバトルは攻戦力を要求されるものだったのです。

この形式のバトルでは戦友の力を借りることは不可能で、すべて自身のカードで戦わなくてはなりません。さらに、とりあえず強いカードを設定すればよかった前述の形式とは違い、最大5枚のカードのステータスやスキルの効果、そしてスキルレベルを考えて組まなくてはならないのです。

正直、私も神バハにおけるスキルのシステムや効果はよくわかっていません。私の低能さや無知さを考慮しても、複雑な仕組みになっているのはきっとたしかです。コラボイベントだけを目当てにやってきた者には高いハードルであると言えるでしょう。同じサイゲが運営しているどころか同じプロデューサーのグラブルはとてもコラボイベント目当ての者に優しいことで有名ですが*17、どうしてその優しさを神バハで発揮してくれなかったのでしょうか。

自分で進めていて案外高い攻戦力値を要求されることに気付き大丈夫かなと心配していたところ、案の定ストーリーを先に進められなくなったという連絡が届きました。原因も思った通りです。

これが私のデータならキュアウォーターをいくらか使って安い攻撃神撃アップスキル持ちを買い集め、貯めてあるデビルレイナを突っ込んでどうにか勝てる編成を作るところですが、始めたばかりのデータにそれはちょっと無茶です。しかもこの手はスキルの効果やスキルレベルの上げ方、進化のシステムにバザーの仕組みを知っていて打てるものです。どうすればいいかわからなくなるのも無理からぬことでしょう。

結局、この手を可能な範囲で実践することにしました。ちょうど初心者応援キャンペーンか何かで配られたと思しきカードがあり、ステータスだけで見るのならかなりの数値だったので、その中からまだ良さげなスキルのものを2枚選んで両端に配置しました*18。そして、イベント産のカードや買ったカードのスキルレベルを上げて中央に配置したのです。

すると、どうにかストーリーの節目を突破できました。これが最後のバトルだったからよかったものの、これ以上を要求されたら割とつらいところでしたね。インストラクターとしては失格でしょうけど、課金を勧めていたと思います。

彼は無事コラボストーリーを完走し、イベント終了後のエクストラストーリーまで楽しんでからミスタルシアを後にしました。これもまた無理からぬことです。

実は、神バハのインストラクターとなっていたのはこの時だけではありません。11月はもうひとりいました。

その者はかねてよりロリコンだと周囲に疑われており、本人は否定するものの神バハで好きなキャラを聞くとナノという答えを返しました。このナノというキャラが次回育成イベントの報酬だという情報を伝えたところ、突然神バハをする気になったようでした。伝えた私も本当にやるとは思っていなかったのでびっくりです。

ご存知の通り、神バハの育成イベントはグラブルの古戦場に近い形式です。いくつか違う点として①インターバルがない*19、②ラウンドは1:00-24:00*20、③本戦は10日間*21、④パーティは6人*22、⑤パーティのメンバーは事前に組まなければランダム*23*24*25あたりが挙げられるのではないでしょうか。些細な違いですから、古戦場の英雄なら神バハに来てもやっていけますよ。

そうそう、⑥アクティブ人口が10000人程度*26というのもありましたね。ここでは誰もが英雄です。

私が待つ育成イベントの知識をすべて伝え、走り方もシステムも教えました。育成報酬ナノはどのように育てればいいか、どこまで育てるとどのような恩恵があるのかといったことも教え、レベル81を目指すことになりました。

育成イベントにも細かな区分がいくつかありますが、今回のイベントではナノが3タイプに分岐しました。すなわち攻撃、バランス、防御です。それぞれで少し絵が違い、進化すると元に戻したり別の進化先に変えることは出来ませんが、一定のレベルに達していれば図鑑へは登録してくれます。

また、このレベルでは限定称号も手に入ります。プロフィールに設定できるという点ではグラブルのものと同じですが、神バハの称号には特定のカードにステータス補正をかける効果を持つものや絵が付いているものがあるのです。今回の限定称号にはナノの絵が入っており、これを回収するのも目標となったのでした。

11月には神バハのコラボカフェであるミスタルシアカフェも開催されました。会場は秋葉原のハニトーカフェ。パセラ系列の店舗です。

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テイクアウトができるというので、何度かバハムートコーヒーのテイクアウトをしに寄ってはいました。これはバハムート柄のシートが乗ったコーヒーですが、割と熱くて猫舌にはつらいものでした。悪いのはどう考えても私ですが。

実際に入店した際には、まずキュアウォーターを注文しました。グラブルでいうところのエリクシールに相当するアイテムを再現したドリンクです。グラスに巻かれていた金テープがちょっと安っぽい割に金箔が散らしてあって、なんだかちぐはぐしていたのが面白いと思います。

同行者はグリームニルのドリンクを注文していました。キュアウォーターもそうですが、どちらも涼しげな見た目です。夏にまた開催してくれませんかね。

アルベールのドリンクも注文したのですが、電撃の再現なのかドリンクが光っていました。正確には氷が光っていました。もっと正確には氷を模した光るプラスチックの塊が本物の氷に混じって入っていました。

光るコースターくらいなら見たことはありますが、飲み物自体が光るというのはまったく初めての経験です。炭酸の泡を透かして白い光が漏れているのもなかなかに綺麗なものでした。キュアウォーターの金箔といい、結構手が込んでますね。

店内には歴代アニバイベントのロゴや受注販売のアートが展示されています。物販で缶バッヂガチャを回したところ、ボックスガチャチケットの柄でした。実は未だにこのチケットの仕組みがわからない私です。

コラボカフェにはよくあることなのでしょうけど、店内にはゲームのBGMが流れていた他に限定ボイスも流れていました。シナリオイベントにも新規カードにもボイスはないのに、ここには付けるんですね。内容自体は好きでした。

そうそう、ジョジョSSや天華百剣がサ終した頃は、YouTubeでもう聴けなくなったBGMを探していたものです。で、神バハのBGMを探したことはなかったのですが、今回のカフェで流れていたことを機に探してみました。

すると、驚くべきことにサービス10年目のゲームでありながらBGMが見当たりません。軽く探しただけとはいえ、出てこないのです。ちょうどミスタルシアカフェが始まる頃にサウンドトラックが発売されていました。私はこれをいくつもあるサウンドトラックの中の1枚、10年目の記念バージョンだろうとばかり思っていましたが、もしかしたら初めてのサウンドトラックだったのかもしれません。

 

 

 

<グラブル>

神バハが忙しかったので割愛します。

*1:F棟ラウンジの略です

*2:たぶん他のみんなも食べたがるだろうなという話にもなっていたのです

*3:「死の秘宝」のマークが付いたデザインのちっちゃな鞄を使っているのです

*4:いくつかの授業だけ取るための形式があるらしいのです

*5:たまに抜きましたが、これはアルマンを含め皆やっていることでした

*6:私調べ

*7:字面がよくないですね

*8:ところ私自身は人の心がないと評された

*9:毒が回り始めた時点で周囲のことが目に入らなくなり、例えばこちらを見破る人物であったとしても一時的に見破らなくなるのです

*10:これも漏電を起こして通電させられます

*11:支那じゃないんですか?

*12:本編でのターゲットです

*13:というかチュートリアルを除くほとんどのステージにおいて

*14:狙撃が苦手なのでクレーバーを除く

*15:パイロットはエリート中のエリートという設定なのですがね

*16:聖地巡礼をしたことがあるまでとのことです

*17:ガチャ産にしないのは偉いですね

*18:神バハのデッキは5枚を横1列に並べる形式で、中心に近い程スキルの発動率が上がるらしいのです

*19:古戦場では予選と本戦との間に1日のインターバルがあります

*20:古戦場のラウンドは7:00-24:00

*21:古戦場は4日間

*22:古戦場は最大30人

*23:古戦場は所属するギルドで戦えます

*24:なおランダム抽選の対象は不明ですが、かなりの高確率でチームメイトは非アクティブか使い物にならない程度の貢献度しか稼ぎません

*25:予選はこのパーティのみで戦い、本戦ではパーティ5つが集まったチームで戦いますが、どのパーティとチームになるのかはどうしようもないと思われています

*26:古戦場は200000人超