ウルリヒトゥレタス

皐月川納涼床

[2022] 6月に書く、4月の生存報告

 季節はまるで違いますが、近所で催される夏祭りが私は好きです。出店のくじ引き屋や射的屋に夢を見たのも今は昔、それらに金を使わなくなって久しい私ではありますが、今でも1日くらいは祭りに行きますし、金だって落とします。

 私が買うのは、言うまでもなくチョコバナナです。砕けるチョコレートとバナナ本体との組み合わせもさることながら、やはりカラースプレーがたまりませんね。

 夏祭りはもはやチョコバナナ即売会となりつつあります。私は不器用な質ですから食べ歩きが苦手で*1、帰る直前にチョコバナナを買って慎重に帰ることにしています。

 さて、そのチョコバナナですが、驚くべきことに天下のスターバックスがチョコバナナをテーマに「チョコバナナナバナナフラペチーノ」というフラペチーノを作ってしまいました。チョコレート要素とバナナ要素については問題なさそうですが、カラースプレー要素をどうするのかが注目されていました。

 スターバックスは期待を裏切りませんでした。カラフルなチョコレートをトッピングすることで、カラースプレー要素を見事実現したのです。液中のバナナと共にストローが詰まる危険も生まれ、実際に私も詰まらせましたが些細なことです。

 このようなすばらしいフラペチーノが期間限定だというのは、なんとも嘆かわしいことです。そういうのを集めた店があってもいいと思います。それか、レジェンズのストアみたいに回転の速い復刻枠を作って欲しいものです。

 さて、私は成人式を前にして小学校時代の同級生のインスタグラムのアカウントを何名か特定していました。成人式が流れて以降、しばらくは何もしていませんでしたが、以前一応仕込んでおいたフォローがひとつ返ってきました。コンタクトを取ってみると、どうやらきちんと私のことを認識して返してくれたようでした。

 これまた駄目元で会えるか聞いてみたところ、寛大にも友人と集まる機会が近くあるから来るかとのこと。しかも、その友人たちも同じく小学校時代の者たちです。

 会ってみると、かつての面影を感じられる姿でした。それは私も同じらしく、口を揃えて変わらないねと言われました。卒業の頃、担任が「これからみんなは大きく成長して変わっていく、いずれ会う時は美人になってるかも」とか言っていたような気がしますが、私は成長していなかったのでしょうか。

 かつてのことや今のことを話します。連絡を取った者は4年生で、ちょうどこれから面接があるとかでスーツを纏っていました。その者から就職について聞かれ、まだ何も考えていないと答えると就職浪人になるのかと憐れまれました。すぐに誤解は解けたものの、心臓に悪かったですね。

 各々が知るかつての同級生の動向も話題となりました。完全な本名ではないため100%の断言には踏み切れなかったインスタグラムのアカウントに関する情報もいくつか手に入れ、中でも仲のよかったものにコンタクトを送りました。

 すると、その者もまた数名のグループを作っていることがわかりました。はぐれジェダイを探しているような気分です。こちらとは飲むことになりました。

 同じくそれぞれが知っている旧同期の消息を話していると、かつて入るだけ入っていたグループのある人物について情報が得られました。その女のアカウントを見ると、アイコンが赤ん坊の写真です。自身の幼い頃の写真だろう*2と思っていましたが、どうやらそうではないようです。

 自身ではないとすれば、この赤ん坊は誰なのか?にわかには信じ難いことですが、この赤ん坊は同期の女が産んだものらしいのでした。我々が結婚ができる年齢であることはもちろんわかってはいましたが、それでもどこか非現実的な感じです。やはり世界は私の知らないところで、かつ私を置いてけぼりにして回っています。

 そうそう、念のために付け加えておくと、かつて私が好きだった女は別にいます(より正確にいうのなら「私が好きだった女たちの中にこの女は含まれていません」といったところでしょう)。ある者については特定に成功しましたが、ディズニーシーの思い出を繋げてインスタグラムの動画を作るような女になってしまっていました。この女にコンタクトを取るべきか否かについては、未だ結論が出ていません。

かつての同期の変貌に混乱していると、今回コンタクトを取った者自身もスプラトゥーン2でJKを釣っていることが判明しました。ポンポン砲ではなく.96ガロンを撃ち、ライトセーバーではなくパブロを振り回し、スコーチ級タイタンではなくヤグラに乗っていれば私もそうなっていたでしょうか。

 見せてくれた釣果はみないわゆる地雷系でした。地雷系JKに縁はありませんが、地雷系配信者育成ADVになら縁があります。さっそくニディガを紹介したのですが、主人公の名前(あめ)がかつての彼女と同じらしく、断られてしまいました。私が悪かったです。

 その後、カラオケに行きました。私が『君は天然色』と『フライディ・チャイナタウン』を入れると、「tiktokで聴いた」と言われました。本当に言われる日がくるとは思いませんでしたね。「シャドバのカード」、「ApexLegendsのキャラ」と合わせて私の大きな地雷です。

 発売は3月末のことでしたが、妹が『星のカービィ ディスカバリー』を買っており、最初のワールドを一緒にプレイしていました。すると、いつの間にか残りをすべてクリアしていたのです。

 全クリ後に解禁される要素、ボスバトルに誘われました。最初にプレイするコンテンツが第1ステージで、次にプレイするのがラスボス後というのは歪んでいる気もしますね。

 今作はなんと3Dです。そのせいもあってか、これまでの作品にあった無敵技はほとんどが消えていました。臆病者御用達のストーンもありません。

 その分、カービィは回避を覚えました。しかも、ジャスト回避を成功させると時の進みがゆっくりになります。パリィはさすがにできませんが。今作は文明崩壊後のような世界なこともあってか、ニーアオートマタをプレイしているような気分です。

 ボスバトル後、ちまちま本編もプレイしました。詳細は伏せますが、ラスボス直前からの流れが最高でしたね。ゲームに感動することも多くなってきました。涙腺が緩いのかもしれません。

 ディスカバリーに限らず星のカービィシリーズの曲では、アレンジがどうのフレーズがどうのというのをよく聞きます。ここがメインテーマと似てるくらいはわかりますが、ループがどうの曲調がどうのと解説動画が何を言っているのかはさっぱりです。これがわかるくらいには音楽がわかるようになりたいですね。

 曲といえば、今回はオープニングで突然歌が流れます。舞台が異世界なので、言語もまったく未知のものですが、歌詞の訳は示されています。「脱いだ服 波がさらって」が好きですね。

 今回はほおばりすいこみというのが登場し、カービィは車や電球や土管をすいこんで自身の形を変化させます。車になって走り出すところで流れ出すので、いつか自分でドライブすることがあれば流してみたいものです。

 ちなみに、もうひとつドライブするシーンがあり、そこではまた別の曲が流れます。こちらに歌詞はありませんが、やっぱり好きな曲です。

 

 

 

<学校>

 授業が始まりました。例の如く履修登録に乗り遅れ、結果として前期は少なめです。取れなかったものを来年取る気力があるかどうかはまだわかりません。

 遅れたなりにシラバスを調べましたが、オンライン授業の数が驚くほど減っています。弊学部に絞って検索するとひとつも出てきません。一方で、学部共通の選択必修*3にはいくつかオンライン授業がありました。

 同じ名前だけど担当教員が違うという授業もよく見られるのですが、その中のひとつだけがオンラインという事例では、見事にそのオンラインだけが定員に達していました。他の対面授業はまだかなり定員まで余裕があります。

 あまり需要のない授業であってもオンラインというだけで需要が生まれていること、オンライン授業への需要に対して供給が圧倒的に足りていないことは明らかです。わざと減らしたとしか思えませんが、この2年間で培ってきたものをあえて放り捨てる意味はあるのでしょうか。

 災禍に直面した大学生が「対面授業を受けたい」と訴える図は見たことがあるでしょう。私だってその気持ちはわかります。おそらくですが、その理由は①臨場感ある学びをしたい、②同期と交流する機会が欲しい、③キャンパスライフを謳歌したいといったところではないでしょうか。

 私はあまり勉学に熱心ではありませんが、それでもオンライン授業では叶わないことがあることはわかっています。そして、その逆もまた然りなのです。

 去年の前期に受けた授業のように、オフラインを強行したせいで歪になっている授業もあります。歪になったのは大学自体なのかもしれませんが。オフラインである方がいいのはごく一部に過ぎないのです。

 現在、大学における私の交友関係は主に3種類にわけられます。すなわち、①委員会がきっかけのタイプ、②サークルがきっかけのタイプ、③授業がきっかけのタイプです。厳密にいうのなら、委員会に入ったのはオフライン授業の帰りに説明会へ呼び込まれたからですし、サークルに入ったのは授業が同じ者を通してです。授業が交流関係に果たしている役割は大きいといえるでしょう。

 しかし、委員会とサークルでは、当然ながら既存のグループが存在していました。今でも事あるごとに年季の差を感じます。それはあたりまえのことなのですが、ちょっとした隔たりを感じるたびにもっと早くに入っておけばよかったといつも思います。

 私には無理でしたし、これは私だけではないのでしょうが、オンライン授業の期間に友人を作るというのは決して無理なことではありません。それがたまたま陽キャから話しかけてくれたみたいな偶然によるものだろうと、それとも自分から行動を仕掛けた努力によるものだろうと、可能性は残されています。

 しかし、それを逃してしまえば、既存のグループという壁が立ちはだかるのです。ここでもやはり彼らが迎え入れてくれる可能性はありますが、年季の差というものは決して埋まることがありません。そこが楽しければ楽しいほど、失われたものは存在感を増すのです。端的にいうのなら、「今更」というところでしょう。

 キャンパスについても、無理なオフライン化が歪さを生んでいます。創作の中にあるようなキャンパスライフは、おそらくもう無理でしょう。

 かつて、キャンパスに来るのが4年生やごく一部の授業を受ける者だけだった時代、キャンパスはとても快適だったものです。それが去年になると、オフライン授業の開始により人がかなり増えました。それでも、オンライン授業が一定数残されていたこともあってか、混雑はある程度に留まっていました。

 ところが、現在では毎日食堂がひどい混雑です。2限が終わってから食堂へ行き、3限までに学食を食べるというのは非常に困難です。買うまでにかなりの時間を要するでしょう。処理能力が圧倒的に足りていないのです。

 学食にも変化はあり、去年までは販売中止だったものもだんだん解禁されています。ちゃっちいパフェを売らないことがなぜ感染対策になるのかはわかりませんが、いい兆候ではあるのでしょう。

 オフピーク割というのも始まりました。これは、3つのメニューのみ昼過ぎに買うと100円安くなるというものです。これもまたいわゆる密を避けるための試みなのでしょうね。

 これ、あくまで昼過ぎ限定なので、昼前に行っても適用されません。しかも期間限定です。本当にピークを避けさせる気があるのでしょうか。

 また、なぜか今でもキャンパスの門では検問が実施されています。毎回毎回学生証を提示しなくてはならないのです。どうしてこれだけ未だに続けているのか、理解に苦しみます。

 財布から学生証を出して見せ、またしまうという動作がただただ面倒です。塵も積もればなんとやらで、もし数えていたのなら割と結構な時間を空費してそうです。傘を持ちながら一連の動作をしなくてはならない雨の日は特に嫌になります。

 2年前、大学はオンライン授業であってもその価値は損なわれないとして授業料も施設維持費も満額をぶんどっていきました。そして現在、今度はやっぱり授業はオフラインに限るとして頑なにオンラインを拒否しているのです。感染拡大防止がどうのこうのと学生には制限を強いる一方で、これまでに移行した体制を急に戻して混乱と混雑を生んでいるのが現状です。

 これでは愛校心など芽生えるはずもありません。学校は敵でしかなく、政府やそれに類する者どももまた同様です。大変な時に助けてくれなかったりその状況の原因だったりした人って、とても憎たらしいものですよ。

 

 

 

<アルバイト>

 レジにある、金を受け渡すトレーの真名*4は、「カルトン」というそうです。トゲのびっしり生えたやわらかいシートが底に敷いてあるあれです。底の形状は校庭にあるようなトラックが近いでしょうか。

 弊店のカルトンは、本体の底に6つの穴が空いています。トゲのシートには対応するように突起物があり、その穴に突起物をはめこむことでシートが固定される仕組みです。ふたつは自由に分離できますから、その間に何かを挟むこともできるわけです。

 シートと同じ大きさに切り取り、かつ同じ位置に穴を空けた紙を挟めば、カルトンに柄をつけることもできます。そのような背景がいくつか備えられており、季節やイベントによってたまに変えていました。その背景の新作を作成する命が私に下ったのです。

 初めてのこととはいえ、PC作業ですから慣れたものです。ところがカルトンの規格データが存在せず、そこから始めねばなりませんでした。これまでも何度か作られていることには間違いないものの、そのデータは発見されなかったのです。

 作成にはExcelを使いました。昔の私なら表でもないのにExcelを使うなんてありえなかったことでしょうが、人はこうやって誉れを捨てていくのです。とりあえず現在使われているシートのサイズを計測し、セルの大きさを1cmにしてだいたいの目安にしようとしました。

 ところが、セルを1cmにしてもなぜか99mmになってしまいます。これでは目安になりません。四角形と半円を組み合わせようともしましたが、丸い部分は真円でないようでした。

 そこで、似た感じの図形を展開し、縦と横のサイズだけを計測して設定しました。弧の部分は自由にいじれるようになっているので、プロトタイプをいくつか作って調整を繰り返します。

 型を作ったので、後はそれに合うデザインの作成です。私に絵心はありませんから、挿入した図形を重ね合わせたりグループ化したりしてデザインします。ただ、他の図形にサイズや座標を合わせたり、型にぴったりと嵌め込むのは困難でした。拡大して作業しても、目が疲れるだけです。あと腰も疲れます。

 結局、図形を操作する作業にはPowerpointを用いることにしました。これなら図形の操作にアシストが入ります。さっき作った外枠のコピーを作り、位置を最背面にしてから同じ位置に嵌め込むことで背景も簡単にいじれるようになりました。

 このアシストのおかげで作業は格段に楽なものとなり、ふたつのデザインが完成しました。そして実際に印刷し、ラミネート加工するところまで辿り着いたのです。後は正しい位置に穴を空けるだけでした。

 穴を空ける際には、既存のシートを重ねて切り抜くという実に原始的な方法を用いましたが、これはあまり賢い選択ではありませんでした。元のシートにあった歪みがさらに大きくなって転写され、さらには元のシートを切ってしまう危険もありました。

 どうにか嵌め込める位置に嵌め込める大きさの穴を空けることには成功したものの、無理に押し込む必要があり、シート自体を歪ませることにもなりました。切り口から空気の侵入も発生しています。

 アルマンはこれで問題なさそうにしていましたが、後にまた作る際に同じ苦労をするのは気が進みません。しばらくは、型や手順の改良に励むこととなるでしょう。これも店への貢献には違いないわけですし、店内をあてもなく徘徊するよりPCを操作してる方が体感時間も短くて済みますからね。

 退勤して帰る際、よく若者を見ます。彼らは遊んで帰るところなのかもしれませんし、むしろこれから夜通し遊ぶところなのかもしれません。それはまぁどうだっていいのですが、私と同じように仕事帰りっぽい者を見ると少しつらくなります。

 それは、たいてい彼らが複数人でいるからです(もちろんひとりの者もあるでしょうが、数が多い方が目に留まりやすいものです)。思い返してみれば、幼稚園から大学に至るまでずっと道を同じくする人々が不足していました。道が違う、路線が違う、方面が違うといったように、一緒に帰ったり通ったりする者が少なかったのです。

 217号室でもそれは変わりませんでした。もっとも、私が入っているのは最後ですから一緒の時間に帰る者自体がいません。それに、これまで最も年齢が近かったのでさえ、ふたつ上のアルです。昔はもっと若者がいたそうですが、今では平均年齢がぐっと上がっています。私さえいなくなれば、もっと上がるでしょう。

 なお、これは他の仕事を見つけたいなと思う理由のひとつでもあります。中年に席を占領されて立ちながらひとりで帰るより、友人*5と帰った方が楽しいに決まってます。「バ先の友人」との予定が欲しいものです。

 ところが、月末に本社の新入社員が専門スタッフの見習いとしてやってくることになりました。今年度に入社したばかりですから、歳はひとつ上です。ベテランが働く横で指導を受けるのです。

 ちょうど新人にとって2日目の出勤日が私のシフトでした。出勤してアルマンから引き継ぎを受けると、①あれ*6が出た、②店で使う食べ物*7をそのままにしていたからかもしれないので袋に入れてから帰るよう注意した、③進捗が芳しくないので私に明日の準備を調整してもらう必要がある、④洗ったものをしまうのはバックヤードなので私がすることがわかりました。

 まもなくアルマンは帰り、続いてベテランと新人も帰りました。普段はここから暇潰し耐久が始まるところでしたが、今日は違います。それだけで閉店まで粘ることは難しくても、ある程度の時間稼ぎくらいにはなるはずです。専門職の領域に向かいます。

 すると、領域の真ん中にあれが半分潰れているではありませんか。幸いなことに今現在、周囲に客はいません。とはいえいつ客がこれを目にするのか、予断を許さない状況です。

 ただちにティッシュのシールドを多重展開し、それで床からこそぎとるように掴んで捨てました。念のため、消毒液を吹きかけて別のティッシュで擦ります。店の中で堂々とあれが死んでいる状況は、これでどうにか隠蔽できました。

 周囲を見渡してみると、注意されていたはずの食べ物もそのままです。また、可燃物用のはずのゴミ箱にはペットボトルが捨てられています。アルマンに指示を仰ぎ、食べ物を袋にしまいました。なお、ペットボトルはゴミ箱から出して「ペットボトル用のゴミ箱に捨てること」と付箋を貼っておくよう指示されました。

 この新人とは長い付き合いになりそうです。長い付き合いとなる前に早いとこ別の職場を見つけるべきなのかもしれませんけど。

 

 

 

<PS4>

 雷電将軍の2凸は無事成功しました。これでエウルアと並んでメインアタッカーとして戦えるようになった⋯はずです。いずれにせよ聖遺物を集める旅がまた始まります。エウルア分ですら終わっていないのに、これで大丈夫でしょうか。サブスキルの再抽選とか種類だけでも任意指定とかの救済措置があればいいのですが。

 雷電将軍の通常攻撃は威力が低く、メインアタッカーとして使う場合は元爆がダメージソースとなってきます。これには願力というものを貯めることで威力が増えるという性質が(たしか)あり、これを貯めるのには元素エネルギーを回収したり他のキャラの元爆を撃つ必要があります。一方で、雷電将軍のスキルには他のキャラの元爆の威力を高める効果があり、元爆には元素エネルギーを高速で回収できる効果があります。つまり、チーム全体で元爆がどんどん高威力で回るのです。

 ところで、現在のエウルアを主軸に据える前にはジン、フィッシュル、ベネット、バーバラというパーティで冒険していました。育成も不十分で、聖遺物も天賦もほとんど手を付けていませんでした。通常戦闘での主なダメージソースはオズと過負荷で、ジンの通常攻撃だけがいくらかマシな火力を出せました。本当に微々たるものでしたが。

 このパーティで最大火力を出すには、フィッシュルとバーバラのスキルを発動した上でジンとベネットの元爆を重ねて展開します。後はずっとジンで殴り続けるだけです。ボスに対しては時間がかかるものの、どうにか倒せるだけでのパワーはありました。

 ただし、元爆をふたつも消費するため、そう頻繁に放てるコンボではありません。元爆が使えない間は、オズを敵の近くに置いたりジンやベネットのスキルでどついたりして元素エネルギーのリチャージに努めなければなりませんでした。

 その名残か、今でも元爆を出し惜しみする癖がついています。元爆を出し惜しみしていては、雷電将軍の強みを生かせなくなってしまいます。高速回転するバフの盛られた元爆は、まず元爆を撃たなくては始まらないのです。

 レジェンズのアルティメットやスプラトゥーンスペシャルもそうですね。きちんと必要な局面まで温存できるならいいのですが、それで抱え落ちしたり撃たないままに終わってしまっては意味がありません。こういう貧乏性はどうすれば治せるのでしょうね。 

 今回のツアー先は、アメリカのコロラド。農場をフリーダム・ファイターズという傭兵集団が占拠し、何かの作戦に備えています。

 当然スーツ姿の一般人が紛れ込める場所ではなく、しかも周りのNPCはほぼ全員が兵士です。47のターゲットはここのリーダーたちで、なんと4人をこの厳重な警備の中で始末しなくてはなりません。

 農場は大きく作り替えられており、ほぼ全域で傭兵たちが働いています。司令部は農場主のものだったらしい白い家に構えられています。周囲に人は住んでいないようで、秘密作戦に備えるには絶好の立地に見えます。


 傭兵たちはそれぞれのエリアで別の業務に勤しんでおり、この赤い納屋では特殊作戦の訓練が行われていました。メンバーはいかにも強そうな戦闘服姿です。

 今回の作戦はリムジンへ突撃して護衛を始末、バールでドアをこじ開けてからターゲットを拉致するというもののようです。訓練用リムジンの腹がめちゃくちゃなのは、車での突撃をイメージしたバッタリングラムの突撃を何度も受けているからですね。

 白い家の中にお邪魔しましょう。中には粗野な農場に似つかわしくないサーバーや電子機器が運び込まれ、ハッカーたちが働いています。3Dプリンタもありました。私の家にもひとつ欲しいですね。モンスターボールplusのケースを探しているのですが、既製品にはぴったりなサイズがなかなかないらしいのです。

 2Fにはリーダーであるショーン・ローズの部屋もあります。ローズは潔癖症で知られており、部屋の中は見事なまでにシンメトリーで統一されています。調度品も左右対称というのはやりますね。机にある鉛筆もきちっと揃えられています。

 もし部屋の中のものがずれていたら、たちまち激しい発作に襲われるそうですよ。綺麗好きも大変ですね。

 ところで、今回のターゲットのひとりはゴムマスクを被っています。いかにも不気味な男で、マイケル・マイヤーズを思い出しますね。こいつの変装もしてみたいところでした。

 地下には見ず知らずの捕虜が捕まって拷問を受けていました。TPPとは違い、捕虜を見つけても助けてやることはできません。苦渋の決断ですが、彼は見捨てるしかありませんでした。

 この捕虜がいた部屋の隣には、ローズの顔認証でしか開かない扉があります。焼死体をきちんと認識してくれるかちょっぴり不安でしたが、無事認識してくれて安心しました。扉の奥には謎の部屋があり、壁の写真の中には見覚えのある顔もちらほら。これまで仕留めてきたターゲットたちですね。47はここでCIAに裏切り者がいることを知るのです。

 さて、このステージではある条件を満たすことで47は「ウィッカーマン」という能力を得ます。カカシの服を着ている間、近づいたNPCに何かが起こるという不思議な能力です。いったい何が起こるのでしょうか。

*1:カラースプレーが剥がれ落ちたら大変ですし

*2:バイト先の店長、ダーウェントもそうです

*3:複数の領域にそれぞれ多くの授業が含まれ、学部を問わず各領域内から最低でもひとつは取らなくてはならないシステムです

*4:少なくともそのひとつ

*5:できるものと仮定

*6:黒っぽくて油ぎっててすばしっこいあのあれ

*7:食べ物を食用以外で使うことがあるのです