ウルリヒトゥレタス

皐月川納涼床

生存報告

生存報告: 2023-12

「終わりよければすべてよし」だなんてのは、感情に限れば嘘っぱちです。いいことも悪いことも等しく本物なのですから、そこから生じた感情をどうしてなかったことにできましょうか? よい最後を迎えても嫌な記憶はドス黒いタールのように足元へへばりつき、…

生存報告: 2023-11

年の瀬になってしまいました。今年もそろそろおしまいです。1年をやり切ったという満足した気分で大晦日を迎えられることはあるのでしょうか。 今年は始まりからしてひどい年で、嫌になるくらい嫌なことがありましたが、それでも大学生最後の年を私なりに楽…

生存報告: 2023-10

夏もいつしか終わり、今年の残り時間が気になってくる時期になりました。8月や9月の時点でも年の半分以上が過ぎていることはわかるのですが、でもなぜかあの頃はそんな実感があまりないんですよね。 もういくらかすれば、私にとって厳しい季節がやってきます…

生存報告: 2023-9

夏休みもおしまいです。この夏は楽しく過ごせましたか?私は⋯⋯どうだったでしょうか。楽しさと苦しさの落差が大きく、その波に揺られていたような気分です。夏っぽいことをするのには失敗しましたが、まあ無為に過ぎることだけは回避できたと思います。ずっ…

生存報告: 2023-8

<学校> 4年にもなって、期末レポートをうっかり出し忘れました。教授の知り合い補整が入ることを祈るしかありません。 ディズニーのサークルでは、夏合宿が開催されました。当然行くものと参加に投票しましたが、蓋を開けてみれば4年生はなぜか私だけでした…

生存報告: 2023-7

もう今年も半分が過ぎました。しかし、半年という時間など取るに足らないものです。この通り、ほんの一瞬で崩れ去るのですから。 <学校> 各授業も終盤、というか期末です。中学校からの付き合いである期末試験とも、もうそろそろお別れなのですね。実に長い…

生存報告: 2023-6

去年の今頃、私はホテル暮らしを満喫していました。あの食と住が保障され、責任あることを何も考えなくていい期間は夢のようでした。もうあの宿泊療養制度は消えてしまいましたから、またあの生活を望むならそれこそ刑務所か老人ホームに行くしかなさそうで…

生存報告: 2023-5

そういえば、これが大学時代最後のゴールデンウィークでした。弊学は平然と国民の祝日に授業をする国賊大学ですし、なぜか土曜日に授業がありがちだったので実感がほとんどありませんでしたが、これからの人生では貴重な連休だったのでしょう。去年の方がず…

生存報告: 2023-4

年度を3月終わり4月始まりにしようと考えたのはどこの誰だったのでしょうね。便利なところもあるのでしょうけど、それにしても「年」と「年度」と近い名前にしたところはセンスがないと思います。思いっきり違う名前にすれば間違うことも減るのに。 まあ、も…

生存報告: 2023-3

物事は悪い方にばかり転がっていくものです。 <学校> 追いコンというものをご存知でしょうか。追い出しコンパという意味(たぶん)で、卒業や引退していく者たちを送り出す会ですね。要は、最後に楽しもうねということです。 委員会の我々のひとつ上の代を追…

生存報告: 2023-2

がまずみは私なのかもしれませんね。 <学校> 幸か不幸か、今年は2月まで課題が持ち越される授業はありませんでした。後はただ、成績発表までたくさんの不安点に怯えるばかりです。落単は避けられそうにありません。いくつなのかが問題です。 ある授業では、…

死亡報告: 2023-1

成人の日なんて大嫌いです。 <アルバイト> 以前あったシークレットショッパーによる潜入調査の結果が発表されました。一般客のふりをして来店し、項目ごとに点数を付けて評価するのです。私のいる時間帯はそもそも彼らに遭遇する確率が低いのですが、それで…

生存報告: 2022-12

2022年もおしまいです。楽しい思い出がいっぱいの素敵な年でしたね。幸福があるのもここまでです。 <学校> 今年もまた、委員会の局旅行がありました。今回の行き先は伊東です。 悲しいことに、去年とは違い3泊2日になったことをすっかり忘れていたため、シフ…

生存報告: 2022-11

ほぼ何も思い出せません。今と同じように生きたはずの1ヶ月がまるで存在しなかったかのようで、とても虚しい気分になりますね。 <学校> 実習のほとんどはこの11月でした。この一部始終は別の記事にまとめていますから、もし興味を抱いて頂けたのなら、ぜひそ…

生存報告: 2022-10

ひとたび手を抜くことを覚えると、ヒトはそれに慣れてかつてできたはずのこともできなくなってしまうものです。まえがきも同じですね。 <学校> とうとう大学祭がやってきました。対面形式での開催である点は去年と違います。どうにかこうなったことには安堵…

生存報告: 2022-9

にょわ~ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ <学校> 先の何も動きがなかっ…

生存報告: 2022-8

8月は夏休みです。これは今まで何年も続く真理であり、自然法則でした。しかしながら、信じ難いことに休みなのに休もうとしない者がいます。 この夏は、サマーインターンというものが始まるそうです。7月中に申し込みをしようとしたものの、あまりに選択肢が…

[2022] 9月に書く、7月の生存報告

去年の夏休み、スターバックスはJIMOTOという新作フラペチーノを発表しました。今年こそちんペチ*1はじめ3つを同時展開するものですが、去年は各都道府県で違うフラペチーノを一斉展開するというもので、なのに期間が47日もないのでコンプしようとすると1日…

[2022] 7月に書く、6月の生存報告

去年の今頃何をしていたか思い出せないのはもはやいつものことですが、ここまで暑かったとはちょっと思えません。サンダルを履いたら多少はマシかと思ったのに、サンダル本体が熱くなって結局脱いで過ごしました。あったかなかったかよくわからなかった梅雨…

[2022] 生存報告番外: 506番房記録 7日目

なぜか明け方に目が覚めた。時刻は驚くべきことに5時台だ。早く寝たわけでもないのに、どうしてこの体は自殺行為をしたがるのか理解に苦しむ。窓の外からはここに来て初めての暴言だかが聞こえてきたような気もしたが、確認するのも怠くて寝た。 今日もまだ3…

[2022] 生存報告番外: 506番房記録 6日目

この起こされ方にも不服ながら慣れてきた気はするものの、不機嫌になるのは変わらない。ただ、朝食の配給開始(7:30)放送の際、最後にデータ入力がまだの者は早く済ませるように促される。もしかすると、朝は30分くらい遅くても催促の電話が来ないのかもしれ…

[2022] 生存報告番外: 506番房記録 5日目

他のことには慣れてきたが、この起こされ方にだけは慣れる気がしない。ただ、この4回の朝はすべて起きている。念を入れて何重にも仕込んだアラームを感知できなかったことすらあるが、この放送なら起きることができているのだ。未知のテクノロジーが使われて…

[2022] 生存報告番外: 506番房記録 4日目

朝についてはもうどうしようもない。掛川では自然に目が覚めていたが、ここでは強制的に起こされるというのが大きな違いだ。ただし、あちらでは教習という寝たり集中を解いてはならない時間があったのに対し、こちらにその縛りはほとんどない。 ちなみに、放…

[2022] 生存報告番外: 506番房記録 3日目

また嫌な朝だ。放送を止めるスイッチなどあるはずもない。スピーカーを塞ぐことも難しそうだ。頭を埋めて耳を塞ごうにも、ここの枕ではあまりにも頼りない。 暗闇で不機嫌になっていると、電話がかかってきた。さっき入力は済ませたはずだったが。応答したと…

[2022] 生存報告番外: 506番房記録 2日目

収監されて最初の朝は、全体放送で起こされた。専用システムへのデータ入力を準備せよという。7時の点呼だ。もうそんな時間かと思ってまだ眠い中時計を見ると、時刻は6:45だった。 体温計を腋に差してクリップのような機械(何をどう測定しているのかは不明だ…

[2022] 生存報告番外: 506番房記録 1日目

なんやかんやで隔離される身になった。幸いにも親が看病してくれはするものの、実家暮らしでこれはかなりの負担になるだろう。宿泊療養(ホテル療養)への移行が決定された。 泊まるホテル名が通知されたのは前日で、その際に迎えが来る時間は明日また伝えると…

[2022] 7月に書く、5月の生存報告

5月4日がスター・ウォーズの日であることは、もう言うまでもないでしょう。今年はやっとリアルイベントが解禁されましたが、やはり以前のものとは比べるべくもない程につまらなさそうでした。人数制限は悪い文化です。 新宿には大きなディズニーストアがあり…

[2022] 6月に書く、4月の生存報告

季節はまるで違いますが、近所で催される夏祭りが私は好きです。出店のくじ引き屋や射的屋に夢を見たのも今は昔、それらに金を使わなくなって久しい私ではありますが、今でも1日くらいは祭りに行きますし、金だって落とします。 私が買うのは、言うまでもな…

[2022] 4月に書く、2月の生存報告

彼方からの手紙のことを思い出しました。小学校の頃、おそらく近くの駅の周年企画でタイムカプセルを作ったのです。中に入れた手紙には最近の流行りとかそんなつまらないものくらいしか書いた覚えがありませんが、開ける時にはできるだけ立ち会うつもりでい…

[2022] 4月に書く、1月の生存報告

めでたい新年です。今はまだ、辛うじてそう感じていられます。雰囲気に流されているだけかもしれませんけど。 依然として寒い季節が続いています。手足の冷え込みは、今年も予想通りでした。初売りで妹と親に勧められた厚手の靴下も買いました。暖かいことは…