ウルリヒトゥレタス

皐月川納涼床

[2021] 1月に書く、12月の生存報告

タイトルから思いっきり虚偽表示をしてしまいました。書き始めたのは2月です。下で書いているように、とうとう21歳になりました。つまり年老いたってことです。老いたので書ける文章の量が減るのも道理でしょう。ということで今回から短く*1なります。

どうして20000字を書こうとしていたのでしょうか。誰が強制するでもなく、何を損するでもないというのに、奇妙な話です。普段の授業におけるリアクションペーパーなんて、せいぜいが300字とかそこらです。1000字に達することはほとんどないでしょう。

すでにほとんどのことが思い出せません。いつものように私の記憶力が死滅しているのか、それともそもそも古すぎるのか、どちらでしょうか。たぶんどっちもですね。

師走といっても、いつも課題に追われているのであまり普段と変わりません。いえ、普段は課題を間際まで無視していますからそうでもないのかもしれませんが。どちらにせよ、課題提出前夜はいつだって師走なのです。

今回は短めになりましたが、それはネタがなかったからではありません。賞味期限を過ぎたとしても、消費期限はまだどうにか無事なことに賭けたかったからとっとと上げるのです。箱根旅行の話、明らかになる期末課題の話、出かけた話はまたどこかで書くこともあるでしょう。特に箱根旅行はいい思い出でした。これだけはどうにかなるはずです。

 

 

 

<学校>

そういえば、私がどの大学でどの学部に属しているか書いていませんでしたね。人種差別や性差別は許さないけどキャンパス差別はむしろ励行大学、TOEIC2回受けさせる学部、TOEIC2回受けさせる学科といいます。学部と学科が同名なタイプです。こういうタイプのところって、同じ文字列を毎度2回書かないといけないのがストレスですよね。大学はこの労役に対し補助金を出すべきです。

この学部では英語が3年生の前期まであるらしく、そのクラス分けは毎年度末のTOEICによって決定されていました。昨年度は年末年始くらいだったので、テニスで同じクラスだった女の子に助けられたわけです。テストの存在ごと忘れていましたからね。

まだお礼は言えていません。苗字だけは覚えていますから、いつかひとこと伝えたいものですが、あっちからすれば困惑するだけでしょうから難しいところです。

で、今年はどうやらそのクラス決めに影響するTOEICが3月頃にあるそうでした。それはいいのですが、なぜか12月に全学部へ向けてTOEICを受験するようにという通知が来たのでした。

これはまったくクラス決めと関係ありません。去年こんなものがあった記憶はありませんから今年になって始めたのでしょうが、どうしてやることにしたのか不明です。

受験料は大学負担だとか恩着せがましく言われましたが、その分授業料あたりを減額して欲しいものです。一切使わなかったのに設備維持費を満額取ってったの、忘れてませんからね。

弊学部も弊学部です。どうせ1回受けるのだから、クラス分けもそれを参照すればいいのにと思います。上層部との連携が取れていないのでしょうか。

さて、大学祭は10月に終わり、委員会の引き継ぎも11月にはほとんど完了していました。12月にあったのは、新たに1年生を獲得するための勧誘でした。

説明会があるというので、私もその手伝いを買って出ました。窓口からプロジェクターとスクリーン、スピーカーを借りて会場となる教室に設置します。プロジェクターとは小学校時代からの付き合いですが、組み立てるのは今回がはじめてのことです。

時期こそ違いますが、私もこのような説明会に参加して入ることを決めたのです。無事に後輩へこの流れを継承できるのでしょうか。

設営も準備も早く終わったため、スネークのPCをプロジェクターに接続して『孤独のグルメ』を観ることにしました。そういえば、高校時代も学園祭実行委員会の仕事中にプロジェクターを私的利用していたものです。他の者がセットした『プリズマ☆イリヤ』を一緒に観ていました。誰かと誰かが動く歩道ですれ違っていた気がします。そういえばあれ以降一切触れていません。

画面に映し出されるおいしそうな料理を観ている内に、我々は自分たちも腹が減っていることを思い出しました。外はもう真っ暗な時間帯です。たちまち数名がコンビニへ向かいます。私は朝から何も食べていませんでしたが、金を惜しんで何も買いませんでした。

予定されていた説明会の開始時刻が訪れ、我々はいつ1年生がやってきてもいいようにスタンバイしました。スライドがセットされ、BGMとして前回のテーマソングも流しました。

ところが、誰もやってきません。追加でインスタの公式アカウントに説明会開催中のお知らせを投げても駄目です。1時間くらい待った(段々飽きてきた)後、全会一致で解散が採択されました。

そういえば、私が説明会に迷い込んだのは看板を掲げた委員に釣られてでした。当時はほとんど大学に関する情報をSNSから得ていませんでしたから、SNSであったはずの募集にも気づいていなかったのです。多くの人は私と違うでしょうけど、今回はそういった呼び込みをしていませんでしたし、それが原因のひとつなのかもしれません。

いずれにせよ、説明会参加者0人という驚異的な記録を打ち立て、我々は委員会のsyamuという称号を得たのでした。ちなみに、他の局の説明会にはちゃんと人が来ていたそうです。

これは我々の局だけの説明会でしたが、後日全体説明会もありました。私は早めに現地入りして待機していたのですが、次第に集まる人々が誰も彼も他の局の陽キャばかりなのでいたたまれなくなり、トイレへ避難しました。

少しして戻ると、今度はミラージュと同じ学科のサムが数分前の私と同じような様子でいました。やっぱりこの者とは波長が合います。

次第にスネークやセレブも到着し、説明会が始まりました。私は他の局の者をほとんど知りませんが、参加者よりも委員の方が多い様子です。我々の局の説明を聞きに来ている者はいるのか怪しくなってきました。

この日はアルバイトがあって来られないというマッチ売り*2の代役を務め、プレゼンはしました。興味を持つ者がいたのかどうかは不明ですが。

帰り道、スネークが今後の活動について教えてくれました。私が入ったのは春でしたが、その年に何をするかの企画決めを行うのは冬(これから)なので、今度は君もそれに携われるよとのことでした。

スネークは一切悪くありませんし悪気もなかったのでしょうが、私はすっかりつらくなりました。対外部で企画なんて、どうせどこに電話するかがせいぜいでしょう。その頃、他の部や班ではどんなパンフレットを作るかとかどんな動画を作るかとかやってるのです。

どう考えてもそっちの方が楽しいに決まってますし、向いています。自分が特別クリエイティブだとは思いませんが、見知らぬ人と電話することに比べれば大抵のことは得意だと言えますからね。それ以上に苦手なことを見つける方が難しいはずです。

さて、先月*3にはとっくに本祭も引き継ぎも終わっており、この新規募集はすでに次年度への準備だったのですが、我々にはまだ仕事が残っていました。この歳から残業とは、先が思いやられますね。

それは、金や物資をくれた取引先への領収書や報告書の送付(あと今年はありがとうございましたとかまたよろしくお願いしますとかの挨拶)です。後始末というか締めというか、まぁその年度の最後の仕事ではありました。

この報告書というのは、今年はこんな企画をやったとか、来場者が何人来たとか、そんなことが書いてある書類です。当然、本祭を終えてからでないと作れません。事前に請求書を送ってあるので、その通りにこちらへ振り込まれたのを確認してから領収書とこの報告書を相手へ送るのです。

私に割り当てられたタスクはふたつ。一旦シャッフルされたようで、私が夏から秋にかけて連絡を取り合っていた取引先とはどちらも違うところでした。片方はまもなく振り込みが確認され、メールのやり取りをしていた形跡も発見されたので、そのメールに返信する形で書類を送信しました。ここまではまぁいいのです。ここまでは。

幸いにも、私がこれまで担当した取引先に厄介なところはありませんでした*4*5。しかし、他の者たちが担当したところの中にはたしかに面倒な取引先が存在しており、不幸にもそういうところにぶつかってしまった者はたびたび長のウィックへと対応を要請していました。そうしたやり取りの中に、ふたつめの名前があったような気がしたのです。

LINEを遡ってみると、見事にその名前がヒットしました。どうやら不幸な犠牲者はディスコだったようです。それは大学祭についての資料を送り協賛可否を検討願う段階におけるものでしたが、ディスコからの報告をまとめると、①郵送は金がかかるから嫌、②でもメールも嫌、③直接持ってこいとのことでした。

それに対し、ウィックは自分が対応すると返していました。その後は音沙汰がなく、メールの痕跡も発見されません。やはり、本当に対面でやり取りをしていたようです。私もウィックに泣きつくしかないようです。

そうして泣きついたところ、請求書や領収書の段階はすでにウィックが済ませているとのことでした。私に残されたタスクはただひとつ。報告書をいちいち辺境の居酒屋まで持って行ってやらねばならないのです。

しかし、アポを取らなくてはならないのが面倒です。取引先に書類を届けるなんて経験はもちろんありませんから、何をどうすればいいのかわかりません。封筒に入れるべきでしょうか?封筒にも何か書くべきなのでしょうか?内訳みたいな紙*6は?

そもそも、この時代にメールも郵送を嫌だなんて駄々こねる老害になんて会いたくありません。どう考えても話が合わない奴に違いありません。

これらが組み合わさり、私はこのタスクをずっと先延ばしにしていました。とはいえ、もう年の瀬ですし学校も冬休みに突入しそうです。覚悟を決めてアポを取るべく電話しました。

委員会の者であることを伝え、報告書を渡したいがいつなら空いているかを聞き、無事アポを取ることができました。ロザミアに誓っても使い続けて9年目のMacBookに誓っても運転免許証に誓っても構いませんが、私はこの時「報告書を渡したい」と言っているはずです。ここ、覚えておいて下さいね。まだ何も言っていないのに、私が店まで持参する流れになっていることもです。

時間の少し前に店へ到着し、店の前で待っていると、店主らしき人物が出てきて店の中に招かれました。これは昼過ぎのことでしたし、居酒屋のランチ営業が終わる時間を指定していたのでしょう。

軽く挨拶して、封筒に入れた報告書を渡します。結局、内訳を記した書類は入れませんでした。見ればわかるし当人も目の前にいるのに、そんなものを求める方がどうかしています。

報告書を見ていた店主から、さっそく声が掛かりました。こちらとしては早く帰りたいのに、迷惑な話です。以下、その会話です。ガバ敬語は気にせずにお願いします。長めなので、読み飛ばして頂いても構いませんよ。

 

「パンフレットは?」

「そちらにあるQRコードからダウンロードして頂けます」

「えっ、作ってないの?」

「ですから、そちらのQRコードからダウンロードして頂くことになります」

「持ってきてくれるんじゃなかったの?」

「事前にお伝えした通り、今回持参したのは報告書です。パンフレットのpdfデータをダウンロードできるQRコードが載ってます」

「じゃあ持ってきてないの?」

「そもそも現物としては作ってないんです」

「大学祭やらなかったの?」

「やりましたよ。そちらがその報告書です」

「来場者にパンフレットを配らなかったってこと?」

「そちらを読んで頂ければ記載してありますが、来場者がいないんです」

「開催したのに人がいないの?」

「事前にお伝えした通り、オンライン開催になったんです」

「客は入れてないのか」

「一般客は入れていません。学生のみで執り行いました」

「じゃあ一般の人にパンフレットは渡ってないんだ」

「公式サイトからどなたでもダウンロードできるようになってます」

「話と違うなぁ」

「(話聞いてないんだろうなぁ)」

「聞いてた話だとさ」

「はい」

「一般の人に現物のパンフレットを渡すってことだったんだけど」

「はい(開催形式の変更は伝えてあるはずだけどなぁ)」

「そういう話だったから協賛してるんだよね」

「はい(継続の可否も聞いてあるはずだけどなぁ)」

「こっちとしては、実物をもっと早く持ってきて欲しかったわけ」

「はぁ(聞いてないぞ)」

「お客さんの座るテーブルに置いたけばさ、宣伝にもなるじゃん」

「そうですね(どうかなぁ)」

「現物のパンフレットが欲しかったわけであって、こんなものいらないんだよね」

「はぁ(カラーコピー代と封筒代出るかな、出ないだろうな)」

「君、来年もいるの?」

「はい(ここの担当だけはごめんだね)」

「来年も現物を作らないなら協賛はしないから」

「共有しておきます(来年は協賛しないって伝えようかな)」

「こんなもの貰ってもしょうがないんだよね、持って帰って」

「お時間を割いて頂きありがとうございました、失礼致します(汚らしい手で触れたものを返すな)」

 

とまぁ、こんな感じでした。しかもこれ、クリスマスイヴなんですよ。ひどい祭日でした。

この件で、決定的に対外部の仕事が嫌いになりました。来年が憂鬱です。

大学祭の打ち上げ以降、私は飲み会というものがすっかり好きになっていました。誰かと酒を飲むということ自体かもしれません。初に近い経験でしたからね。

それを主導していた3年生が引退した以上、他に積極的そうな者がいないということもあり私がその立場になるしかないと思っていました。というか、やぶさかではないですしむしろ望むところです。アイデンティティを得るというのは大事なことですからね。

ところが、ある日スネークから2年生へ招集がかかりました。委員会の活動日は疑似全休でしたが、スネークからの呼び出しとあっては断れません。委員会の活動であればそもそも行くのですが、とりあえず現地に向かいました。

大学祭終了後、委員の間でアンケートが行われていました。私は特に文句もなかったので*7無難なことを書いて提出していましたし、それはほとんどの人にとっても同じことだったのでしょう。その中にあったただひとつの例外、自由記入欄で提出された意見をスネークは我々に見せました。

そこには、「仮にも学校公認行事の実行委員会が未成年者飲酒を黙認するのはどうかと思う」とありました。未成年者である可能性があるのは1年生と2年生の一部ですが、おそらくこの意見を書いたのは1年生でしょう。これまでも同じ意見が出されていたのならこうはなっていなかったでしょうから、2年生か3年生である可能性は低いと思われます。さらに、酒のある会に出席していた者は限られています。

さぁ、犯人は誰なのでしょうか。といきたいところですしそうなるのが人情というものですが、スネークは犯人捜しを望んでいないようでした。それもわかります。「こいつがひとりだけ面倒なこと言ってる奴なんだな」と思って過ごすのは嫌なものでしょうからね。疑心暗鬼になるのも同じくらい嫌そうですけど、情報というものは不可逆ですから、知らないままでいいのかもしれません。

ちなみに、この日は昼休みにこのことと「1年生がいる場では酒を許可しない方向でいこうね」を伝えてそれで終わりでした。数十倍の時間を移動に費やすことになりましたが、悪くはないものです。

こうして1年生を誘いにくくなった私は、2年生のみでの食事を企画することにしました。その話をスネークにしたところ、「店も決めてくれるんだよね、よろしくね」となったので、店を決めるところも私がやることになったのでした。

大勢で行くところを決めるのも、事前に予約をするのも初めての経験です。どうにか近くの店を検索し、よさげなプランのある店を絞り込むことはできました。しかし、我々の人数を収容できるかどうかが不明でした。店内の写真が見つからないのです。

ところで、この日の近くにミラージュの誕生日がありました。もう委員会の活動もなかったので、私はこの機会に祝おうとして誕生日プレートを出せる店でさらに絞り込みをかけました。結果、席はまだわかりませんが無料でプレートを出してくれる店を発見したのです。値段も悪くはなさそうです。

なお、この誕生日プレートはサイトからクーポンを適用することで無料となったのですが、ここには幹事無料クーポンもあったので悩みどころです。クーポンは1枚しか適用できないのです。

サイトから予約を済ませると、店から電話が来ました。自由記入欄に大きな個室を希望すると書いておいたのですが、それが大丈夫だということでした。無事、与えられた任務を遂行できました。これならまたやってもいいですね。

当日、店の場所がわからなくなって彷徨うというハプニングこそあったものの、食事会自体は成功裏に終わったものと自負しています。店にも品にもみんな満足してくれていたようでした。乾杯の音頭はぐだぐだになってしまいましたがね。大人数に号令をかけるのには慣れていないのです。

我々は一定時間ごとに席を移り変わっていました。最初から最後まで卓が同じメンバーではちょっともったいないですからね。今回のプランはコースだったので、終盤になってプレートはそろそろかなとなっていた私に、スネークが「そろそろ席替えしない?」と言い出しました。

そばにいたマッチ売りが「別にもういいんじゃないかな」と言い、私も今更変えなければならないわけでもないのではと思っていましたが、ミラージュから来た目配せで事態を察し、幹事権限で席替えを呼びかけました。大勢へ呼びかける言葉として諸君を選んだら笑われたのはまた別の話です。次は皆々様とかにしましょうかね。

私が読み取ったスネークの真意は正しかったようで、そうその通りというような表情を浮かべていました。誕生日プレート授与に備え、個室の中央部にミラージュを呼びたかったのです。ミラージュの学部は人数が多かったので、それを口実に彼らを中央へ誘導することもできました。私にしては我ながらいい機転です。

この1分に満たないできごとはちょっとした知見をもたらすのですが、それを書くのはまた別の機会に取っておきましょう。私が覚えていられるといいですね。

旅行と課題については、冒頭に書いた通りです。もう少し無為に過ごす時間を減らすべきなのはたしかですが、これを書いている時間も無為ではないと断定しきれないのが残念なところです。

 

 

<アルバイト>

私がアルに案内されてオーバールックのバックヤードを回っていた時、IDカード認証式の分厚いドアを見て「財団施設みたいだなぁ」と思っていました。自分もIDカードを持つ身なので、よくこのようなドアを開けています。オーバールック上層部はどうせDクラス職員程度にしか我々を考えていないのでしょうけど。

ところで、217号室のあるフロアには倉庫室区画があり、そこのドアもまたこのような形式のものでした。217号室の倉庫もこの中ですから、私のセキュリティクリアランスレベルでも問題なく通過できます。

ただ、このドアだけ自重で閉じてくれないという厄介な性質を持っていました。完全に開いたままということではないのですが、ドアのツメみたいな部分がドア枠に入るまでは閉じてくれないのです。最後に人の力で押し込んでやらねばなりません。

しかも、これらのドアには閉め忘れ防止機能なのか、一定時間開けたままでいるとアラートを鳴らす性質があります。冷蔵庫みたいですね。つまり、このドアが自重で閉まった後、さらにもうひと押ししてやらなければ完全には閉まらず、アラートが鳴り響くという寸法なのです。

自分ではどうにもできず、困るとすぐに泣き喚いて助けを求め、蹴りつけると静かになる。まったく、こう書くと実にひどい字面です。耳障りなアラート、もう1年近くここにいるのにまたも同じミスをしたことへの苛立ち、このドアをいつまで経っても修復しようとしない本部への怒り、それらが合わさってつい蹴りつけてしまうんですね。

例の月末特大タスクは12月にもありました。普段と少し違う点として、年末年始に5時間働くと発生する2000円のボーナスが存在するそうです。アルマンに聞いたところ、今回はおそらく22時頃には終わるだろうというので、逆算ついでに念のために余裕を持ち、16時からの勤務でシフトを申請していました。

ところが、いざ始まってみると、というか始まる直前になって、事前に用意されていた資料に欠陥があることが判明しました。さらに、作業を進めていくと更なる問題が露呈します。これは商品の数を確認するタスクなのですが、あまりに広範の商品において数が合わないのです。これまでも数が合わないということはありましたが、これほどまでに多くの商品で発生するのは初めてのことです。よく売れてよく補充される商品であればまだわからなくもないのかもしれませんが、あまり売れない商品ですらそうなのです。

この未曽有の事態に、オペレーション参加者の面々は混乱しました。こんなに数が違うことはないはずなのに、データは違うと主張しています。ミスを日頃から繰り返しがちなこともあって資料を作ったダーウェントに疑いの目が向く中、集計作業をしていた者が原因を特定しました。私にはよくわかりませんでしたが、ダーウェントが原因でないということだけはわかりました。軽率に判断するのも考えものです。

どうにか今回も終わりはしましたが、あらゆる手段で帰路を急いでも結局家に帰りついたのは23時59分でした。リビングに駆け込んだ時には、カウントダウンが7秒前まで到達していたのです。帰ったらゆっくり風呂に入るか年越しそばを食べるかの片方しかできないな、どちらにしようかしらと思っていたのに、どちらもできませんでした。そんな忙しい大晦日だったのです。

後日、アルにこの話をしたところ、「もしかして7時間働いてたのでは?」と指摘されました。その通りです。当初の予定よりも大幅に遅れ、数えてみれば初めて7時間も連続で働いていました。「わぁびっくり」くらいの感想しか抱かなかった私ですが、アルによれば労働基準法だかの法律に引っかかるらしいのです。7時間以上働いた者には休憩を与えなければならないとのことです。こんなんで厳しい現代社会を生きていけるのか、不安が残りますね。

 

 

 

<PS4>

原神にあったことで覚えているのはふたつだけ。ひとつは、どうにか辿り着いた天井でエウルアを2枚抜きしたこと。これで最低目標の2凸は達成できました。2枚抜きなんてあと数年はないでしょうね。そしてもうひとつはアルベドのイベントです。

作った雪だるまのひとつがこちら。楽しそうですね。

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アルベドの出生にせよ、ベースキャンプにいた少年の父親にせよ、重要な情報を期間限定イベントで出すのはやめて欲しいものです。フォートナイトの死者の声を思い出します。あれはあれでよくない試みでした。

レジェンズではヴァルキリーのシーズン以降、プレミアムバトルパスを買っていました。そして今回、初めてコイン産スキンに手を出したのです。有償スキンですね。

買ったのは、「クロースティック」。サンタをモチーフとした、コースティックのクリスマススキンです。人生で男キャラのサンタコスを買うことになるとは思いませんでした。ガスグレネードがデフォルトと同じなのは少し惜しいところですが、見ていて楽しいので好きです。髪が白髪でガスおじ(いちゃん)と化しているので、エモートがいちいちかわいらしく見えてきます。

そして、そのコースティックをよく使っていました。ミラージュのデコイも同じようなものでしたが、ガストラップにうまいこと敵が引っかかってくれると楽しいものです。アルティメットがもっと早くリチャージされてくれたりガスのダメージがもっと高いと嬉しいのですが、EAには望むだけ無駄でしょうね。私の推しは不遇になる定めとなりがちです。

そうして戦った結果がこれです。

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やりきれませんね。

そうそう、FALLGUYSのことを覚えていますか?ゼリービーンズみたいな生物が生き残りと王冠を賭けて様々な競技に身を投じる、バトルロイヤルゲームです。このゲームは『Portal』や『NieR:Automata』、『Untitled Goose Game』といったゲームに加え、キズナアイゴジラなどジャンルを問わず他の作品とよくコラボすることでおなじみですが、今回は『ナイトメア―・ビフォア・クリスマス』とのコラボが行われました。

町長、サリー、ジャック、サンタ・ジャックのスキンや限定装飾品が実装された一方、イベントトラックを完走することで限定勝利モーションが入手できました。

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勝利すると幽霊犬ゼロがどこからともなく登場するというものです。BGMも変わるという手の込みようで、手に入れられてよかったです。完走にはチャンピオンを1度取る必要があるので、ちょっと運も絡んできますからね。

ヒットマン3では、突然のエルーシブターゲット復刻ラッシュを迎えました。以前始末したレイジを除き、手段を問わない女詐欺師「アセンショニスト」ことアリソン・モレッタ、絵を手に入れるためにはやっぱり手段を問わない「コレクター」ことコディー・ヘインズ、一般人をも手にかけ刺客すら返り討ちにする女暗殺者「イコノクラスト」ことジョアン・ベイズウォーター、ずさんな仕事で大事故を起こした建築検査士「ライアビリティー」ことテレンス・チェスターフィールドを始末しました。

コレクターの暗殺任務では、ターゲットの暗殺以外に任意タスクとして絵画の回収が設定されていました。試しにPS4の配信機能で友人に画面を見せながらプレイしていたのですが、いつの間にか知らない人が紛れ込んでおり、うっかり絵画の回収後にサイレントアサシンに失敗したところ、アドバイスをくれました。

普段、エルーシブターゲットで失敗した場合はソフトのホームに戻ることで再トライすることができます。しかし、これは何らかの目標を達成する前までのことです。目標達成後は再トライが封じられます。この状態に陥ったわけです。

ところが、ここでソフトのホームに戻ることなくソフト自体を強制終了することで再トライが可能というのです。実際に試してみたところ、うまくいきました。この誰かの助けがなかったら、サイレントアサシンでコレクターを始末することはできなかったでしょう。ありがたいことです。

イコノクラストでは、ブリーフケースの中に催吐毒発生装置を仕込み、人前で起爆するというテクニック(誰かが上げた動画で知りました)を使って窒息死を狙ったところ、イコノクラストがよろよろと高所の手すりに向かいました。その先は崖です。背中を押せば転落死させられますし、その現場さえ見つからなければ事故死判定です。「ひと押しすればヤれる女」の誕生でした。

ところで、このイコノクラストはターゲットを始末する際、故意に一般人を巻き込む手法を使ったことから相棒のハンドラーが密告し、所属組織の抹殺対象となっています。idea47もよくやることなので、ちょっと反省しましたね。ダイアナが裏切らないことを祈るばかりです。

そうそう、このゲームのフォトモードは結構不便です。PCである47がカメラを持つという形式のため、47自身を撮ることは鏡でも通さなければできませんし、時も止まらなければ角度も動かせません。そんなわけで見る機会はなかったのですが、ある時消火斧を逃げるドレスの女の後頭部に投げつけたところ、斧が命中した勢いで女の体は前に吹っ飛び、その勢いでスカートがめくれたままになったのです。

下着がわざわざ作られているのは初めて知りました。灰色の地味なものでしたが。死してなお、後頭部に斧を生やしながら地面に突っ伏し、下着を晒しているというのはどうにも哀れなものです。こうして47は最低なスカートのめくり方を会得したのでした。

さて、このゲームにはエルーシブターゲット以外にも期間限定イベントがあり、今回は去年開催されたというクリスマスイベントが恒常化しました。ということで、クリスマスのパリを見てみましょう。

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サンタさんへのプレゼント、クッキーとワインですね。私の家ではクッキーとミルクを置いておくのが習わしでした。ソリが飲酒運転にならないか、ちょっとだけ心配が残ります。

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クリスマスの豪華なごちそうです。テーブルに溢れんばかりの量で、ちょっと食べにくそうですね。七面鳥もあるようです。

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こちらは厨房を写したものです。気軽に食べられる軽食の準備が進んでいるようですね。おや、真ん中に見えるのは寿司でしょうか。パリでも寿司は人気なんですね。

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ここは地下の警備室。招待客の安全を守るため、監視カメラで敷地内を見張っています。何かトラブルがあればすぐに駆け付けられるよう、警備員も待機していますね。

 

 

 

<神バハ>

前回書いたナノを求めるロリコンは、驚異的なスピードでイベントを走り始めました。いざとなれば私ひとりでかつほんの少しの時間走るだけで本選へ持っていけますから、予選最終日の夜に様子を見て、他のメンバーが抜け殻であれば私の出番だと思っていました。システムを説明したとはいえ、初心者に任せるのは少し酷だと思ったのです。

ところが、夜に様子を見てみると余裕で本選圏内にいるではありませんか。珍しくちゃんと中身のあるプレイヤーが同チームになったのかと思ってメンバーを確認すると、他のメンバーは全員抜け殻であったのに、ロリコンだけが走っています。というか、ボーダーラインを余裕で飛び越えています。

これでは私の方がキャリーされているようなものです。むしろお荷物です。寄生虫です。どうにか協力しようと思っても、私にできることなどもう何もありません。無事予選はそのまま終わり、私は初心者の力で本選へ連れて行ってもらったのでした。

ロリコンは本選が始まって少しの間に目標地点にまで到達し、ナノの図鑑登録までをすっかり終わらせました。その後は燃え尽きたのか走らなくなりましたが、まったくたいしたものでした。私はそこまで育てこそしませんでしたが、それなりには到達しました。神撃アップまでは到達できたのでまぁいいのではないかと思います。

さて、この育成イベントでは「イベントを走って育成用アイテムをいっぱい集めたのにそれを投入し忘れる」というのがもはや恒例行事となっています。書の配分をうっかり間違えたり、タイプとスキル効果の関係性を忘れたりと他のミスにも事欠きません。そんな嫌な思い出ばかりの育成段階ですが、今回はなんとフィメイル単体対象のスキルが抽選で出たのです。

コンパスのメダルを使ったシステムあたりが近いでしょうか。コンパスのそれは存在意義の不明な10連機能やキープできない仕組みなどひどいものだと思いますが、神バハではキープが可能な上に一部では天井もあるのです。で、これまでは天井を前提として素材を集めていたのですが、今回は天井を叩く前に狙っていたスキルを引けたのです。珍しいこともあるものですね。

 

 

 

<グラブル>

きのこの山&たけのこの里とのコラボイベントがあったらしいですね。私はすっかり忘れており、終わった後に開催期間を知りました。すごくおいしい報酬があったというわけではないそうですが、限定の育成アイテムはやはり惜しいものです。

今回は(商品というよりは菓子単体としての)きのこの山たけのこの里がその育成アイテムでしたが、遥か昔にはもっといろいろな限定育成アイテムがあったものです。当時は私の戦力も現在よりずっとずっと低いものでしたから、イベントを十分に回ることはできませんでした。

ですからすべてを手に入れたわけではないものの、下位のものであればいくつか回収に成功しています。復刻は⋯ないんでしょうね。称号もなかなかいいものだったと思うのですが。

こんな老人みたいな話をしてしまいましたが、再びグラブルに戻る日は来るのでしょうか。あやしいところです。

*1:当社比

*2:なお、この者がこう呼ばれる所以となった登録協賛を紹介する役割は、この者が部長となったため後輩に引き継がれました

*3:この記事視点の「先月」なので11月ですね

*4:さっきまで乗り気だったのに書類のやり取りをメールでしなくてはならないとわかった途端やめると言い出したところを除く

*5:私が郵送でのやり取りを面倒がってメールのみ受け付けてますと伝えたせいかもしれませんが、今日日そんな考えを持っているのもどうかと思います

*6:ずっと前、書店のアルバイトに履歴書を郵送して応募する際に親から教えられたのですが、封筒の中には履歴書と共に「履歴書が入ってます、よろしく」のようなことを書いた書類を同封すべきなのだそうです

*7:しいて言えば「学生生活課へ対抗する力を持って欲しい」ですかね