ウルリヒトゥレタス

皐月川納涼床

[2022] 6月に書く、4月の生存報告

 季節はまるで違いますが、近所で催される夏祭りが私は好きです。出店のくじ引き屋や射的屋に夢を見たのも今は昔、それらに金を使わなくなって久しい私ではありますが、今でも1日くらいは祭りに行きますし、金だって落とします。

 私が買うのは、言うまでもなくチョコバナナです。砕けるチョコレートとバナナ本体との組み合わせもさることながら、やはりカラースプレーがたまりませんね。

 夏祭りはもはやチョコバナナ即売会となりつつあります。私は不器用な質ですから食べ歩きが苦手で*1、帰る直前にチョコバナナを買って慎重に帰ることにしています。

 さて、そのチョコバナナですが、驚くべきことに天下のスターバックスがチョコバナナをテーマに「チョコバナナナバナナフラペチーノ」というフラペチーノを作ってしまいました。チョコレート要素とバナナ要素については問題なさそうですが、カラースプレー要素をどうするのかが注目されていました。

 スターバックスは期待を裏切りませんでした。カラフルなチョコレートをトッピングすることで、カラースプレー要素を見事実現したのです。液中のバナナと共にストローが詰まる危険も生まれ、実際に私も詰まらせましたが些細なことです。

 このようなすばらしいフラペチーノが期間限定だというのは、なんとも嘆かわしいことです。そういうのを集めた店があってもいいと思います。それか、レジェンズのストアみたいに回転の速い復刻枠を作って欲しいものです。

 さて、私は成人式を前にして小学校時代の同級生のインスタグラムのアカウントを何名か特定していました。成人式が流れて以降、しばらくは何もしていませんでしたが、以前一応仕込んでおいたフォローがひとつ返ってきました。コンタクトを取ってみると、どうやらきちんと私のことを認識して返してくれたようでした。

 これまた駄目元で会えるか聞いてみたところ、寛大にも友人と集まる機会が近くあるから来るかとのこと。しかも、その友人たちも同じく小学校時代の者たちです。

 会ってみると、かつての面影を感じられる姿でした。それは私も同じらしく、口を揃えて変わらないねと言われました。卒業の頃、担任が「これからみんなは大きく成長して変わっていく、いずれ会う時は美人になってるかも」とか言っていたような気がしますが、私は成長していなかったのでしょうか。

 かつてのことや今のことを話します。連絡を取った者は4年生で、ちょうどこれから面接があるとかでスーツを纏っていました。その者から就職について聞かれ、まだ何も考えていないと答えると就職浪人になるのかと憐れまれました。すぐに誤解は解けたものの、心臓に悪かったですね。

 各々が知るかつての同級生の動向も話題となりました。完全な本名ではないため100%の断言には踏み切れなかったインスタグラムのアカウントに関する情報もいくつか手に入れ、中でも仲のよかったものにコンタクトを送りました。

 すると、その者もまた数名のグループを作っていることがわかりました。はぐれジェダイを探しているような気分です。こちらとは飲むことになりました。

 同じくそれぞれが知っている旧同期の消息を話していると、かつて入るだけ入っていたグループのある人物について情報が得られました。その女のアカウントを見ると、アイコンが赤ん坊の写真です。自身の幼い頃の写真だろう*2と思っていましたが、どうやらそうではないようです。

 自身ではないとすれば、この赤ん坊は誰なのか?にわかには信じ難いことですが、この赤ん坊は同期の女が産んだものらしいのでした。我々が結婚ができる年齢であることはもちろんわかってはいましたが、それでもどこか非現実的な感じです。やはり世界は私の知らないところで、かつ私を置いてけぼりにして回っています。

 そうそう、念のために付け加えておくと、かつて私が好きだった女は別にいます(より正確にいうのなら「私が好きだった女たちの中にこの女は含まれていません」といったところでしょう)。ある者については特定に成功しましたが、ディズニーシーの思い出を繋げてインスタグラムの動画を作るような女になってしまっていました。この女にコンタクトを取るべきか否かについては、未だ結論が出ていません。

かつての同期の変貌に混乱していると、今回コンタクトを取った者自身もスプラトゥーン2でJKを釣っていることが判明しました。ポンポン砲ではなく.96ガロンを撃ち、ライトセーバーではなくパブロを振り回し、スコーチ級タイタンではなくヤグラに乗っていれば私もそうなっていたでしょうか。

 見せてくれた釣果はみないわゆる地雷系でした。地雷系JKに縁はありませんが、地雷系配信者育成ADVになら縁があります。さっそくニディガを紹介したのですが、主人公の名前(あめ)がかつての彼女と同じらしく、断られてしまいました。私が悪かったです。

 その後、カラオケに行きました。私が『君は天然色』と『フライディ・チャイナタウン』を入れると、「tiktokで聴いた」と言われました。本当に言われる日がくるとは思いませんでしたね。「シャドバのカード」、「ApexLegendsのキャラ」と合わせて私の大きな地雷です。

 発売は3月末のことでしたが、妹が『星のカービィ ディスカバリー』を買っており、最初のワールドを一緒にプレイしていました。すると、いつの間にか残りをすべてクリアしていたのです。

 全クリ後に解禁される要素、ボスバトルに誘われました。最初にプレイするコンテンツが第1ステージで、次にプレイするのがラスボス後というのは歪んでいる気もしますね。

 今作はなんと3Dです。そのせいもあってか、これまでの作品にあった無敵技はほとんどが消えていました。臆病者御用達のストーンもありません。

 その分、カービィは回避を覚えました。しかも、ジャスト回避を成功させると時の進みがゆっくりになります。パリィはさすがにできませんが。今作は文明崩壊後のような世界なこともあってか、ニーアオートマタをプレイしているような気分です。

 ボスバトル後、ちまちま本編もプレイしました。詳細は伏せますが、ラスボス直前からの流れが最高でしたね。ゲームに感動することも多くなってきました。涙腺が緩いのかもしれません。

 ディスカバリーに限らず星のカービィシリーズの曲では、アレンジがどうのフレーズがどうのというのをよく聞きます。ここがメインテーマと似てるくらいはわかりますが、ループがどうの曲調がどうのと解説動画が何を言っているのかはさっぱりです。これがわかるくらいには音楽がわかるようになりたいですね。

 曲といえば、今回はオープニングで突然歌が流れます。舞台が異世界なので、言語もまったく未知のものですが、歌詞の訳は示されています。「脱いだ服 波がさらって」が好きですね。

 今回はほおばりすいこみというのが登場し、カービィは車や電球や土管をすいこんで自身の形を変化させます。車になって走り出すところで流れ出すので、いつか自分でドライブすることがあれば流してみたいものです。

 ちなみに、もうひとつドライブするシーンがあり、そこではまた別の曲が流れます。こちらに歌詞はありませんが、やっぱり好きな曲です。

 

 

 

<学校>

 授業が始まりました。例の如く履修登録に乗り遅れ、結果として前期は少なめです。取れなかったものを来年取る気力があるかどうかはまだわかりません。

 遅れたなりにシラバスを調べましたが、オンライン授業の数が驚くほど減っています。弊学部に絞って検索するとひとつも出てきません。一方で、学部共通の選択必修*3にはいくつかオンライン授業がありました。

 同じ名前だけど担当教員が違うという授業もよく見られるのですが、その中のひとつだけがオンラインという事例では、見事にそのオンラインだけが定員に達していました。他の対面授業はまだかなり定員まで余裕があります。

 あまり需要のない授業であってもオンラインというだけで需要が生まれていること、オンライン授業への需要に対して供給が圧倒的に足りていないことは明らかです。わざと減らしたとしか思えませんが、この2年間で培ってきたものをあえて放り捨てる意味はあるのでしょうか。

 災禍に直面した大学生が「対面授業を受けたい」と訴える図は見たことがあるでしょう。私だってその気持ちはわかります。おそらくですが、その理由は①臨場感ある学びをしたい、②同期と交流する機会が欲しい、③キャンパスライフを謳歌したいといったところではないでしょうか。

 私はあまり勉学に熱心ではありませんが、それでもオンライン授業では叶わないことがあることはわかっています。そして、その逆もまた然りなのです。

 去年の前期に受けた授業のように、オフラインを強行したせいで歪になっている授業もあります。歪になったのは大学自体なのかもしれませんが。オフラインである方がいいのはごく一部に過ぎないのです。

 現在、大学における私の交友関係は主に3種類にわけられます。すなわち、①委員会がきっかけのタイプ、②サークルがきっかけのタイプ、③授業がきっかけのタイプです。厳密にいうのなら、委員会に入ったのはオフライン授業の帰りに説明会へ呼び込まれたからですし、サークルに入ったのは授業が同じ者を通してです。授業が交流関係に果たしている役割は大きいといえるでしょう。

 しかし、委員会とサークルでは、当然ながら既存のグループが存在していました。今でも事あるごとに年季の差を感じます。それはあたりまえのことなのですが、ちょっとした隔たりを感じるたびにもっと早くに入っておけばよかったといつも思います。

 私には無理でしたし、これは私だけではないのでしょうが、オンライン授業の期間に友人を作るというのは決して無理なことではありません。それがたまたま陽キャから話しかけてくれたみたいな偶然によるものだろうと、それとも自分から行動を仕掛けた努力によるものだろうと、可能性は残されています。

 しかし、それを逃してしまえば、既存のグループという壁が立ちはだかるのです。ここでもやはり彼らが迎え入れてくれる可能性はありますが、年季の差というものは決して埋まることがありません。そこが楽しければ楽しいほど、失われたものは存在感を増すのです。端的にいうのなら、「今更」というところでしょう。

 キャンパスについても、無理なオフライン化が歪さを生んでいます。創作の中にあるようなキャンパスライフは、おそらくもう無理でしょう。

 かつて、キャンパスに来るのが4年生やごく一部の授業を受ける者だけだった時代、キャンパスはとても快適だったものです。それが去年になると、オフライン授業の開始により人がかなり増えました。それでも、オンライン授業が一定数残されていたこともあってか、混雑はある程度に留まっていました。

 ところが、現在では毎日食堂がひどい混雑です。2限が終わってから食堂へ行き、3限までに学食を食べるというのは非常に困難です。買うまでにかなりの時間を要するでしょう。処理能力が圧倒的に足りていないのです。

 学食にも変化はあり、去年までは販売中止だったものもだんだん解禁されています。ちゃっちいパフェを売らないことがなぜ感染対策になるのかはわかりませんが、いい兆候ではあるのでしょう。

 オフピーク割というのも始まりました。これは、3つのメニューのみ昼過ぎに買うと100円安くなるというものです。これもまたいわゆる密を避けるための試みなのでしょうね。

 これ、あくまで昼過ぎ限定なので、昼前に行っても適用されません。しかも期間限定です。本当にピークを避けさせる気があるのでしょうか。

 また、なぜか今でもキャンパスの門では検問が実施されています。毎回毎回学生証を提示しなくてはならないのです。どうしてこれだけ未だに続けているのか、理解に苦しみます。

 財布から学生証を出して見せ、またしまうという動作がただただ面倒です。塵も積もればなんとやらで、もし数えていたのなら割と結構な時間を空費してそうです。傘を持ちながら一連の動作をしなくてはならない雨の日は特に嫌になります。

 2年前、大学はオンライン授業であってもその価値は損なわれないとして授業料も施設維持費も満額をぶんどっていきました。そして現在、今度はやっぱり授業はオフラインに限るとして頑なにオンラインを拒否しているのです。感染拡大防止がどうのこうのと学生には制限を強いる一方で、これまでに移行した体制を急に戻して混乱と混雑を生んでいるのが現状です。

 これでは愛校心など芽生えるはずもありません。学校は敵でしかなく、政府やそれに類する者どももまた同様です。大変な時に助けてくれなかったりその状況の原因だったりした人って、とても憎たらしいものですよ。

 

 

 

<アルバイト>

 レジにある、金を受け渡すトレーの真名*4は、「カルトン」というそうです。トゲのびっしり生えたやわらかいシートが底に敷いてあるあれです。底の形状は校庭にあるようなトラックが近いでしょうか。

 弊店のカルトンは、本体の底に6つの穴が空いています。トゲのシートには対応するように突起物があり、その穴に突起物をはめこむことでシートが固定される仕組みです。ふたつは自由に分離できますから、その間に何かを挟むこともできるわけです。

 シートと同じ大きさに切り取り、かつ同じ位置に穴を空けた紙を挟めば、カルトンに柄をつけることもできます。そのような背景がいくつか備えられており、季節やイベントによってたまに変えていました。その背景の新作を作成する命が私に下ったのです。

 初めてのこととはいえ、PC作業ですから慣れたものです。ところがカルトンの規格データが存在せず、そこから始めねばなりませんでした。これまでも何度か作られていることには間違いないものの、そのデータは発見されなかったのです。

 作成にはExcelを使いました。昔の私なら表でもないのにExcelを使うなんてありえなかったことでしょうが、人はこうやって誉れを捨てていくのです。とりあえず現在使われているシートのサイズを計測し、セルの大きさを1cmにしてだいたいの目安にしようとしました。

 ところが、セルを1cmにしてもなぜか99mmになってしまいます。これでは目安になりません。四角形と半円を組み合わせようともしましたが、丸い部分は真円でないようでした。

 そこで、似た感じの図形を展開し、縦と横のサイズだけを計測して設定しました。弧の部分は自由にいじれるようになっているので、プロトタイプをいくつか作って調整を繰り返します。

 型を作ったので、後はそれに合うデザインの作成です。私に絵心はありませんから、挿入した図形を重ね合わせたりグループ化したりしてデザインします。ただ、他の図形にサイズや座標を合わせたり、型にぴったりと嵌め込むのは困難でした。拡大して作業しても、目が疲れるだけです。あと腰も疲れます。

 結局、図形を操作する作業にはPowerpointを用いることにしました。これなら図形の操作にアシストが入ります。さっき作った外枠のコピーを作り、位置を最背面にしてから同じ位置に嵌め込むことで背景も簡単にいじれるようになりました。

 このアシストのおかげで作業は格段に楽なものとなり、ふたつのデザインが完成しました。そして実際に印刷し、ラミネート加工するところまで辿り着いたのです。後は正しい位置に穴を空けるだけでした。

 穴を空ける際には、既存のシートを重ねて切り抜くという実に原始的な方法を用いましたが、これはあまり賢い選択ではありませんでした。元のシートにあった歪みがさらに大きくなって転写され、さらには元のシートを切ってしまう危険もありました。

 どうにか嵌め込める位置に嵌め込める大きさの穴を空けることには成功したものの、無理に押し込む必要があり、シート自体を歪ませることにもなりました。切り口から空気の侵入も発生しています。

 アルマンはこれで問題なさそうにしていましたが、後にまた作る際に同じ苦労をするのは気が進みません。しばらくは、型や手順の改良に励むこととなるでしょう。これも店への貢献には違いないわけですし、店内をあてもなく徘徊するよりPCを操作してる方が体感時間も短くて済みますからね。

 退勤して帰る際、よく若者を見ます。彼らは遊んで帰るところなのかもしれませんし、むしろこれから夜通し遊ぶところなのかもしれません。それはまぁどうだっていいのですが、私と同じように仕事帰りっぽい者を見ると少しつらくなります。

 それは、たいてい彼らが複数人でいるからです(もちろんひとりの者もあるでしょうが、数が多い方が目に留まりやすいものです)。思い返してみれば、幼稚園から大学に至るまでずっと道を同じくする人々が不足していました。道が違う、路線が違う、方面が違うといったように、一緒に帰ったり通ったりする者が少なかったのです。

 217号室でもそれは変わりませんでした。もっとも、私が入っているのは最後ですから一緒の時間に帰る者自体がいません。それに、これまで最も年齢が近かったのでさえ、ふたつ上のアルです。昔はもっと若者がいたそうですが、今では平均年齢がぐっと上がっています。私さえいなくなれば、もっと上がるでしょう。

 なお、これは他の仕事を見つけたいなと思う理由のひとつでもあります。中年に席を占領されて立ちながらひとりで帰るより、友人*5と帰った方が楽しいに決まってます。「バ先の友人」との予定が欲しいものです。

 ところが、月末に本社の新入社員が専門スタッフの見習いとしてやってくることになりました。今年度に入社したばかりですから、歳はひとつ上です。ベテランが働く横で指導を受けるのです。

 ちょうど新人にとって2日目の出勤日が私のシフトでした。出勤してアルマンから引き継ぎを受けると、①あれ*6が出た、②店で使う食べ物*7をそのままにしていたからかもしれないので袋に入れてから帰るよう注意した、③進捗が芳しくないので私に明日の準備を調整してもらう必要がある、④洗ったものをしまうのはバックヤードなので私がすることがわかりました。

 まもなくアルマンは帰り、続いてベテランと新人も帰りました。普段はここから暇潰し耐久が始まるところでしたが、今日は違います。それだけで閉店まで粘ることは難しくても、ある程度の時間稼ぎくらいにはなるはずです。専門職の領域に向かいます。

 すると、領域の真ん中にあれが半分潰れているではありませんか。幸いなことに今現在、周囲に客はいません。とはいえいつ客がこれを目にするのか、予断を許さない状況です。

 ただちにティッシュのシールドを多重展開し、それで床からこそぎとるように掴んで捨てました。念のため、消毒液を吹きかけて別のティッシュで擦ります。店の中で堂々とあれが死んでいる状況は、これでどうにか隠蔽できました。

 周囲を見渡してみると、注意されていたはずの食べ物もそのままです。また、可燃物用のはずのゴミ箱にはペットボトルが捨てられています。アルマンに指示を仰ぎ、食べ物を袋にしまいました。なお、ペットボトルはゴミ箱から出して「ペットボトル用のゴミ箱に捨てること」と付箋を貼っておくよう指示されました。

 この新人とは長い付き合いになりそうです。長い付き合いとなる前に早いとこ別の職場を見つけるべきなのかもしれませんけど。

 

 

 

<PS4>

 雷電将軍の2凸は無事成功しました。これでエウルアと並んでメインアタッカーとして戦えるようになった⋯はずです。いずれにせよ聖遺物を集める旅がまた始まります。エウルア分ですら終わっていないのに、これで大丈夫でしょうか。サブスキルの再抽選とか種類だけでも任意指定とかの救済措置があればいいのですが。

 雷電将軍の通常攻撃は威力が低く、メインアタッカーとして使う場合は元爆がダメージソースとなってきます。これには願力というものを貯めることで威力が増えるという性質が(たしか)あり、これを貯めるのには元素エネルギーを回収したり他のキャラの元爆を撃つ必要があります。一方で、雷電将軍のスキルには他のキャラの元爆の威力を高める効果があり、元爆には元素エネルギーを高速で回収できる効果があります。つまり、チーム全体で元爆がどんどん高威力で回るのです。

 ところで、現在のエウルアを主軸に据える前にはジン、フィッシュル、ベネット、バーバラというパーティで冒険していました。育成も不十分で、聖遺物も天賦もほとんど手を付けていませんでした。通常戦闘での主なダメージソースはオズと過負荷で、ジンの通常攻撃だけがいくらかマシな火力を出せました。本当に微々たるものでしたが。

 このパーティで最大火力を出すには、フィッシュルとバーバラのスキルを発動した上でジンとベネットの元爆を重ねて展開します。後はずっとジンで殴り続けるだけです。ボスに対しては時間がかかるものの、どうにか倒せるだけでのパワーはありました。

 ただし、元爆をふたつも消費するため、そう頻繁に放てるコンボではありません。元爆が使えない間は、オズを敵の近くに置いたりジンやベネットのスキルでどついたりして元素エネルギーのリチャージに努めなければなりませんでした。

 その名残か、今でも元爆を出し惜しみする癖がついています。元爆を出し惜しみしていては、雷電将軍の強みを生かせなくなってしまいます。高速回転するバフの盛られた元爆は、まず元爆を撃たなくては始まらないのです。

 レジェンズのアルティメットやスプラトゥーンスペシャルもそうですね。きちんと必要な局面まで温存できるならいいのですが、それで抱え落ちしたり撃たないままに終わってしまっては意味がありません。こういう貧乏性はどうすれば治せるのでしょうね。 

 今回のツアー先は、アメリカのコロラド。農場をフリーダム・ファイターズという傭兵集団が占拠し、何かの作戦に備えています。

 当然スーツ姿の一般人が紛れ込める場所ではなく、しかも周りのNPCはほぼ全員が兵士です。47のターゲットはここのリーダーたちで、なんと4人をこの厳重な警備の中で始末しなくてはなりません。

 農場は大きく作り替えられており、ほぼ全域で傭兵たちが働いています。司令部は農場主のものだったらしい白い家に構えられています。周囲に人は住んでいないようで、秘密作戦に備えるには絶好の立地に見えます。


 傭兵たちはそれぞれのエリアで別の業務に勤しんでおり、この赤い納屋では特殊作戦の訓練が行われていました。メンバーはいかにも強そうな戦闘服姿です。

 今回の作戦はリムジンへ突撃して護衛を始末、バールでドアをこじ開けてからターゲットを拉致するというもののようです。訓練用リムジンの腹がめちゃくちゃなのは、車での突撃をイメージしたバッタリングラムの突撃を何度も受けているからですね。

 白い家の中にお邪魔しましょう。中には粗野な農場に似つかわしくないサーバーや電子機器が運び込まれ、ハッカーたちが働いています。3Dプリンタもありました。私の家にもひとつ欲しいですね。モンスターボールplusのケースを探しているのですが、既製品にはぴったりなサイズがなかなかないらしいのです。

 2Fにはリーダーであるショーン・ローズの部屋もあります。ローズは潔癖症で知られており、部屋の中は見事なまでにシンメトリーで統一されています。調度品も左右対称というのはやりますね。机にある鉛筆もきちっと揃えられています。

 もし部屋の中のものがずれていたら、たちまち激しい発作に襲われるそうですよ。綺麗好きも大変ですね。

 ところで、今回のターゲットのひとりはゴムマスクを被っています。いかにも不気味な男で、マイケル・マイヤーズを思い出しますね。こいつの変装もしてみたいところでした。

 地下には見ず知らずの捕虜が捕まって拷問を受けていました。TPPとは違い、捕虜を見つけても助けてやることはできません。苦渋の決断ですが、彼は見捨てるしかありませんでした。

 この捕虜がいた部屋の隣には、ローズの顔認証でしか開かない扉があります。焼死体をきちんと認識してくれるかちょっぴり不安でしたが、無事認識してくれて安心しました。扉の奥には謎の部屋があり、壁の写真の中には見覚えのある顔もちらほら。これまで仕留めてきたターゲットたちですね。47はここでCIAに裏切り者がいることを知るのです。

 さて、このステージではある条件を満たすことで47は「ウィッカーマン」という能力を得ます。カカシの服を着ている間、近づいたNPCに何かが起こるという不思議な能力です。いったい何が起こるのでしょうか。

*1:カラースプレーが剥がれ落ちたら大変ですし

*2:バイト先の店長、ダーウェントもそうです

*3:複数の領域にそれぞれ多くの授業が含まれ、学部を問わず各領域内から最低でもひとつは取らなくてはならないシステムです

*4:少なくともそのひとつ

*5:できるものと仮定

*6:黒っぽくて油ぎっててすばしっこいあのあれ

*7:食べ物を食用以外で使うことがあるのです

[2022] 5月に書く、3月の生存報告

 今、「2022年秋リリース」とか聞けば遥か遠くに感じます。しかし、どうせもうちょっとすればそんなことは忘れ去り、秋になってようやく思い出すに決まっています。そしてその時にはのんびりと「もう秋か、早いなぁ」とか考えているに違いないのです。

 手足の冷えから解放されるかされないかの内に、今度は花粉症がやってきます。今年もまた、ティッシュを持ち歩くはめになりました。ポケットティッシュでは到底足りないので、大型のやつです。もし携行するなら外装がビニールのものをおすすめします。

 ところで、私のものとなったポケットティッシュはその多くが悲惨な運命を辿りました。鞄の中に入れておくと、大抵はぐちゃぐちゃになるのです。プリントも同じです。

 鞄の中というものは恐ろしい場所です。開けたばかりのポケットティッシュも、大事なプリントも、貰った小さな菓子*1も、有線イヤホンも、充電ケーブルも、ありとあらゆるものがねじ曲がり、こんがらがり、そして時には忽然と姿を消すのです。

 この奇妙で凶悪な力の原因は現在に至るまで不明のままです。透明な鞄を使い、監視下で様々な動きをさせて検証すれば自由研究にはなるかもしれませんね。できればいっそのこと卒業研究にしたいところですが、これがどの分野に属するのか検討もつきません。

 ヴィーナスポートという場所をご存知でしょうか。以前にも行ったボーダレスという場所の近くにある商業施設です。異国の街のような内装が特徴的で、少し前には『相棒』でVR世界として登場しました。

 ずっと前、大阪のユニバへ行った際にあるフローズンヨーグルトの店を利用し、とても気に入ったことがありました。ヨーグルトの味やサイズを決めた後、いくつかトッピングを選べるのですが、私はちっちゃなマシュマロだのカラースプレーだのを好むため、ちょっと多くつけてくれるのでした。

 そのピンクベリーという店も、ヴィーナスポートには入っていたのです。そこが閉じることになりました。最終日に行ったのですが、なぜか並ぶのを締め切った後でした。悲しいことに、ピンクベリーはもう九州あたりにしか残っていません。実は関東圏の店が他にもあったらしいのですが、最初に行ったユニバ前も含め閉店していました。

 悲しみに包まれ、ヴィーナスポートの中を回ってから帰りました。近くにあるボーダレスや巨大な観覧車も後を追うかもしれず、あともう1回くらいは(次は余裕をもって)行きたいものですね。

 妹の大学入学に際して、PCを買うことになりました。妹はタブレット端末が欲しいらしく、上っ面を買っていました。私はさしてPCには詳しくありませんが、RAM16GBはそれなりにいいものであると思われました。少なくとも不自由はないはずです。

 私のPCは中学1年生の時に買ったもので、RAMは4GBです。これでも課題をこなすことに不自由はありませんが、動画編集や3DCG、ラストオリジンやBF2042は無理です。

 せっかくSteamセールに飛びついて購入しても、よく見たら4GBでは動かせないため泣く泣く積んでいるゲームもひとつやふたつではありません。それらを買い控えていれば、今ごろBF2042が買えていたことでしょう。

 Twitterで「新入生のみんなは、第二外国語としてロシア語を選ばないようにしようね」とツイートしたところ、見知らぬ人からリツイートされました。そのアカウントを見に行ってみると、「ロシア語履修者の敵だ」、「ロシア語を選ぶことの何がそこまで悪い」などとひどいいわれようです。

 少し遡ってみると、どうやらその者は完全に習得できるとは思わないまでも、少なくとも面白そうくらいの積極性でロシア語を履修したようでした。ロシア語の履修者が少ないのはその者の大学でも同じらしく、それが却って団結に繋がるとも述べています。

 なんと悍しい意見でしょうか。己の居場所が恵まれていただけということには、きっと思い至りすらしないのでしょう。私がいたクラスに交流はほとんどなく、困った時に頼れる者はありませんでした。それはオンラインだろうとオフラインだと変わらず、それを無責任に無知なる新入生へ勧めるというのは、吐き気を催すほど邪悪な行為です。

 それに、現役で進学した私の同期と相互フォローだったこともあり、ざっと見た限りでは学年が私のひとつ上に思われました。それが確実かはわかりませんし、その者がいつロシア語を履修したのかもわかりません。

 しかし、もし弊学と同じように1年生で受講するシステムだったのなら、その者はオフライン状況下で受講したことになります。そうであるのなら、1年を失ってもいないくせしてのうのうと諸々を宣っていたことになります。やはり憶測の域を出るものではありませんが、かりにそうなら腹立たしい限りです。

 もしかすると、その者は私のツイートをいわゆるキャンセルカルチャーだと思ったのかもしれません。ロシアが許せないからその文化や言語も排除しようというあれです。恵比寿駅からはロシア語の案内表示が撤去されましたね。

 実にくだらないことです。言語の弾圧や禁止は、案内板の撤去や履修のネガキャンなどではなく、民族浄化の一環として行われるべきです。そんなことを現代社会ですべきではありませんが。

 そもそもの難易度が高く、クラス内での交流も少ないような授業は新入生におすすめできないというだけなのに、そのような意図を読み取られたのでしょうか。普段からそういうことばかり考えているからじゃないんですか?

 これだから意識高い系は困るんですよ。自分の正しさを妄信し、周囲もそうであるべきだと思っているのです。そして、そうでない者が許せないから「正しく」あれと押し付けてくるのです。それは当然のことであると信じて疑いません。努力論者もそうですね。

 

 

 

<学校>

 もはや授業も課題もありません。委員会の活動は2月に引き続きオンライン形式が続行されたものの、月末のある1日だけは希望者のみ対面となりました。とはいえ、本祭はまだまだ先の話であり、新歓の内容がメインでした。

 秋だか冬だかの募集で加入したメンバーの歓迎会は、なんだかんだでまだ行われていませんでした。そこで、1日だけあった活動日はそれを行うことにしたのです。もっとも、新メンバーの中で参加したのは2人か3人くらいのものでしたけど。

 平和にビンゴ大会を楽しみます。ハーゲンダッツじゃがりこといった上位賞を掻っ攫ったのは見事に既存のメンバーだけだったので、ちょっと申し訳なくなりました。私はじゃがりこを頂きました。クリスマスの時とは大違いですね。

 いつもの活動は結構遅くまで続くのですが、この日は早めに切り上げられました。ちょうど上流階級が誕生日だったこともあり、近くの店で1杯奢ろうかと思っていました。

 ところが、男衆はさっさと帰ってしまいました。最後に残ったマッチ売りもです。久しぶりに飲めると思っていた私は、しょんぼりして帰りました。すると、私が使う駅で普段は降りないはずの人々が降りました。

 そして、それはみんな女衆です。私は彼女らの少し後ろを歩いていたのですが、漏れ聞こえる会話によると、どうやらこれから夕食を食べに行くようでした。事前に店も決めてある様子です。

 程なくして彼女らは姿を消し、私はひとりで帰りました。女しかいないところに入れてくれというのはどうにも厚顔無恥ですしそんなことはできませんが、男どもももう少し頻繁に集まる習慣があればなとか思うのでした。

 委員会のイベントはこれっきりでした。次回の活動はさらに約1ヵ月先のことで、とても遠いことのように感じています。一方、同じく春休みの終盤に行っていたのが、ディズニーリゾートとボルダリングです。

 以前、同好会にそっと加入していました。これまでに参加したのはクリスマスのビンゴ大会だけで、その際も私が加入するきっかけになった者と話したのみでした。つまり知り合いがひとりだけという状況だったのですが、シーに行って泊まり、翌日ランドに行くという行程に参戦したのです。

 後者が一応はメインであり、前者と宿泊はしたい者だけで行うことになっていました。結果、ホテル組は次期3年生(の中でも特に中心的なメンバーだったと思われます)のみでした。なんなら、知り合いは女なので同室は見知らぬ人ばかりです。そんな中での参戦です。

 当日の朝、どうにか時間通りに現着した私は、致命的な欠陥に気づきました。知り合いは別ルートから来るため、私はここに来る者を誰も知りませんし、おそらくはここに来る者の誰も私を知らないのです。幸いにも合流は叶いましたが、こんな日もあるものです。

 ディズニーシーでは、エントランスから入場して道なりに進むと、大きな湾に出ます。これは水上ショーのステージでもあり、湾にすぐ近くの場所には観覧用として使われるスペースも設けられています。

 知り合いを含む別ルート組は、最速で入場してこのスペースを確保していたのでした。アトラクション重視組とショー重視組がおり、彼女らは後者だったというわけです。そこで合流してチームを再編成しました。

 そこでひとつショーを見ていくことにしたのですが、ショー重視組はみんな重装備のカメラを携えています。大口径の大砲みたいなやつです。私には想像もつきませんし違いもよくわかりませんが、さぞいい写真が撮れるのでしょう。

 ショーの後、我々は抽選に挑みました。現在では、ショーを観たりグリーティングに参加したり店へ入店したりする際、場合によっては*2抽選に参加しなければならないのです。これは運次第でパークでの体験が左右され、しかも外れればどうにもならないという非常に悪しき文化だと思いますが、これを改めるつもりはないようです。

 今回観たのは、BBBというショーでした。当たらなかった者たちの嘆きようも納得がいきましたね。当たった際は何もわかっていませんでしたが、すでに知った以上は当たってよかったと深く思います。

 その後はアトラクションを乗り回します。道中、同行していた女のバッグに幽霊犬ゼロのぬいぐるみが付いているのに気づきました。素敵なゼロだねと褒めると、原作映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』を熱く布教されました。同行していた他の者は、こいつやっちゃったなという様子です。

 ところがどっこい、私も『ナイトメアー』は大好きです。きっかけまでは覚えていませんが、幼い時代に観て以降最も好きなディズニー映画のひとつとなっています。

 特にブギーマンの手下の3人組、ロック&ショック&バレルが好きでした。彼らの歌うシーンを何度も巻き戻して観ていて、親がある年の誕生日だかクリスマスだかのプレゼントにはサウンドトラックのディスクとプレイヤーをくれたくらいです。

 『ナイトメアー』が好きな者は珍しいので、いい出会いでした。強火の布教が来た時に共鳴できるというのは、実にいいものです。また、ホンテが好きということも判明しました。

 さて、今回のインパに際してはふたつ目的がありました。端的に言うのなら、「酒を飲んでガチャを回す」ことです。

 シーにはいくつか酒を売る店があり、さらにその中のいくつかではボトルワインが売られています。もちろんグラスでも提供はされているのですが、ボトルワインを注文してさらに500円払うと、スーベニアメダルが付いてくるのです。今回のものはディズニーシー20周年仕様のデザインであり、正確にはそれの回収が目的のひとつでした。

 我々はゆるめの班行動をしていましたが、一旦全員で集合することになり、ソアリンに乗っている班を待っていました。待っている者たちは先に夕食を食べたい者は食べる流れで、ちょうどそこはボトルワインを売っている店だったのです。

 この機を流せば後はないかもしれません。夕食勢に混ざってボトルワインを注文し、飲み始めました。ちゃんと断ってからのことですよ。

 ホンテのオタクは門限があるらしく帰りました。この者は酒も好きらしく、飲みたそうにしていました。やっぱり気が合いそうです。

 しかし、9割以上初対面の者ばかりの中で突然ボトルワインをひとりで飲み始めるのは、奇行だったかもしれません。他の者にグラス1杯くらいあげた以外はひとりで飲み干し、せっかくなのでそのレストランオリジナルのラベルも撮影しました。

 その後で乗ったアトラクションも、きちんと意識を保って楽しめました。ガチャというのはパーク内に数基設置されているもので、季節やイベントに応じて中身が変わるのです。今回の中身になってから初めてのインパだったので、酒の後にアメリカンウォーターフロント*3へ行った隙を狙って回しました。

 閉園後、初めてのホテルに向かいます。寝ながらバスに揺られ、到着したのは東京ディズニーセレブレーションホテルというところでした。比較的安いところらしく、我々にはぴったりです。

 ロビーにはパークで見覚えのある椅子やアトラクションに関係する模型が配置され、エレベーターのアナウンスはミッキーマウスです。客室内も大きな絵や夜光塗料の星があり、全体的にいい雰囲気でした。

 1日中遊んだ後、さらに翌日も同じことをせねばなりません。我々は早々に消灯しました。ところが、私は3時くらいに目覚めてしまいました。しかも喉が渇いて寝つけません。

 このまま渇きに耐え、気絶するように寝るしかないと思われました。しかし、バッグに数日前の飲料水が残っていることを思い出したのです。背に腹は変えられません。それで渇きを癒し、どうにか気絶することなく眠れました。

 翌朝、同室の人々はそれぞれのタイミングで出発していきました。一方で、私と他に2名はここで朝食を摂っていくことにしました。ホテルのビュッフェです。

 早朝だからかあまり人もおらず、快適に過ごせました。ハンバーグの形がミッキーだったり、BGMもディズニーの客だったりとすでにパークにいるような気分です。個人的には、飲むヨーグルトが飲み放題なのが好印象でした。

 自由に取ることのできる料理以外にシェフがひと皿ずつ作ってくれる料理もあり、この日はエッグベネディクトでした。皿の淵にはソースでミッキー柄が描かれていたのですが、うっかり指で潰して伸ばしてしまったのが悔やまれます。

 バスでパークへ移動し、現地で1年生と無事合流しました。今日は2年生と1年生がふたりずつです。

 いつも通りスターツアーズに乗ったり新しいショーを観たりして過ごしていましたが、我々にはひとつだけ気がかりなことがあり、それがずっとのしかかっているようでした。そう、この日は成績開示の日だったのです。

 スプラッシュ・マウンテンの近くにあるグランマ・サラのキッチンで昼食を摂っていると、ちょうどその時がやってきました。通信制限下の貧弱回線でポータルサイトにアクセスします。

 ところで、弊学のポータルサイトではたまに面倒な認証を求められます。セキュアマトリクスなるもので、決まったコードではなく座標を覚えるのです。成績開示ページもこの認証に守られていました。

 数学の授業については最初から諦めていましたが、プログラミングの授業が不安でした。この領域の単位を取れているかどうかでかなり違ってきます。この領域は抽選か早い者勝ちになるでしょうし、どうにかここで回収しておきたいところでした。

 そのような将来への不安からか、その座標を部分的に忘れてしまったのです。弾かれたことでの焦りもあり、慌てて何度か試している内に完全に締め出されてしまいました。しかも、一定時間後に再チャレンジできるとかではなく、座標自体をリセットして再設定しなければならないようなのです。

 座標の設定なんて入学したころにやったきりで、覚えているはずもありません。他の者が問題なくページを開き終える横で、1年生と同じようなことをしていました。ところで、今回は違いましたがパスワードが思い出せなくなって復旧申請をし、新しいパスワードを再設定する画面になって思い出す*4ことってありますよね。

 やっと成績開示ページを開けました。予想通り数学は落としていましたが、幸いにもプログラミングを含めた他の授業の単位は無事でした。来年度は、きちんと先人から情報を得た上で授業を決めようと思います。

 同じ学部の者から、ボルダリングの誘いが来ました。何かを好んで登っていたのはせいぜい小学生まで。今でも公園にある岩場や噴水はとても魅力的に感じますが、見るだけに終わってしまいます。

 不安を残しつつも誘いに応じました。今回は初心者でも大丈夫そうなジムとのことですが、初心者向けの対象外となる事例はスキーで経験済みの私です。慎重な行動が求められます。

 壁を見ているのとひっついているのとでは大違いでした。硬くて非力でその上短い四肢を操ると同時に、事前に計画したルートのどのあたりにいるのか、そのルートを修正すべきかどうか、といったことを考えなくてはなりません。

 それでも初心者向けの壁はどうにか登ることができました。できそうにないと思っても、案外できてしまうものです。同じ難易度の他の壁や、ひとつ上の難易度の壁にも挑戦してみました。

 心配していた高所恐怖症も、登り始めてみれば気になりませんでした。もちろん飛び降りる時は怖さがやってきますけど。

 しかし、やはり限界はあるもので、登れそうな壁がなくなってしまいました。他の壁では登れた難易度であっても、傾斜によってはかなり違います。ここでは、握力を持たざる者は人間にあらずなのです。

 周囲を見渡してみれば、いかにも登れそうな人がいっぱいです。中には小さな女の子もいて、大人よりも劣るであろうリーチや力をしなやかさでカバーし、するすると登っていました。親にコーチングされつつ、何度も挑戦しています。これも英才教育なのでしょうか。

 我々はみな疲れ果て、最初に挑戦したものよりもさらに初心者向けのチュートリアル的な壁で自尊心を満たしてから解散しました。他の者は夕食に向かったようでしたが、私はその後にアルバイトを入れていたために参加できませんでした。せっかくの機会をふいにしたことが悔やまれます。

 その後、両腕が筋肉痛になったことは言うまでもありません。

 

 

 

<アルバイト>

 私が勤め始めた頃からいたひとりが、退職することになりました。私の出勤する時間が遅めになったことで会う機会は減っていましたが、それでも初期からいた先輩であることは変わりません。

 それはまぁいいのですが、病気だった者に加えこの先輩も退職することにより、いよいよ人手不足が深刻化しそうです。特に、月末の棚卸しに入れる人員は貴重だったため、その皺寄せが我々に来そうで心配です。

 勤め始めてから1年がとっくに過ぎていますが、最近になってやっと有給の存在を知りました。申請の手順も知りました。大した日数ではなかったものの、何もせずに金が振り込まれるということそれ自体が重要なのです。

 ところで、これを教えてくれたのはダーウェントではありません。そういえば、給与明細を見る方法もそうでした。あらゆるところでダーウェントのミスや不手際が発見されます。はたして、無事にこの危機を乗り切ることはできるのでしょうか。

 

 

 

<PS4>

 雷電将軍が復刻されました。初登場時には1体引いて撤退しており、0凸の状態です。噛み合うとされる武器、草薙もありません。

 現在、メインパーティはエウルア(メインアタッカー)、雷電将軍(超電導&元爆バフでのエウルア援護)、鍾離(シールド)、ジン(回復&どつき回し)となっています。エウルアの物理にすべてを任せ切っているため、バリア割りや大型の敵はちょっと苦手です。動き回るタイプの敵も、エウルアの元爆をあてにくいため苦手です。

 雷電将軍は優秀なサポーターですが、元爆の発動によりアタッカーを兼ねることも可能です。ただし、実戦級に至るためには2凸が必要とされていました。2凸すると敵の防御力の一部を無視できるようになり、与ダメージが飛躍的に上昇するらしいのです。

 一方で、原神にはいわゆるモチーフ武器というものがあります。PVやカットシーンでキャラが持っている武器のことで、ほとんどの場合は本体ととても噛み合った性能になっています。草薙と通称される雷電将軍のモチーフ武器も同時期にピックアップされており、こちらもまたかなりの火力向上が見込めるものだといいます。

 しかし、雷電将軍本体と草薙は別のガチャなのです。片方だけでも間に合うかわからないのに、両方ともなどもってのほかです。攻略サイトやブログ、ツイートを漁ってどうすべきかを調べました。

 雷電将軍を追うのなら、あと2回雷電将軍を引き当てなければなりません。草薙なら1つで済む(複数出るに越したことはありませんが)ものの、原神の武器ガチャが闇であることは広く知られており、私にとってまったくの未知であるのもまたたしかです。

 結局、雷電将軍本体を追うことにしました。1凸の宙ぶらりんで終わらないことを祈るばかりです。

 さて、今回はバンコクのヒマパンホテルが舞台です。

 河の向こうにあるのは何かの有名な寺院なんでしょうか。いい立地してますね。ロビーには雰囲気のいいバーがあり、植物もいっぱいです。よく見ると、蝶が舞っているのがわかりますね。エキゾチックで素敵なホテルの顔です。

 暗殺に際し、ICAが47のために部屋を用意してくれています。結構いい部屋のようで、ひとりで泊まるにはもったいないほどの広さです。ちなみに、最初の写真に写っている両脇の高い建物が客室で、真ん中の建物がロビーです。47の部屋があるのは客室棟の2階なのですが、さらにその上の3階と4階は丸ごと最上級の客室になっています。

 豪華なバスルームって憧れますよね。47の上はターゲットのひとりが泊まる部屋で、現在は清掃中です。スタッフに成りすましてターゲットを掃除が終わったとおびき寄せることもできます。一方で、もうひとつの棟はほとんど丸ごともうひとりのターゲットのミュージシャンに占拠されています。

 ここにもシーシャがありましたね。スタッフも含め、ひどい散らかしようです。最上級客室は、なんと収録スタジオに作り替えられていました。わざわざホテルでやらなくてもと思いますが、よくもまぁここまでやるものです。

 おっと、同じアングルの写真が紛れ込んでしまいました。

 最後に、ホテル内を散策していて見つけた面白い景色を紹介して終わりとしましょう。これは47の部屋と同じ階の、ある婦人の部屋です。一戦交えた後だったのか、ベッドが荒れています。こういう細かいこだわりはいいですね。

 ところで、バスルームには体重計がありました。乗る前は当然0を表示しているのですが、47が乗ると47を示します。さすがに小ネタなのでしょうけど、そこらへんの女よりも軽い成人男性(+銃やナイフなど諸々)ってどうなのでしょうね。

 素敵なケーキです!黒と緑ってことは、きっとチョコミント味ですね。どう考えてもそうです。チョコミントの誕生日ケーキ、とってもおいしそうです。

 斬新な生け花を見つけました。遠い異国にありながら、どこか和を感じさせる深い作品です。いずれ実装される47のセーフハウスにも飾っておきたいですね。

*1:砕けやすいものは特に

*2:指定席制のショーやゲリラではないグリーティング、人気商品を限定販売する店のいくつかが該当すると思われます

*3:タワー・オブ・テラー出口のショップにもあるのです

*4:そして元のパスワードを入力して「新しいのにしろ」と怒られる

[2022] 4月に書く、2月の生存報告

 彼方からの手紙のことを思い出しました。小学校の頃、おそらく近くの駅の周年企画でタイムカプセルを作ったのです。中に入れた手紙には最近の流行りとかそんなつまらないものくらいしか書いた覚えがありませんが、開ける時にはできるだけ立ち会うつもりでいます。

 開封が予定されているのは我々が30歳になる年です。その時になって、どのようにして連絡が来るのかはわかりません。そもそも来るのかもわかりません。覚えている私はきっと少数派でしょうし、どうなるのでしょうか。

 小学校時代はずっとずっと昔のことですが、30歳というのは今から見てもずっと先⋯のように見えて案外近いのでしょう。おそらく、タイムカプセルに手紙を入れた当時から数えてちょうど折り返しくらいのところに今いる気がします。1年か2年過ぎましたが、20年後に開けるものとして封印したような記憶があります。

 さて、今から2年前、つまりはタイムカプセルを封印してからおよそ10年、カプセルの中身が再び日の目を見るまでもおよそ10年だと思われる年のことですが、その年に何があったでしょうか。過去の記事を読んで頂けているのなら、もうおわかりですね。

 そう、成人式です。日和見主義の我が区がオンライン形式でお茶を濁した、あの成人式もどきです。成人の日に綴った悲しみをアップしたものですが、あの呪いは今もなお消えてはいないのです。

 また1月11日の亡霊になってしまいました。もう小学校の頃の者たちに会うことはないのでしょうか。連絡先を特定できた者を酒に誘おうとしても、断られたらどうしようとつい思ってしまいます。ただでさえ今は酒が遅くまで飲めませんし、もし勧誘と思われたらどうしようもなく傷ついてしまいます。

 とはいえ、何年も連絡のなかった古くの友人から唐突に誘いがあれば、警戒するのも当然です。私にそのような目的がないのは言うまでもないことですが、もし警戒しながらも会ってくれる者があれば、おもむろに「実はこういう話があるんだけど」とか切り出してみて、その反応を眺めるのも面白いかもしれません。2月ならある程度は暇なはずですからね。

 

 

 

<学校>

 女と合法的にペアが組めることでおなじみ、試験監督アシスタントアルバイトの時期がやってきました。もちろん、今年もすべてのシフトに希望を出しました。

 結果、受かったのは3つ。去年は1日に1万円ちょうどだった気がしますが、今年はほんの少しだけ増えたようです。正直、学校側が学生に利益となることをするとは意外でした。減らすくらいしていても不思議ではないと思っていました。

 去年と同じように説明を受けます。ただ、去年と違って今年は知り合いがいました。タンメンとディスコです。ディスコとは最初に話しただけでしたが、タンメンとはお茶を飲みました。

 お茶を飲んだのは近くのスタバでした。タンメンはカスタムの方法がわからないとして、モバイルオーダーを試みました。そっちの方が抵抗ありそうなものですが、無事オーダーには成功し、まもなくドリンクを受け取ることができました。

 ところが、なにやら不穏な点があるようです。ドリンクの横に貼ってあるシールには、モバイルオーダーで使用するニックネームが印刷されているのですが、それが「ブラジル」だったのです。肌が浅黒めの彼に、緊張が走ります。

 以前、私の母親が使った際の名前は「コスタリカ」でした。おそらく未設定の場合はランダムな国名*1がニックネームになるのではないかということを説明し、落ち着かせました。そうそう、年末の旅行にいなかったのは、やはり彼女との予定を優先していたからだったようです。

 初日の相棒は、同学年の女でした。グミをわけてくれるあたり、好感が持てます。自分から人にコンタクトするのが苦手な分、積極的に関係してくる人は高評価なのです。

 担当は広めの教室で、他にもうひとつペアが配置されていました。悲しいことに、私の相棒の女はそっちのペアにいた女と意気投合し、恒例の待機時間にもずっとその女と話していました。残されたのは私とあちらのペアの男だけです。あれ、これ去年と同じですね。歴史は繰り返されます。

 もちろんそこで話が弾むはずもなく、帰宅時間になると女たちは帰っていきました。準備日は一緒に帰ってくれたのですが。タンメンやディスコもおらず、私はひとり帰りました。

 2日目は狭い教室が担当で、我々のペアだけでした。相棒の女はこれまでになく消極的な者で、準備日よ業務が終わるや否や姿を消し、当日もATフィールドを展開して私とは違う場所に陣取りました。あれ、これも去年と同じですね。やっぱり歴史は繰り返されます。

 その代わりに一緒に過ごしたのが、タンメンとそのペアの女でした。女は我々とキャンパスが同じで、話も合います。ソロ耐久かと思いましたが、楽しい時間を過ごしました。後になって知りましたが、ニーアシリーズを知っているとのことで、いいセンスです。

 帰りにはふたりともをHUBに誘いましたが、用があるとのことで叶いませんでした。惜しいことです。結局、他の友人を呼んで飲みました。HUBは高校の頃の友人に教えられたのですが、とてもいいところですね。

 そういえば、準備日には割り当ての号館ごとに一旦集まるのですが、そこでの職員の話にずっとずっと昔の給料が出てきました。正確な額は忘れましたが、それは去年のものより高い金額でした。やっぱり大学は信用に値しません。

 3日目はまたもや大きな会場です。ペアは1年生の女で、2日目とは違って友好的です。割り当てられた教室に向かいがてら互いのことを話していたのですが、そこで突然「俺のこと覚えてる?」と声をかけられました。

 いえ、突然というのは違うかもしれません。その数分前の全体説明を受けていた時、去年知り合った男*2から連絡が来ていたのです。面倒だったので解散後に気づいた風を装って返事するつもりで未読無視していましたが。人間のすることではありませんね。ところで突然人の道を説くあの猫は何者なのでしょうか。

 そういうつもりでいたところに、突然話しかけられたのです。私は人に話しかけるのがとても苦手で、ましてやターゲットが他の誰かと話しているところに割り込むのはもっと苦手です(私含め3人でいる時によくこうなります)。そこに凸してくるのは私からすればちょっと信じ難いのは事実です。

 担当教室も違うのでその場は別れましたが、彼は去り際に「じゃあ終わったら校門で」と言い残すのを忘れませんでした。準備自体はすぐに終わったものの、そのことを横で聞いていた女は帰ってしまいました。結局、その日は男と一緒に帰りました。

 試験前夜、彼からまた連絡が届きました。明日の朝も最寄りから一緒に行こうというのです。もう面倒になって了承したところ、なんと6時だか7時を提示されました。ちなみに、集合時間は9時です。

 移動時間を考慮しても、あまりにも早い時間です。早起きが苦手な私なので尚のことです。私が8時以降到着を宣言すると、配信サービスで映画を観て待ってると返されました。家に居場所がないんですか?

 当日の朝、合流して出勤します。これまでの監督者*3は結構ゆるめで、我々に対して干渉することはあまりありませんでした。最低限の指示を出し、我々がそれに従うだけです。ところが、この日の監督者は諸々の指図を繰り出し、試験中の見回りも決まった時刻に決まった者が行うよう求めてきました。

 去年含めこれまでの者たちは、そもそもアシスタントによる見回りについては触れないか自由なタイミングで行うよう告げるくらいでした。それが突然きっちりと指定されたのです。また、私の意識が飛びかけていたのをめざとく捉え、「次揺れてたら給料を支払わないように本部へ伝える」と脅しました。

 これについては、居眠りや読書、私語をしないようにとマニュアルにも記載されています。理由としては受験生からの苦情が挙げられていました*4が、全体説明会で文科省の名が出てきたような気がするのです。文科省がくだらない指導をしているというのはいかにもありそうですね。巨悪の背中が見えてきたのかもしれません。

 その後は何事もなく終わりましたが、待機場所である食堂に着くと待ってましたとばかりに男が現れ、私を捕まえました。私はもうすっかり諦めています。女は私の隣の席にはいるものの、こちらに関わってくることはなさそうです。私に興味がないのか、それとも遠慮してくれているのか、どっちでしょうか。ここは後者ってことにしておきませんか。

 男とは大学の話、クソ授業の話とサークルの話をしていました。クソ授業の話では、彼が受けているという必修授業のことを聞きました。なんでも、教授が「数学ができるのは選ばれし者」という極端な選民思想の持ち主だというのです。極めつけは期末テストで、そもそもが難しい上に量も多く、いくら解くのが速くても4つある大問の3問目までしか辿り着けないそうです。

 点数が設定されているのに解けないのですから、開幕で最大HP減少デバフ*5*6*7*8を喰らうようなものです。理系でなくてよかったと思います。

 サークルの話(どのサークルかは忘れました)では、彼についてのことを聞きました。中でも印象的だったのは、「俺は相手が先輩みたいに目上であったとしても、間違ってると思ったらはっきり非難する。俺は言葉が上手いしいつも正しいことを言うから、相手は何も言い返せない」という話でした。その場は流しましたけど、やっぱり面白いですね。

 その間、女はドラマを観たり勉強したり絵を描いたりしていました。ところが、男はそのたびに「何の勉強してるんだろ」、「何の絵描いてるんだろ」、「ちょっと聞いてみてよ」と私に言ってくるのです。しかも、声を潜めるでもないので、女に聞こえていても不思議ではありません。不思議なのは相手に聞こえるかもしれない状態でそんなことを平然と話す彼です。

 やっと退勤時間です。もうとっくに諦めている私は、「今回はありがとう、お疲れ様」とだけ告げて席を立ちました。友好的ではありたかったのですが、この数時間隣にいるのにひとことも話さなかった後であることと、話し込もうとしても傍らの男はお構いなく私を連れて帰るであろうことが考慮されました。せめてそっけなくはならないよう心がけたつもりです。

 その一方で、男はペアでもないのに「お疲れ、じゃあね!」と馴れ馴れしい様子です。私はごめんなさいの気持ちでいっぱいになっています。もう私にできるのは可及的速やかにここを立ち去り、男を引き離すことだけです。

 校門前まで来ると、委員会の知り合いに遭遇しました。実は3日目の準備日にも会っていた先輩と、さらに同期がいました。会ってまだ日が浅い時代、タンメンに飛びかかって足の爪を破壊したことがあるので破壊神と呼称しています。

 お疲れ様を言い合っていたところ、男が半ば無理に割り込み、私を帰り道に連れて行きました。もしふたりで歩いていたら相手の知り合い(こちらは知らない)に遭遇したとして、人はどうすべきでしょうか。私なら即座にステルス迷彩を起動して、邪魔にならないように(あと間違ってもこちらが気遣われないように)おとなしくしているでしょう。

 これは極端だとしても、話の流れをぶった切って連れ去るというのはちょっと過激だと思います。メンヘラ彼女なんですか?

 せっかくだから夕食にお供したかったな、でもそういえばこの後飲みに行くんだったなとか思っていると、私が浪人したと知っている彼はさっきの先輩が同い年か聞いてきました。肯定したところ、「馴れ馴れしすぎる、こっちをなめてる」などと言うのです。

 私は、私に向けられる場合であれば敬語に対してのこだわりを持ちません。ある程度親しければタメでもまったく気にしません。むしろ距離が近い気がして嬉しいくらいです。崩れた敬語も好きです。

 こちらから使う分には基本的に敬語を使いますが、許可があればその限りではありません。何人かの同い年から許可を貰ったこともあります。考えてから発さねばなりませんし、面倒なのは否定しません。アッシュみたいなのは好きですけど。

 ですから、同い年の上級生が上級生として接してくるのはまったく問題ないですし、特に同い年として接するつもりもないのですが、男はそれがなぜか気に入らないようでした。後輩からタメで話されたとしても気にしないことを伝えると、「それは生意気、許せない」とのことです。君から私へはいいんですか?

 解散後、約束していた者と飲んでいてこの話をすると、「イキリ大学生じゃん」と言われました。おかげで、しっくり来る表現が見つかりました。

 ちなみにこの際、私が「なまもの*9に会うとは思わなかった」と発言したところ、違うなまもの*10だと勘違いされました。偶然というものは恐ろしいですね。

 

 

 

<アルバイト>

 できることをどうにか見つけ出してやるしかない日々が続きます。これ、もう自分の部屋より掃除した時間が長いのではないでしょうか。なお、積極的な呼び込みは「できること」ではなく「向いていないこと」ですのでしていません。

 見落とされてきたところ、すぐに埃が溜まるところ、汚れていてもきっと誰も気にしないところなど、店のあらゆるところを掃除して暇を潰しています。こんなことになっている私が問題なのか、それとも暇を潰さなければならないくらい客の来ない店が問題なのか、判断がつきかねるところです。

 新しいこともほとんど起こりません。ひとつ新商品が出たので、サンプルをスタッフ間で回すことになりました。実際に家で使ってみて、その実体験を客に話せるようになるためです。2月の終盤になって私に回ってきましたが、それまで触れた者たちからは不評なので心配です。

 そういえば、異常者も来なくなりました。私の知らないところで来ているだけかもしれませんけど。いずれにせよ、もう会いたくないものです。

 他の店員が病気になってしまったためいつもより多く入ることになった1月でしたが、この傾向は2月になっても続いていました。まぁ、1月よりは授業や課題がない分ちょっとはましなのですが、どうせなら遊び惚けたいのが私です。問題は金がないことなので、結局は働かざるを得ないんですけどね。

 問題は来年度です。まだ詳細は不明ですが、「ゼミ」や「インターンシップ」なるおどろおどろしいものたちが生活へと入り込んでくるようです。バイト自体は何かしら続けるべきなのでしょうけど、この長い通勤時間はネックとなりそうです。次が無事に見つかるといいのですが。

 

 

 

<PS4>
 きっとこういうことはこれからいくらでも起こるのでしょうけど、私がレジェンズを始めたのはちょうど1年くらい前のことで、アニバーサリーコレクションイベントをやっていたそうです。そして、そこにはミラージュのスキン「レッドカーペット」とジブラルタルのスキン「ゴールデンゴッド」がありました。

 当時はミラージュを使っていませんでしたし、そもそも敵部隊よりも頻発する本体のフリーズと戦うのに忙しく、スキンがどうだの言ってられる状況ではありませんでした。ですが、この1年で他のプレイヤーが使うのを見て欲しくなっていたのです。しかも、以前は半額のクラフトメタルで作成できたとのこと。

 さらに、コンプリート報酬はスーパーレジェンドシャードでした。実質トゥーマッチウィット引換券です。買わなかったのがとても悔やまれています。

 テイワットの祭りももう3回目ですが、海灯祭の再来です。機関奇譚の初登場がもう1年前とは、早いものですね。去年は高HPと高速を誇る遺跡ハンターや面倒な元素シールドに苦労した一方、ステータスを問わない*11ため育てていなかったジンを使うきっかけとなったり、タワーディフェンスなのにいちいち再設置する必要のある地雷でクリアを目指したりと、とても楽しみました。

 タワーディフェンスといえば、アークナイツをプレイしている妹が自陣近くではなく敵陣近くで戦線を展開していました。周回に時間をかけたくないので、敵が自分のところまで歩いてくる時間がもったいないのだそうです。本人はタワーオフェンスとか言ってましたが、タワーから殴りに行ってどうするんですか。

 ちなみに、私は配置転換が必要なタイプよりは建てたタワーをどんどん強化していくタイプの方が好きです。敵が強く多くなっていくのに対抗して盤石の守りを創り上げる方が楽しくないですか?

 群玉閣もやっと再建されました。どうせ後で来られると思って初回訪問時はろくに観て回らなかったので、ようやく中のプールで遊べます。PVで凝光さんが「何かあったらまた群玉閣落とせばいいか」みたいなこと言ってたのが面白かったです。もしかして、機関奇譚の地雷縛りも好きなんでしょうか。

 以前も書いたことでしょうが、オレンジの灯りが好きなので、海灯祭の雰囲気はとても好みです。なので、風船ランプ(名前忘れました)を作れないことは残念でなりません。いっそのこと恒常にしませんか?イベントが終わっても持ち越して使えるのは結構ですが、補給手段がないものはもったいなくて使えないのです。

 七星ふたりにスキンが実装されたので、海灯祭で写真を撮っていました。ということで、久しぶりの原神写真部です。

 そうそう、鍾離も引けましたよ。これでパーティは一応完成です。

 フリーランサーモードの実装は春と予告されていました。今はまだ寒いので、きっと冬ですね。きっとよくて夏直前、悪くて延期なのでしょうけど、いずれにせよ早いとこ実装してほしいものです。

 今回は、モロッコマラケシュに向かいます。現地ではスウェーデン大使の悪逆が明るみに出たため大使館が怒れる群衆に包囲されており、そこに軍がクーデターを敢行するというしっちゃかめっちゃかな様相を呈しています。活気に溢れる迷路のような市街地と、軍が拠点としている廃校、そしてスウェーデン大使館からステージは構成されています。

 まずは市街地から探索開始です。パリもサピエンツァもどちらかといえば高級な場所だったのでしょうが、今回のマラケシュは庶民の暮らす街です。人の数も違いますね。

 そこら中に店が軒を連ねています。建物に切り取られた空をカラフルな布が覆う道や、いかにも発展途上国という感じがする電子端末の路上販売、ちょっと衛生面が不安なエスカルゴスープの屋台と、実に多彩です。

 中でも特に気に入ったのは、こちらのランプ屋です。ランプの灯りと漂う煙のコンビが、幻想的な風景を演出しています。薄暗い路地裏の中にあってさらに暗いため、ロマンチックな感じもしますね。

 通りすがりの大道芸人でしょうか。近くでは、負けじと光り輝いている人もいました。ランプのノスタルジックな暖色に対し、こちらは寒色の現代的なかっこよさで勝負のようです。体を張った見事なパフォーマンスでした。

 大きな広場まで来ました。広場といっても、人の密度や店の数はむしろ増えているような気がします。人の波をかきわけて進むのはひと苦労です。

 広場には、ひときわ目立つ建物がありました。門には大きな「cafe」の文字。本場のシーシャカフェというわけです。大衆向けと思われる表のスペースに加え、会員証が必要なゆったりとしたスペースも奥に設けられていました。

 大きな門をくぐると、スウェーデン大使館が見えてきました。大使館を包囲した市民に対し、軍が正門を守っています。

 大使館の中にお邪魔しました。明るいオフィスをスーツ姿の人々や制服の警備員が行き来していますが、内部はかなり散らかっています。私の部屋なんですか?

 散らかっていたのは、書類やデータの破棄作業に追われていたからのようです。そういうのは追い詰められた軍事基地でやるものだと思います。そんな中、説明書にキレながら組み立て椅子と戦う職員もいました。親近感が持てますね。

 デモ隊の声は窓ガラスに遮られて聞こえませんが、彼らの姿はよく見えます。左に写っているのは本日の主役、スウェーデン大使です。こういう立ち方をする人間は反省しないものですね。

 大使館の中には、キャンティーンもありました。こんな軽食だけでいつまで続くとも知れない包囲を耐えなくてはならないのでしょう。大使はまだしも、一般職員にとっては災難です。

 大使館の地下駐車場には秘密通路が隠されており、市街地に通じています。そして、出口のすぐ近くには廃校がありました。廃校の中はすっかり軍事拠点に様変わりしていますが、ところどころに子供たちの学び舎だったことを偲ばせるものが残っていました。

 

 戦争が何も生まないというのは大きな誤りです。とても多くのものを生み出すのが戦争であり、それこそが問題なのです。ちなみに、次回はタイのバンコクを予定しています。暑そうな国が続きますね。

 

 

 

<Steam>

 またもや『NEEDY GIRL OVERDOSE』に動きがありました。待ちわびていた、LINEスタンプとSteamトレーディングカードの実装が決定したのです。

 スタンプは作中に登場したもの以外も出そうな様子です。私としては「躁鬱だけどまかせとけ」の実装を強く望む次第です。もし実装されても、躁鬱で心配されそうかなとか躁鬱を気軽に名乗っていいのかなとか迷ってあまり使わないような気もしますけど。

 トレーディングカードもコレクションするつもりですし、いざとなればジェムを買い込んでパック作りに励むでしょうけど、フレンド内でまともにこの要素に取り組んでいる者がほとんどいません。プロフィールを飾ることに興味はないのでしょうか。

 以前、あるキャラのカードを交換したことがありました。相手はアプリ認証をしていなかったため、その取引に使われたカードは2週間Steamによって留め置かれた後で手元に届く仕組みでした。そのため「2週間拘留される██はかわいいね…」とツイートしたところ、偶然にもあるフォロワーの真名が同じだったらしく、いらぬ衝撃を与えてしまったのでした。

 そうそう、上述の「突然人の道を説くあの猫」は、このゲームのチュートリアルに登場します。あの世界では流行っているキャラなのでしょうか。

 どこからともなく流れてきたあるイラストが好みだったので調べてみたところ、『エターナルリターン』というSteamのゲームに登場するスキンであることが判明しました。さらに調べてみると、近日実装予定らしきスキンもよさげです。

 ゲームシステムは、クラフト要素のあるバトルロイヤルでした。それくらいならまぁいいかとプレイしようとしたのですが、近日実装予定らしきスキンはバトルパス報酬であることが判明し、さらにPC以外ではリリースされていないこともわかりました。

 買ったり買わなかったりする原神やいつの間にか終わっているアズールレーンを抜きにしても、私はすでにふたつのパス*12を抱えている身です。仮にバトルパスを買って走る覚悟を決めたとしても、私のPCでは通常のプレイすら困難でしょう。

 パスを進める頼りがプレイ回数のデイリーミッションくらいになったり、1戦終わるごとにPCを落としてクールタイムを挟まなくてはならなかったり、クラフトメニューを開くのが困難になったりするのに決まってます。PS4版のリリースを待つか、PCを買い換えるしかありません。

 そういえば、最近は昔プレイできていたゲームがプレイできないという例が相次いでいます。本体を再起動しても駄目です。やはり買い換えしかないのでしょうか。

 

 

 

<グラブル>

 しょうもない、理解できない、正気とは思えないと去年は散々な評判だったグラブルのバレンタインキャンペーンがやってきました。ご存知、キャラからのお返しが後日になってリアルで届くやつです。

 今年ももちろん買う気でいます。新キャラがいる以上、去年よりも大規模化は避けられないでしょうが、今は金がありません。これと同じものが3月のホワイトデーにもありますから、今年もまたそちらで買うことになるでしょう。お返しの品物も同じですからね。

 周年が近いということは、武器交換チケットの期限が近いということでもあります。かつて期限を忘れた経験のある私ですから、友人が心配してわざわざ教えてくれました。

 現在の環境からすれば、去年のチケットが配布された時代はもうとっくに過去のものなのでしょうけど、私にはどちらもさして変わりません。なぜ強いのか、本来はどこで手に入るのか、そもそも私の編成には入るのかということもわからずにマジェスタスを交換しました。イベント産武器と間違えないよう、ロックする必要がありそうです。

 以前のチケットでは天秤を交換するつもりでした。もちろん今のチケットでも交換は可能なのですが、今では他の有用な武器もラインナップに加わっている上、以前変え忘れたものを今交換するのもなんだか癪なので、ちまちまアヌビスをしばいています。これまでに2本落ちました。あと半分です。

 

 


<神バハ>
 たくさんとまではいかずとも、これまでにいくつかのソシャゲの終焉を見てきました。ひっそりと消えたもの、最期に華々しく光を放ったもの、転生したものと様々でしたが、神バハはどれにあてはまるのでしょうか。

 確実に終わりは近づいています。クリスマス頃のプロデューサーレターでサ終はしないと明言されましたが、①新規イベントはもうない、②新規カード実装ももうない、③なのでガチャ更新もないという状況で希望を持つのはとても難しいことです。

 公式からお出しされた情報はあまりにも少なく、今後どうなるかは不明でした。とはいえ、植物状態のようになって生き続けるのは間違いなさそうです。このことはなぜか友人たちにも伝わっており、彼らの間には「神バハは植物状態のゲーム」という認識が根付いてしまったようでした。

 このような誤った認識にはきちんと対処しなければなりません。厳しく指導し、「神バハはほぼ*13植物状態のゲーム」に認識を改めるよう呼びかけています。

*1:コーヒー豆の原産地とかでしょうか?

*2:この記事に登場する、知り合ったばかりの女のバレンタインショッピングに同行しようとした男です

*3:試験監督アシスタントは学生ですが、こちらは職員です

*4:どうせ落ちたやつ当たりでしょう

*5:弱体無効貫通

*6:弱体抵抗無視

*7:消去不可

*8:永続

*9:架空の存在だとばかり思っていた現実の存在

*10:現実を題材に腐ること

*11:このモードではプレイヤーが直接ダメージを与えることはできないので、レベル1でも十分に運用可能なのです

*12:レジェンズとFallguys

*13:古戦場のようなクラン対抗イベだけはまだあるので

[2022] 4月に書く、1月の生存報告

 めでたい新年です。今はまだ、辛うじてそう感じていられます。雰囲気に流されているだけかもしれませんけど。

 依然として寒い季節が続いています。手足の冷え込みは、今年も予想通りでした。初売りで妹と親に勧められた厚手の靴下も買いました。暖かいことは暖かいのですが、それでも寒さはやってきます。部屋が寒すぎるのか、それとも私の足の冷えやすさが異常なのか、どっちだかわかりません。

 寒い冬の数少ない楽しいところ、雪も久しぶりにありました。これで冷たくなければ完璧なのですが。私が覚えている限り、最後に大雪*1が降ったのは、もう何年も前のことです。まだ高校在学中だったと思います。

 その時はライトセーバーを担いで公園に行き、連れてきた妹に振り回すところを撮ってもらったものです。犬の散歩に来た者がすぐ帰っていきましたが、それ以外は平穏なものでした。

 ということで、今年もライトセーバーを振って遊びました。今年は誰にも見られなかったはずです。たまに光刃が勝手に消えるような気もしますが、これを買ったのもずいぶんと前のことですから、無理もないのかもしれません。部屋に飾っておいただけなので、適切な保管方法とかあれば実践すべきなのでしょう。

 あと、明るい間にも公園へ行き、雪でどせいさんを作りました。なるべく表層の土が混じっていない雪を使ったつもりでしたが、いざ完成してみるとどこか茶色っぽくなっていました。本来はベージュのような色ですから、これでいいのかもしれませんけど。

 作り上げて写真を撮るまでは満足していましたが、後で見てみれば鼻は長細いしリボンは見えにくいし、なによりもヒゲが2本ではなく3本です。しかもこれ、タグをつけてインスタグラムに上げたらほぼ日の公式に捕捉されてしまいました。嬉しかったのはたしかですが、ごめんなさいの気持ちでいっぱいです。

 そうそう、どせいさんを作っている間、公園には小学生と思われる兄弟もいました。私と同じように雪遊びに興じているようでした。突然ひとりで現れて黙々と雪玉(どせいさんの身体?です)を作り始めるコートの大人を最初は警戒していたのかもしれませんが、私が作っている雪玉が大きくて白いのを見ると、それを褒めてくれました。

 よく話しかけてくれたものと思います。私だったらまず話しかけません。そういえば、ずっとずっと昔のことになりますが、いつものように幼い私が親に連れられて公園に行ったある日、遊ばずに連れ戻された記憶があります。親によれば怪しい人物がいたとのことです。その際、なぜか私はその不審者を公園のすぐ隣に建つ家の者だと思ったため、しばらくその家に得体の知れないものへの恐れと遊べなかったことへの怒りとを抱いていました。

 彼らがどせいさんを知っているかは怪しいところだと思っていましたが、幸いにも知っていました。「あっ、スマブラのキャラだ!」と反応してくれましたよ。

 後日、私がその公園を通りがかった時のこと。偶然にも兄弟がおり、彼らも私のことを覚えていてくれました。「あっ、スマブラの人だ!」と呼びかけられたのです。ちなみに、スマブラの最新作は未所持です。

 少しばかり立ち話をしました。どんなゲームをプレイしているかという話題になり、彼らはフォートナイトが好きということが判明します。何度か書いたとは思いますが、私はバトルロイヤルが苦手です。それは好きな武器を使えるとは限らないからであり、目標を巡る攻防戦になりにくいからであり、PvPよりもPvEの方を好むからです。それでも、初期に少しだけプレイはしていました。

 今でこそレジェンズのおかげでバトルロイヤルには慣れてきましたが、フォートナイトに馴染める気はしません。FPS自体が下手なのに加え、建築要素を使いこなせるとは思えないからです。それですぐ疎遠になったのですが、ちょうど大学に入学する前の年のこと、年末に公開されるSWの最終作とコラボしていたのでほんのちょっとだけ戻っていました。

 カイロ・レンやレイをモチーフとしたアイテムの実装に加え、マップ内にTIEが出現していました。近くにはNPCのストームトルーパーがスポーンし、彼らを倒すとブラスターをドロップします。もちろん銃として使うこともでき、弾薬もいらない(一定数撃つごとにクールタイムが必要なオーバーヒート式)すぐれものです。また、入手手段は忘れましたが、ライトセーバーも実装されていました。こちらももちろん振り回して人を殺せる上、光弾も反射できます。

 これが終わればまずプレイしないだろうということは明白でしたが、SWのアイテムが手に入るということでイベントを走りもしました。バトルロイヤルで優勝もしたんですよ。後にも先にもこの1回きりのことです。疲弊した相手の建築をライトセーバーで伐採し、ブラスターで撃ち殺したのです。

 このことを兄弟に話したのですが、実はこの時点でSWコラボは複数回開催されていました。マンダロリアンやボバ・フェットのコスチュームがあるそうです。MARVELとのコラボもありましたし、コラボキャラがいっぱいでいよいよ何のゲームかわからなくなってそうですね。コンパスですか?

 兄弟はそれらのコラボのことかと最初は勘違いしていたので、EP9とのコラボだと説明しました。すると、それはかなり前のことだったらしく(あれからもう2年なんですか?)、古参扱いされました。年下に尊敬されるのは気分がいいですね。こういう後輩が大学にも欲しいものです。

 

 

 

[大学]

 有史以来、組織の一般構成員や外部者にとってスローガンとはあってもなくても変わらないものです。そうではない事例は高校の文化祭でありましたが、これはあまりいいものとは言えませんでした*2

とはいえ、それを掲げるのが伝統であるからにはとりあえず設定しておくのが安全というもの。大学側は学生の活動を阻害し、却下し、不認可することに心血を注いでいますから、喜んで難癖をつけてきそうです。

 そういうわけで、我々も年が明けてすぐこの選定に取り掛かりました。事前に絞られた3つの候補を一般投票に掛けるのです。投票はTwitterでも行われましたが、キャンパスで何日か行われる投票に出向くと数倍の価値がある票を投じられる仕組みでした。1票の格差ってこうして生み出されるんですね。

 試験も近いため、1月に行われる活動は1回しかありません。キャンパスで行われる投票に向け、我々は結構遅くまでキャンパスに残り、準備を進めました。投票に使うボード(丸いカラーシールを貼るようなやつです)やスローガンの候補を示すための看板を作ったのです。その甲斐あってか、無事終わりました。

 そういえば、この活動の際には宝塚が来ていました。以前知り合った、元対外部で現在は4年生の先輩です。お菓子をくれたのですが、みんな忙しかったこともあって誰も手をつけずに終わりました。教室からの撤収時、私は別の場所で作業をしていましたが、紳士が処理に困ったのか私にすべてくれたのです。

 キットカットやカントリーマアムは帰り道でみんなに配り、そうもいかないポテトチップスは私がありがたくそっと頂きました。もちろん、のり塩味です。

 さて、この作ったボードを使って行う投票には、当然ながらスタッフが必要です。スネークしか参加者がいないらしいというのもあり、私も協力することにしていました。授業もないので、スネークが2限を受けている間に事前準備をしておくよう申し出たほどです。

 その申し出をしたのは前日のことでした。昼過ぎくらいだったでしょうか。ところが、その日の夕方になって投票自体を中止するとの連絡が来たのです。

 もちろん、スネークが中止を決めたのではありません。委員長や副委員長、上層部の面々でもありません。この攻撃は外部からのものです。そして、その敵は言うまでもなく学生生活課でした。

 課外活動の自粛要請が学校側から出されたことを受けてのことだそうです。屋外でたった3人がか細い声で投票を呼びかけることのどこに懸念すべき要素があったのでしょうか。期末試験はいいんですか?運動部共は?

 私が言うのもどうかとは思いますが、どうせたいした動員は見込めなかったのではと思います。来るのは物好きか内輪の者くらいでしょう。それでも、というかそれなら尚更、わざわざ中止させる理由が不明です。ひとつだけ特別扱いはできないのかもしれませんが、もとより運動部は特別扱いしていますから問題ありません。

 やはり学生生活課は我々の敵に違いありません。仕事という観点に限れば、1月の活動は虚無に終わってしまいました。使わないものを作っただけですからね。これどうせ後で解体するんですよ。

 唯一楽しいものが消えれば、後に残るのはたったふたつだけ。すなわち、期末試験と期末レポートです。

 案外、期末試験はないものです。目立ったのはロシア語くらいのものでしょう。ロシア語との縁はここで断ち切っておきたいところでした。

 書いたかどうか思い出せませんが、後期になって以降、聞き覚えのある名前の女が新たにクラスに現れました。そう、私と同じ再履修です。

 幸いなことに向こうもこちらを覚えていたため、頼る相手が見つかったぞとインスタグラムを交換していました。コンタクトを取る前、授業後に近づこうとしたらマイメロディオルタ*3のマスコットがくっついたバッグに気圧され、周囲の1年生も「地雷だ」と囁きあっていたことも、もう過去のことです。ひとつの授業に最低でもひとつは寄生先が欲しいというもの。それが後輩だろうと女だろうともしくはその両方だろうと関係はないのです。

 さて、ロシア語はある程度真面目に受けていたものの、単純に難しくなっていました。年明けに1回寝過ごしたこともあり、試験前の今こそサポートが必要です。一応教員に聞いた範囲が合っているかどうか、確認しておいても害はないでしょう。特に、「ここは出る」系の情報が求められていました。そこで、彼女にコンタクトを取ることにしました。

 ところが、フォロワー欄に彼女のアカウントが見つかりません。何度見ても同じです。誤ってフォロー解除したのかもしれないとフォロー欄を確認しました。私が誤ってフォロー解除したはずはありませんからね。

 それでも結果は同じ、見つかりません。普通ならここで詰むところでしたが、幸いにも(もしくは不幸にも)彼女のアカウントのIDを覚えていたので、検索をかけます。すると、見覚えのあるアカウントがヒットしました。アイコンもIDも名前も合っています。しかし、プロフィールを開くと鍵がかかっていました。これはどうしたことでしょうか。

 「どうしたことでしょうか」ではありません。私はあまりインスタグラムに詳しくありませんが、これがいわゆるブロ解*4*5だということは容易に想像がつきます。

 アカウントを交換して以降、これに気がつくまでただの1度もDMを送ったり送られたことはありませんでした。正月頃に彼女のアカウントが上げたストーリーを見た覚えがありますから、その頃まではブロ解されていなかったはずです。そこから月末までの間にも、もちろん何もありませんでした。

 試験はどうにかなりました。なったはずです。試験以外に指定された文を暗唱する実技課題が課されるのですが、それをそれなりの完成度で仕上げたからです。

 とはいえ、彼女の裏切りは重く受け止められ、彼女と同じゼミらしい私の知り合いにネガキャンするということが決定されました。前回書いたあの田舎の居酒屋に対し食べログ★1爆撃を行う処分と合わせ、執行時期の調整が行われています。

 一方、課題はいくつも課されましたが、特に印象的だったのはふたつです。

 ひとつは、プログラミングの課題でした。HTMLとCSS、あとできるものならJava(任意)を使い、自分のウェブサイトを作るという課題です。テンプレにキウイの毛が数本生えた程度ではあったものの、期限までにどうにか提出できました。そして、そのページをリアルタイム会議で発表するというもうひとつの課題に備えました。

 その授業があったのは3限だったので、対面の1限に参加した後、オンラインとなった2限(一緒に1限を受けている者から「2限がないの見た?帰って大丈夫だよ?」と心配されました)と共に居残るはめになりました。自分のPCは持ってきていなかったので、空いているPC室に侵入し、そこの機体を使います。

 発表はとても軽いもので、ひとり1分程度で大丈夫です。セッションに参加し、他の人の発表やサイトのできばえに気圧されながらも、課題としては一応仕上げたことだけを頼りに自分の番を待ちました。それを紹介するページを作ったのはわかりましたが、ポートフォリオって何ですか?どこか嫌な予感がする言葉なのでもう聞きたくないです。

 ところが、自分の名前が呼ばれて返事をしようとしたところ、マイクの設定が失敗していることが判明しました。PC室を使ったこと自体は何度もありますが、マイクを使ったことはなかったのです。もちろん調整はしており、本体にマイクが搭載されていない警告を受け取ったので入力装置としてヘッドホンを指定したはずなのですが、向こうには聞こえていません。

 そうこうしている内に、教員は私がいないものだと思ったのか次に移りました。私以外にもそれなりの数の者から応答がなく、それらの者を1巡後にもう1回呼んでくれる措置もありましたが、その時もうまくいきませんでした。

 慌てて教員宛ての個人チャットに学生番号と氏名、マイクが起動しない旨を書きましたが、結局それに気づくことなく教員はセッションを閉じました。これが最終回ですから、次回はありません。

 この発表は、課題のレベルがどうであろうと発表さえすれば30点が無条件で与えられるというものでした。課題が簡単だったわけではありませんが、おそらくはいわゆる楽単であったはずです。その30点をみすみす逃してしまいました。

 赤点が明確だった高校とは違って大学の単位と点数の関係性についてはまだよくわかっていませんが、この30点はきっと大きいことでしょう。思わぬところで落単の危機に直面してしまったのでした。

 



[アルバイト]

 年が変わっても、店の調子は変わりません。依然として人は来ず、ダーウェントもあまり来ません。12月末にも会いませんでしたし、このままだと半年に1回とかそれくらいのペースになってしまいそうです。なお、それでもアルマンが本当の店長になる兆しはやっぱりないのでした。

 そんな中、久しぶりに面倒な客がやってきました。たまに店に配置される例のスペシャリストですが、彼らは本社からやってくる存在です。そして、その本社に所属しているスペシャリストの中でも特に有名で優秀な者がありました。

 その者が店に来ることは基本的にありませんが、その知名度は店の売り上げに貢献しています。私がこのアルバイトの内容において、スペシャリストのことを友人に説明しようとした際にこの者を挙げると理解してくれることもあります。

 今回の面倒な客は、その者のファンであると名乗りました。自称ファンは、その者を応援する会を計画しており、そのポスターを店に掲示するよう要求してきたといいます。応対したのはアルマンで、「自分だけでは判断できない」として追い返したそうです。

 私は後日になってこの事件を聞いただけです。暇な時間にそのポスターを確認してみましたが、いかにもやっすい作りです。カラーペンで書かれた文字は(私が言うのもどうかとは思いますが)解読が困難で、誤字は塗りつぶして修正されています。レイアウトもめちゃくちゃです。内容も10万だか20万の参加費とそれに見合うとは到底思えないプログラム、聞いたことのない登壇者と似たり寄ったりでした。

 この異常者に会うことはないとばかりに思っていましたが、不幸にも会ってしまいました。事件発生時、店には私ともうひとりいました。ロイドの後継者です。その者が老人に話しかけられてるなと思っていたら、どうやらその異常者らしいのでした。

 以前自分が持ってきたポスターが貼られていないがどうなっているのだという感じだったので、アルマンと同じような説明を繰り返しました。適当に話を合わせていると、ポスターに書いてあった大層な肩書きのカメラマンはこの異常者自身であったらしいことがわかりました。なるほど、怪しいわけです。

 その他にも、「自分は████や████と知り合いだ」、「自分はテレビ業界を偉い人と知り合いだから全部わかってる」といったような話が盛りだくさんでした。どう見ても虚言癖です。

 より適当に話を流していると、「あのブスを出せ」と言い出しました。私ももうひとりも固まりましたが、ブスだけでは誰のことかわかりません。そのブスが派手な髪をしているところまで異常者が述べて、それでようやくダーウェントのことを言いたいのだと判明しました。

 ブスかどうかはともかく、派手な髪色なのはダーウェントひとりだけです。この店では髪色に関する規定がないらしいのですが、これはダーウェントが自分の髪色を合法にしたいからという説があるくらいです。

 とはいえ、やはりダーウェントはいません。そういえば前回の来訪時も店長の知り合いだと名乗っていたそうですが、店長に心当たりはないとのことでした。我々が電話番号を教えて再度本社へのコンタクトを勧めると、異常者はその場で連絡を取ろうと試みました。

 幸か不幸かサポートセンターはすでに業務終了しており、電話は繋がりませんでした。それでようやく、異常者は店を後にしたのでした。なお、これが最後の邂逅となり、以後他の者が見ることもなかったといいます。

 これはどう考えても不幸なことですが、私がエンカウントした異常者はひとりだけではありませんでした。もうひとりと遭遇した際、私はひとりでした。

 私が店の端っこにいた時のこと、老人が反対側の端っこにある棚に駆け寄り、その後直ちに店から離れました。店の外には白い帽子を被った女がいて、その老人よりは若く見えます。

 もはや老人であるだけで胡乱な客です。疑いの目を向けていると、その老人は向かいの店の棚に駆け寄り、棚の下の見えにくいところにまたもや白っぽいものを投げ込みました。女はその一部始終を見ていましたが、止めも咎めもする様子はありません。ふたりは瞬く間に姿を消しました。

 自店の棚を確認すると、白っぽいものは布状の物体でした。使用後のアルコールウェットティッシュと思われます。なんと悍しく、汚らしいのでしょう。使用済みティッシュにしても、老人にしても。

 もしあの老人がなんらかの感染症に罹患していた場合、もはやこれはテロです。炭疽菌に感染した死体を敵の都市だか城塞だかに投げ込んだ話があったそうですが、それと同じです。

 すぐさま老人か女の手や鞄に押し込むのが最適解だったのでしょうが、あれは常習犯のような手慣れた犯行でした。ああいう者の腐り果てた性根は変わることがありませんから、そうしたところで違う店が被害を受けるのは想像に難くありません。

 女も女です。あんな人権道徳の欠片もない老人(もしくは認知機能に重大な欠陥を抱えた老人)を放し飼いで連れ歩くなんて、どう考えても異常です。気づかないのもそれはそれで問題ですが、気づいて看過するのはもっと問題です。犬の飼い主だって、まともな者ならば排泄物の後始末をするでしょう。異常者か障害者か知りませんが、家で静かに朽ち果てていてもらいたいものです。

 向かいの店の店員は気づいた様子がありません。これは無理もないことです。電車の席に座っているとして、向かいの席の下に転がっているゴミは容易に見えますが、自分の座っている席の真下は見えないものです。ましてや、客が見えにくい場所にゴミを放り込んでいくなど想定している方が珍しいでしょう。

 向かいの店のティッシュは私がそっと回収して捨てました。とりあえずただちに手をアルコール漬けにしましたが、それでも気分の悪さは残ります。まったく、クソみたいな老害でした。このような連中の方が我々よりも価値があるとするのがこの国です。イカれてますね。

 

 

 

[PS4]

 さっき虚言癖の話が出ましたが、友人と部隊を組んでプレイしていた際にレジェンズでこんなことがありました。

 試合は終盤、リングの収束と同時に我々はひっそりと安全地帯に入り込みました。残るは3か4部隊、あちらはあちらで交戦中のようです。我々の付近に敵部隊はいないようでした。

 リングの縮小が止まると、ちょうど安全地帯のすぐ外にレプリケーターがありました。すると、オクタンがシールドバッテリーを作りたいと言い出したのです。最終ラウンドに近いとはいえ距離はわずかですし、オクタンであれば回復アイテムを使う必要もありません。敵部隊は遠く、今が好機です。

 ジブラルタルとミラージュが了承してオクタンが走り出すと、ジブラルタルが「ヒートシールド使う?」と聞きました。たしかに、不要であるという確証はどこにもないのです。もしかすると、ここが使いどころかもしれません。

 しかし、展開されたのは緑色のサークル。オレンジ色のドームではありません。そう、空からモバイルリスポーンビーコンが降ってくるのです。モバイルリスポーンビーコンとヒートシールドはどちらかひとつしか持てませんから、ヒートシールドではなくモバイルリスポーンビーコンを持っているのにヒートシールドを展開しようかと聞いたことになります。呼吸するように嘘を吐くようになって久しいこのジブラルタルですが、なかなか面白い虚言を見た回でした。

 ヒットマンでは、今年のロードマップが公開されました。主な新要素は①PC版VR、②エルーシブアーケード、③フリーランサーの3つです。どうせVRもPC版も縁がないので、①は無視します。VRをしたいのなら、PS4でプレイした方が早そうです。

 エルーシブアーケードは、過去のエルーシブターゲットを使ったエスカレーションのようでした。エスカレーションとは、基本的に同じステージで同じタスクをこなすものの、クリアすると次のレベルが遊べるようになり、タスクが増えたり制限が課されたりするというモードです。例の失敗条件は健在ですが、恒常化したのに伴って再プレイ不可のペナルティは一定時間のプレイ不可に変化しています。

 ゲーム内からエルーシブターゲットのブリーフィングムービーやターゲットの情報は確認できますが、エスカレーションになるとただのいちミッションになったようですね。

 さて、今回のロードマップにおける最大の目玉はフリーランサーでしょう。

 本編のネタバレにはなりますが、47が所属していた組織ICAは壊滅し、宿敵も倒されました。すべてから自由になった47が再び裏社会に戻り、ダイアナとパートナーを組むところでキャンペーンは終わっています。

 フリーランサーはその後を描いたモードのようです。47はセーフハウスを拠点に新たなるミッションに挑戦します。これまではICAからのサポートがありましたが、フリーランサーでは自分で装備を調達したり管理しなくてはなりません。47も独り立ちです。

 ミッション内ではターゲットや護衛、一般人に加えてNPC暗殺者に武器商人が登場するそうで、どう考えても楽しそうです。今から実装が待ち遠しいところですが、実装時期については今年の春とだけ伝えられていました。伸びないことを祈るばかりです。

 さて、前回のクリスマスツアーinパリはお楽しみ頂けたでしょうか。時期もあってクリスマスをメインにお伝えしましたが、ドレスやタキシードに身を包んだセレブが集うバー、モデルが歩くランウェイ、秘密のオークション会場といったように、他にもあのパリの宮殿にはたくさんの魅力的なスポットがいっぱいです。

 今回はイタリアのサピエンツァからお送りします。マップは主に市街地と、カルーソーという富豪(かつターゲット)の屋敷から構成されています。市街地にはビーチや教会があり、居心地のよい港町といった雰囲気です。一方、屋敷は豪華な地上階に加えて秘密の研究施設を地下に備えています。 

 今回は海に近いエリアから探索開始です。左上に写っているのは教会ですね。イタリアの教会といえば懺悔室ですが、ここにもちゃんとありました。

 観光地でもあるのか、綺麗なビーチもあります。そういえば、しばらく海に行っていません。浮く板を波に突き立てて『いまは遥か理想の城』ごっこをしたり、砂浜で穴を掘って小さなプールを作ったり、ずいぶん遊んだものです。

 水着の美女たちが一同に介し、快く撮影に応じてくれました。腰に巻いた布はパレオっていうんでしたっけ。パズドラメタトロンで覚えました。

 海を望めるある民家の光景です。なかなかに面白そうなゲームですね。

 海を後にして屋敷の方へ向かいます。これは屋敷の前にある広場で撮影したもの。公共の場だというのに、ひどい寝相ですね。意識のない状態で塔の上から投げ落とされでもすれば、こうなるのかもしれません。

 彼らが寝ていた近くにはアイスクリーム屋さんがありました。天井からはコーンのディスペンサーが吊られています。こういうのって無性にわくわくしますよね。

 いよいよカルーソー邸にお邪魔します。

 重厚感のある内装ではありますが、壁の明るさや窓から射し込む陽光が南国を感じさせます。庭には優雅なプールやバーベキューのできる設備があり、綺麗な海を一望できます。

 さて、いよいよ屋敷の地下に向かいます。明るい雰囲気だった地表とはうってかわって、海辺の洞窟は薄暗くてじめじめとした雰囲気です。人工の光だけが眩く闇を照らしています。

 洞窟内の様子です。プレハブのような研究施設に加え、ガラス張りのユニットが奥に見えますね。あのユニットは特別な造りで、唯一の出入り口にはエアロックが設けられています。ウィルスの研究開発が行われているだけあって、警備も厳重です。

 研究施設の内部にお邪魔しました。2枚目の写真に写っている職員さんは、密閉された防護服を着ています。これを着ていると、ダース・ヴェイダーのように呼吸音も聞こえるんですよ。3枚目の写真に写っているのが、最高機密のウィルスです。特定のDNA情報を仕込むことで、そのターゲットだけに感染して殺すという凶悪な性質を持っています。
 サピエンツァツアーはいかがでしたか?気分も明るくなったことと思います。さて、次回はモロッコマラケシュをお送りします。これ、単体で記事にしてもよかったかもしれませんね。

 

 

 

[グラブル]

 今回の虎の双子も、どうにか引けました。ここ最近のは当年中に引けているのですが、まだアニラがいなかったりします。あとクビラもいません。いつの日かしれっと来てくれるのを待つばかりです。

 そういえば、昔のグラブルでは十二神将は12年間*6復刻されないことになっていました。神バハでさえやっと10年ですから、ずいぶんと大きく出ていたものです。プロデューサーが変わったことによってこの方針は取り消され、現在の「1年間はガチャから消え、次の次の年になってから追加される」ということになっています。

 ソシャゲのインフレというものは日進月歩なのが世の常ですが、12年間も放っておかれてはそれこそ時代遅れになりそうですね。その間、いない十二神将のイベントとかやられたらたまったものではありません。もう手に入らないもの(手に入らないようにしているもの)をわざわざ見せつけてくるのは不愉快極まりないものです。

*1:と書くと雪国の民からマウントを取られるだけなのでしょうけど

*2:「ええじゃないか」をスローガンにした結果、手を抜く者が出たと上層部は後になって判断したそうです

*3:クロミというらしいですね

*4:相手をブロック→解除のコンボにより、こちらからのフォローだけでなく相手からのフォローをも剥がすという技術です

*5:合ってますよね?

*6:次にその干支の年が来るまで

午前3時の35円

 それは十数センチメートルの距離から僕の右耳へと飛来して、脳髄を瞬く間に焼き尽くした。がんと強く殴られたような、それでいて優しく包み込むような感触が、僕の薄れかけていた意識を襲う。システムに侵入されたコンピューターみたいに、思考が侵されて書き換えられる。言葉の意味を理解するより先に、その感触が僕のすべてを奪った。甘い、甘い声。蕩けるような、痺れるような声。

 溶けたアイスクリーム。スプーンの頭を飲み込んだ白い池。飲み切った酒の缶。いつも飲むものより、ほんのちょっぴり強い酒。机に貼りついたメニュー表。散らばった10円玉と5円玉を載せたメニュー表。視界に映るものはそのどれも声とは関係がなくて、そのことが僕の思考をさらに混乱に追い込む。

 声の次には、吐息が来た。故意に吹きかけたのではなく、漏れた呼吸が届いたような感覚だったけど、先の声で混乱していた僕にはそれでも十分すぎるくらいだった。

 そこに鼻はないはずなのに、なぜか甘い香りがするとわかる。あたたかい息。人肌のような、すべてを委ねてしまいたくなるあたたかさ。無条件で安心できるあたたかさ。

 熱くはない。けれど、息が触れたところから瞬く間に僕の身体が熱を帯びる。酒のせいで、まともに動かない空調のせいですでに僕の身体はいくらか熱くなっていたのに、それ以上に熱くなるのを感じた。

 甘い声。甘い吐息。僕の思考と身体を麻痺させたもの。それでも、僕はかろうじて首を動かした。他のところは動かなかったけれど、声と吐息の元を見ずにはいられなかった。

 世界が回る。ぎこちなく動く世界。ぼやけたような世界。5円玉が蛍光灯を反射して、催眠術のように妖しく煌めく。ぐるりと回った先で、双眸が僕を見つめていた。どこかとろんとしたような瞳。きっと、そこに映る僕の瞳も同じはずだ。

 吐息が、今度は僕の口にかかる。力が入らなくて少し空いていた隙間から、僕の口に吐息が入り込む。熟れたような甘い味。喉に抜けていくその残熱。

 彼女のゆっくりとした瞬きで、金縛りが解ける。止まった時が動きだす。思わず身体を後ろに反らそうとしたけど、冷たい壁に頭がぶつかる。もう、僕に逃げ場はない。

 さっきよりも近い位置にある眼。睫毛を数えられそうなくらい近くにある眼。艶かしい唇。上気した頬。彼女の身体から来る熱波をはっきりと感じる。僕のそれとぶつかって、溶け合って、ひとつになって、僕たちを包み込んでいるのを感じる。

 その熱が、僕の身体の内側に入り込む。奥の奥、底の底。真っ暗な深淵の最深部に手を伸ばす、真紅の触手。粘液を滴らせてその痕跡をくっきりと残しながら這い進む、美しき蔓。

 僕の核にあったなにかが、それに呼応する。これは、彼女の核から来るもの。そして、僕の核にもあったもの。彼女から発せられた波動は、僕のすべてをいともたやすく通り過ぎ、核の中のただ一点へと正確に作用した。

 なにかが目覚める。まどろみの淵で己と同じ存在を感じとり、共鳴する。もう僕にはどうすることもできない。それは、言うなれば本能。果てのない欲望。ヒトが普段は押し込めている、獣の性。ヒトなら誰しもが生まれながらにして備える、根源たる衝動だ。

 獣が爪を伸ばす。僕の中を這い上がって来る。薄っぺらな理性の欠片を引き裂いて、表層へと侵攻する。進撃、そして蹂躙。

 もう、獣は僕の火照った皮膚のすぐ下にいる。好機を感じれば、今すぐにでも僕を喰い破るのがわかる。彼女のそれはすでに発現していて、僕の本能を待ちわびている。

 そして、彼女の唇が動く。舌が動く。そのどれも、僕にははっきりと見えた。音が届くよりも先に、本能がその意味を悪魔のように囁く。

 もう僕は抗おうとも思わない。痺れるような快楽を感じ取って、獣が、そして僕のすべてが歓喜する。聴こえるのは、思い返せばどこかでずっと望んでいた言葉。官能的で、甘美なる響き。

 

 

 

 

 

「ねぇ」

 

 

 

 

 

甘い、

 

 

 

 

 

「しよ?」

 

 

 

 

 

声がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

預言者たちの戦いが今始まる!

 

 

 

シュバババババババババ(両替1売る2乱弾武剣1暴れフレイル1エンゼルの帽子1貝殻2ドキドキ涙1)

 

 

 

 

 

(死神のカマ+冥矢 →僕)

 

 

 

 

 

 「もう一回やろっか」

 甘い、声がした。

クソ授業アワード2021

授業が終わり、課題が終わり、今年もこの季節がやってきた。2021年度クソ授業アワードの時間だ。今年度受けた授業が審査対象となり、複数の観点から評価が行われる。評価項目は以下の通りだ。

 

課題難度

その授業において、課題をこなすことの難度を示す。要求される物量や厄介さに加え、提出期限の短さなども高ランクの条件となる。期末課題の内容は単位難度ともリンクする。

 

出席難度

その授業において、日々の授業に出席することの難度を示す。対面の1限ともなるとかなりの高ランクだが、配置や形式のみならず予習及び復習の必要量も評価対象となるだろう。

 

単位難度

その授業において、単位を取得することの難度を示す。毎年落単を大量に出しているような授業は言わずもがな、他の難度の高さに見合わないほど厳しい成績評価を行う授業も高ランクが狙える。

 

 

参考までに、悪名高いスペイン語と2021年度のワーストを見ておこう。2020年度分も選定こそ行われたものの、2021年度のノミネート授業には見劣りするため、割愛するものとする。

 

 

 

スペイン語

課題難度: EX

出席難度: EX

単位難度: EX

文句なしの最高ランク。すべてにおいて隙のない強さを見せる規格外の存在。このEXはEXTRAだけでなくEXTREMEをも意味する。これが選択必修に潜んでいるのはどう考えてもおかしい。

「90分の授業だけでは足りず追加で動画授業視聴を要求される」、「十分に読めるはずの字を汚いとして採点すらされず落とされた」、「女子だけ贔屓しがち」、「成績の異議申し立てが通じない」、「早いところ諦めて次年度に取った方が賢い」などとその悪名は留まるところを知らない。しかもその実態は、スペイン語を選択した際にランダムで割り振られる対象教員たちの内のたったひとりによるもの。

しかも、この教員は強い力を持っているらしく、現状の改善は望めないとされている。そんな悪逆無道がこのスペイン語なのである。

ちなみに、1年生が第二外国語として履修する言語を決めるのは入学前のことである。先人の遺言が届くことなく決め、後悔する者も多いことだろう。

 

 

 

ヨーロッパ史

課題難度: D

出席難度: D

単位難度: E

恥ずべき2021年度の最下位となったのは、ヨーロッパ史の中でもブリテン史を取り上げた授業だ。特定の学部には属しておらず、全学部にとっての選択必修に属している。

課題は毎週ある小テストで、それと出席ボタンの押下によって出席確認を行う仕組みだ。どちらも期限が約2日であり、ステルス属性によってアラートを発しない点は高ランクを狙えただろう。

しかし、テストには時間制限もなく、教材を見ながら解けばほぼ確実に解ける程度の難度しかない。形式がオンデマンドな上に、教材本体の閲覧期限は設けられていないことも逆風となり、評価はDランクだった。

特筆すべきは期末課題だろう。内容は「イギリス史に関する作品を履修し、その内容や感想、筆者の考えを2000字程度でまとめろ」というものだ。作品ジャンルには制限がないため、これまでに読んだり観たりしたことのある作品を題材として使えば、作業量は少なくて済んでしまう。

しかも、本来の提出期限を超過した後にも提出を受け付け、お知らせでリマインド通知まで行うという暴挙に出た。極めつけとして、原則的に評価はAAまたはAのみとする(それ以下だと就職に不利かもしれないからという配慮らしい)宣言も出されている。最低ランクもやむなしといったところか。

 

 

 

以降は、いよいよ栄えある今年度の上位3授業だ。個性的な面々が出揃った。

 

 

 

第3位

課題難度: B

出席難度: B

単位難度: D

学部必修でありアカデミック・スキルを学ぶこの授業は、出席難度と課題難度において高い評価を誇る。まず、月曜日の1限という配置が無類の強さである。さらに対面出席のみしか認めておらず、このことも高評価に寄与している。

この授業が上位に喰い込んだのは、やはり課題の寄与するところが大きい。内容は「自身でテーマを設定し、それについての研究レポートを執筆する」というシンプルなものであった。これまでの授業ではある程度の方向性を示したものが多かったとはいえ、自由度が高いということは必ずしも悪いことではない。

問題は、担当教員が抱く執筆形式への異常な執着にある。そもそもこの授業では、レポートの形式や引用の方法といったいわゆるアカデミック・スキルを学ぶことも内容に含まれるのだが、文章の配置やフォント、大きさも細かく指定される。内容に負けず劣らずこちらを強調されるのである。

一部の指導においては「これまでにやったことがあるはず」との指導も見受けられたが、この授業の系列は必修でありながらいくつものクラスにわかれている。つまりは教員が別であり、これは問題点としてしばしば指摘される。

また、このような課題があるにもかかわらず、授業の大部分は課題の映像を鑑賞→並行して要点をメモ→それへの意見をまとめる→ディスカッション→その結果を発表という流れのものであった。課題についての説明はほぼなく、中間報告と称して何度か発表の機会は設けられたものの与えられる情報はあまりにも少なかった。

惜しむべきは、その方針が揺らいでしまったことであろう。この授業は後期に配置されていたため、年を跨ぐこととなる。年内の発表ではレポート用紙にして15-20枚という、場合によっては卒業論文にすら比肩し得るとも思われる驚異的な質量を以って受講者を圧倒していた。

ところが、年が明けた後にはそれへの言及がなされず、15枚に満たない分量で提出された課題であってもA評価が得られる事態となった。これについての真相は定かでないものの、結果として課題難度と単位難度を1ランク下げることとなってしまった。

ちなみに、弊学部ではいずれ興味関心に従って複数の領域からひとつを選んで深く学ぶこととなる。映像のテーマは性差別や子供、貧困に偏っており、これらはその領域のひとつに該当するのだが、つまりは必修たる英語の授業において選択必修のひとつに過ぎないロシア語を延々と題材にされるのと似ている。

望むと望まざるとにかかわらず、専門領域でこれらを選ばなかった者も触れざるを得ない。学部のテーマのひとつでもある偶発的学習といえるのかもしれない。

最終回においては、「この授業で正しいレポートの書き方を学ぶことで、これからの人生においてどんどん研究するようになって欲しい」と結ばれた。このような難解極まりない規則や形式を知ってこうなるとは考えにくい。自身の経験から学ぶという学習の形は、人間の根源的なものであろう。最後にして最初へ還るという文学性すら秘めていたのである。

 

 

 

第2位

課題難度: A

出席難度: C

単位難度: B

唯一前期の授業から受賞した。この授業は司書過程の必修枠に含まれており、司書の仕事や図書館の仕組みを学ぶことになる。

初回ガイダンスにおいては、これらのことや評価基準以外にこの授業でのルールなるものが語られた。それは「けじめはきちんとつけたいので、授業の始まりと終わりには挨拶をする」というものだったが、次第に行われなくなっていった。自己満足を強要する教員は珍しくないが、それを押しつけておいて自ら忘れるという独自性が評価された。

序盤や終盤にこそ図書館にまつわることを学んだが、中盤には「課題文に対して自身の意見を書き、それを学生同士で互いに評価し、さらにそこで得られた意見を元に加筆する」という授業が行われた。この意見文自体は難度も分量もさして驚異ではないものの、指導が「文章の書き方」に偏っていた。

この授業はあくまで図書館に関することを学ぶという触れ込みであり、受講者もそれを(もしくはただ単位を)求めていると推察される。しかし、後から振り返ってみても教員が最も熱心に指導していたのは文章の書き方であった。さらに、そうして教えられる内容は初歩的なものでしかない。「シラバスにあることがすべてではなく、また授けられるものすべてが有益とも限らない」という教訓めいたものを感じさせる。

なお、その課題におけるあらゆる作業はPCで行われたが、オンライン授業ではなく大学のPCルームを使った対面授業だった。感染対策と称してディスカッションは掲示板を用いて行われ、全員が同じ部屋にいながら掲示板を通して会話するという形になった。

オンライン授業は、空間を共有しないことで自由に会話ができるという長所を持つ。そんな中、あえて対面で授業を行うことによりむしろディスカッションの質を下げているのである。現代ならではの矛盾を体現した芸術性、苦難の道を自ら選び取る勇敢さが見受けられる。

期末課題は他に類を見ない手間を要した。テーマと公立図書館を決め、そのテーマにおいてどのような資料が収集されているのかを調べる。そして、公立図書館のコレクション方針と照らし合わせてその方針通りに資料が収集されているかどうかを分析するのだ。

この調べる過程が曲者であり、かなりの時間と労力をかけなくてはならない。分析の観点や比較する項目は各自に委ねられるものの、基本的にはテーマについて国会図書館、商業書誌データベース、選んだ公立図書館のそれぞれで検索し、出てきたすべての資料とそのデータをまとめることとなる。重複の有無も見逃せない。

また、このような課題であるにもかかわらず、与えられた情報は圧倒的に不足していた。テーマ選定の基準として与えられたのは「(各サイトで検索した際のヒット数が)20-30件では少ないが1000件では多い」のみであり、それを元に選定されたテーマを教員が評価する機会も設けられたものの、そこでの評価基準は「教員が知っているか否か」であった。すなわち、教員が知っていればヒット数が多いのではと疑問を呈され、知らなければ問題なさそうと診断されるのである。

この点は第3位の授業とも似ているが、明暗を分けたのはその結末であろう。第3位の授業は高難易度の課題を課しさらにそれへの説明は圧倒的に不足していたが、最終的には無難な難易度に落ち着いてしまった。一方でこちらは終始高難易度を貫き、評価においても厳格さを維持した。挨拶についての態度は貫かれなかったが、前述のように特徴として受け取ることもできよう。

以上のように、実に多彩な性質を孕みつつ高難易度の課題が待ち受けるのがこの授業である。資格取得に必要な単位でありながら教員の私情が色濃く、この圧倒的存在感も受賞に貢献した。

 

 

 

第1位

出席難度: EX

課題難度: EX

単位難度: EX

この数学的なパズルを解くことになる授業はオンデマンド式であり、課題の提出期限も約1週間後と比較的長い部類に入る。それにもかかわらずこのようなイレギュラーな結果を記録した。こちらのEXはEXTRAのEXであり、大きく変動することを示している。

毎授業の流れとしては、資料の置かれたGoogleドライブのリンクと課題提出フォームが送られてくる。資料には「ハノイの塔」や「ニムゲーム」など、数学的なパズルの概要と解き方の例、応用問題が記されており、その応用問題を解くことが課題であり出席でもある。期末課題は、更なる応用問題4題の中から2題を選択して解く形式だ。

「日常生活」と謳い、数学に疎くても親しみやすいようなイメージを醸し出しておきながら、その実態は極めて数学的なアプローチを行っている。その裏切りの鮮やかさは評価に値する。

文系に突然█進法だの素数だのを出されても理解できないことをまったく理解していない。しかも、高校生の頃に数学と訣別して以降はそのまま、という者も多いはずだ。どう考えてもそのような者が取るべき授業ではないのに、その実態を巧みに覆い隠しているのである。

さらに、課題提出が出席であるため、どうにかして解いて提出しなければ出席すらできない。問題によってはインターネットで検索してもろくに情報が出てこないこともあり、シングルプレイは困難を極める。

以上のように、おそらく数学の能力に秀でているかそのような者と協力できる環境にあれば特に問題はないが、そうではないものにとっては一転して非常に厳しい戦いを強いられることになる。擬態して獲物を待ち伏せキルゾーンに入って後戻りできなくなった途端に本性を露わにして捕食するという、鮮やかにして残虐なる狡猾さは優勝にこそふさわしい。

 

 

 

なお、得られた情報が少なかったことからノミネートは逃したものの、他にも数々の優秀なクソ授業が存在していると考えられている。テレビ番組にも出演するような有名人が講師を務め、自慢話を90分フル×15セット聞かされるという授業も中々だが、

 

・教授が「数学のできる者は選ばれし者」という極端な選民思想を抱いている

 

・オンデマンドながら異様な量かつ難解な資料を毎週送りつける

 

・期末試験が大問4つから構成されているものの、ほとんどの者が大問2までしか到達できない

 

という授業の存在も確認されている。開幕抵抗消去不可最大HP減少デバフは痛い。もしこれらが真実ならば、スペイン語に匹敵するか上回る評価となるだろう。幸いにもこれは流体力学なる授業であるらしく、文系とは一切縁のない次元に存在する。まさに異次元の怪物だ。

今年度のクソ授業アワードは以上だ。去年よりもあらゆる面でレベルアップが見られ、多様性の時代にふさわしく新たなジャンルの開拓も進んだ。なにもかもがめまぐるしく変化していくこの世界で、来年度はどのようなクソ授業との出会いが得られるのだろうか。

[2021] 1月に書く、12月の生存報告

タイトルから思いっきり虚偽表示をしてしまいました。書き始めたのは2月です。下で書いているように、とうとう21歳になりました。つまり年老いたってことです。老いたので書ける文章の量が減るのも道理でしょう。ということで今回から短く*1なります。

どうして20000字を書こうとしていたのでしょうか。誰が強制するでもなく、何を損するでもないというのに、奇妙な話です。普段の授業におけるリアクションペーパーなんて、せいぜいが300字とかそこらです。1000字に達することはほとんどないでしょう。

すでにほとんどのことが思い出せません。いつものように私の記憶力が死滅しているのか、それともそもそも古すぎるのか、どちらでしょうか。たぶんどっちもですね。

師走といっても、いつも課題に追われているのであまり普段と変わりません。いえ、普段は課題を間際まで無視していますからそうでもないのかもしれませんが。どちらにせよ、課題提出前夜はいつだって師走なのです。

今回は短めになりましたが、それはネタがなかったからではありません。賞味期限を過ぎたとしても、消費期限はまだどうにか無事なことに賭けたかったからとっとと上げるのです。箱根旅行の話、明らかになる期末課題の話、出かけた話はまたどこかで書くこともあるでしょう。特に箱根旅行はいい思い出でした。これだけはどうにかなるはずです。

 

 

 

<学校>

そういえば、私がどの大学でどの学部に属しているか書いていませんでしたね。人種差別や性差別は許さないけどキャンパス差別はむしろ励行大学、TOEIC2回受けさせる学部、TOEIC2回受けさせる学科といいます。学部と学科が同名なタイプです。こういうタイプのところって、同じ文字列を毎度2回書かないといけないのがストレスですよね。大学はこの労役に対し補助金を出すべきです。

この学部では英語が3年生の前期まであるらしく、そのクラス分けは毎年度末のTOEICによって決定されていました。昨年度は年末年始くらいだったので、テニスで同じクラスだった女の子に助けられたわけです。テストの存在ごと忘れていましたからね。

まだお礼は言えていません。苗字だけは覚えていますから、いつかひとこと伝えたいものですが、あっちからすれば困惑するだけでしょうから難しいところです。

で、今年はどうやらそのクラス決めに影響するTOEICが3月頃にあるそうでした。それはいいのですが、なぜか12月に全学部へ向けてTOEICを受験するようにという通知が来たのでした。

これはまったくクラス決めと関係ありません。去年こんなものがあった記憶はありませんから今年になって始めたのでしょうが、どうしてやることにしたのか不明です。

受験料は大学負担だとか恩着せがましく言われましたが、その分授業料あたりを減額して欲しいものです。一切使わなかったのに設備維持費を満額取ってったの、忘れてませんからね。

弊学部も弊学部です。どうせ1回受けるのだから、クラス分けもそれを参照すればいいのにと思います。上層部との連携が取れていないのでしょうか。

さて、大学祭は10月に終わり、委員会の引き継ぎも11月にはほとんど完了していました。12月にあったのは、新たに1年生を獲得するための勧誘でした。

説明会があるというので、私もその手伝いを買って出ました。窓口からプロジェクターとスクリーン、スピーカーを借りて会場となる教室に設置します。プロジェクターとは小学校時代からの付き合いですが、組み立てるのは今回がはじめてのことです。

時期こそ違いますが、私もこのような説明会に参加して入ることを決めたのです。無事に後輩へこの流れを継承できるのでしょうか。

設営も準備も早く終わったため、スネークのPCをプロジェクターに接続して『孤独のグルメ』を観ることにしました。そういえば、高校時代も学園祭実行委員会の仕事中にプロジェクターを私的利用していたものです。他の者がセットした『プリズマ☆イリヤ』を一緒に観ていました。誰かと誰かが動く歩道ですれ違っていた気がします。そういえばあれ以降一切触れていません。

画面に映し出されるおいしそうな料理を観ている内に、我々は自分たちも腹が減っていることを思い出しました。外はもう真っ暗な時間帯です。たちまち数名がコンビニへ向かいます。私は朝から何も食べていませんでしたが、金を惜しんで何も買いませんでした。

予定されていた説明会の開始時刻が訪れ、我々はいつ1年生がやってきてもいいようにスタンバイしました。スライドがセットされ、BGMとして前回のテーマソングも流しました。

ところが、誰もやってきません。追加でインスタの公式アカウントに説明会開催中のお知らせを投げても駄目です。1時間くらい待った(段々飽きてきた)後、全会一致で解散が採択されました。

そういえば、私が説明会に迷い込んだのは看板を掲げた委員に釣られてでした。当時はほとんど大学に関する情報をSNSから得ていませんでしたから、SNSであったはずの募集にも気づいていなかったのです。多くの人は私と違うでしょうけど、今回はそういった呼び込みをしていませんでしたし、それが原因のひとつなのかもしれません。

いずれにせよ、説明会参加者0人という驚異的な記録を打ち立て、我々は委員会のsyamuという称号を得たのでした。ちなみに、他の局の説明会にはちゃんと人が来ていたそうです。

これは我々の局だけの説明会でしたが、後日全体説明会もありました。私は早めに現地入りして待機していたのですが、次第に集まる人々が誰も彼も他の局の陽キャばかりなのでいたたまれなくなり、トイレへ避難しました。

少しして戻ると、今度はミラージュと同じ学科のサムが数分前の私と同じような様子でいました。やっぱりこの者とは波長が合います。

次第にスネークやセレブも到着し、説明会が始まりました。私は他の局の者をほとんど知りませんが、参加者よりも委員の方が多い様子です。我々の局の説明を聞きに来ている者はいるのか怪しくなってきました。

この日はアルバイトがあって来られないというマッチ売り*2の代役を務め、プレゼンはしました。興味を持つ者がいたのかどうかは不明ですが。

帰り道、スネークが今後の活動について教えてくれました。私が入ったのは春でしたが、その年に何をするかの企画決めを行うのは冬(これから)なので、今度は君もそれに携われるよとのことでした。

スネークは一切悪くありませんし悪気もなかったのでしょうが、私はすっかりつらくなりました。対外部で企画なんて、どうせどこに電話するかがせいぜいでしょう。その頃、他の部や班ではどんなパンフレットを作るかとかどんな動画を作るかとかやってるのです。

どう考えてもそっちの方が楽しいに決まってますし、向いています。自分が特別クリエイティブだとは思いませんが、見知らぬ人と電話することに比べれば大抵のことは得意だと言えますからね。それ以上に苦手なことを見つける方が難しいはずです。

さて、先月*3にはとっくに本祭も引き継ぎも終わっており、この新規募集はすでに次年度への準備だったのですが、我々にはまだ仕事が残っていました。この歳から残業とは、先が思いやられますね。

それは、金や物資をくれた取引先への領収書や報告書の送付(あと今年はありがとうございましたとかまたよろしくお願いしますとかの挨拶)です。後始末というか締めというか、まぁその年度の最後の仕事ではありました。

この報告書というのは、今年はこんな企画をやったとか、来場者が何人来たとか、そんなことが書いてある書類です。当然、本祭を終えてからでないと作れません。事前に請求書を送ってあるので、その通りにこちらへ振り込まれたのを確認してから領収書とこの報告書を相手へ送るのです。

私に割り当てられたタスクはふたつ。一旦シャッフルされたようで、私が夏から秋にかけて連絡を取り合っていた取引先とはどちらも違うところでした。片方はまもなく振り込みが確認され、メールのやり取りをしていた形跡も発見されたので、そのメールに返信する形で書類を送信しました。ここまではまぁいいのです。ここまでは。

幸いにも、私がこれまで担当した取引先に厄介なところはありませんでした*4*5。しかし、他の者たちが担当したところの中にはたしかに面倒な取引先が存在しており、不幸にもそういうところにぶつかってしまった者はたびたび長のウィックへと対応を要請していました。そうしたやり取りの中に、ふたつめの名前があったような気がしたのです。

LINEを遡ってみると、見事にその名前がヒットしました。どうやら不幸な犠牲者はディスコだったようです。それは大学祭についての資料を送り協賛可否を検討願う段階におけるものでしたが、ディスコからの報告をまとめると、①郵送は金がかかるから嫌、②でもメールも嫌、③直接持ってこいとのことでした。

それに対し、ウィックは自分が対応すると返していました。その後は音沙汰がなく、メールの痕跡も発見されません。やはり、本当に対面でやり取りをしていたようです。私もウィックに泣きつくしかないようです。

そうして泣きついたところ、請求書や領収書の段階はすでにウィックが済ませているとのことでした。私に残されたタスクはただひとつ。報告書をいちいち辺境の居酒屋まで持って行ってやらねばならないのです。

しかし、アポを取らなくてはならないのが面倒です。取引先に書類を届けるなんて経験はもちろんありませんから、何をどうすればいいのかわかりません。封筒に入れるべきでしょうか?封筒にも何か書くべきなのでしょうか?内訳みたいな紙*6は?

そもそも、この時代にメールも郵送を嫌だなんて駄々こねる老害になんて会いたくありません。どう考えても話が合わない奴に違いありません。

これらが組み合わさり、私はこのタスクをずっと先延ばしにしていました。とはいえ、もう年の瀬ですし学校も冬休みに突入しそうです。覚悟を決めてアポを取るべく電話しました。

委員会の者であることを伝え、報告書を渡したいがいつなら空いているかを聞き、無事アポを取ることができました。ロザミアに誓っても使い続けて9年目のMacBookに誓っても運転免許証に誓っても構いませんが、私はこの時「報告書を渡したい」と言っているはずです。ここ、覚えておいて下さいね。まだ何も言っていないのに、私が店まで持参する流れになっていることもです。

時間の少し前に店へ到着し、店の前で待っていると、店主らしき人物が出てきて店の中に招かれました。これは昼過ぎのことでしたし、居酒屋のランチ営業が終わる時間を指定していたのでしょう。

軽く挨拶して、封筒に入れた報告書を渡します。結局、内訳を記した書類は入れませんでした。見ればわかるし当人も目の前にいるのに、そんなものを求める方がどうかしています。

報告書を見ていた店主から、さっそく声が掛かりました。こちらとしては早く帰りたいのに、迷惑な話です。以下、その会話です。ガバ敬語は気にせずにお願いします。長めなので、読み飛ばして頂いても構いませんよ。

 

「パンフレットは?」

「そちらにあるQRコードからダウンロードして頂けます」

「えっ、作ってないの?」

「ですから、そちらのQRコードからダウンロードして頂くことになります」

「持ってきてくれるんじゃなかったの?」

「事前にお伝えした通り、今回持参したのは報告書です。パンフレットのpdfデータをダウンロードできるQRコードが載ってます」

「じゃあ持ってきてないの?」

「そもそも現物としては作ってないんです」

「大学祭やらなかったの?」

「やりましたよ。そちらがその報告書です」

「来場者にパンフレットを配らなかったってこと?」

「そちらを読んで頂ければ記載してありますが、来場者がいないんです」

「開催したのに人がいないの?」

「事前にお伝えした通り、オンライン開催になったんです」

「客は入れてないのか」

「一般客は入れていません。学生のみで執り行いました」

「じゃあ一般の人にパンフレットは渡ってないんだ」

「公式サイトからどなたでもダウンロードできるようになってます」

「話と違うなぁ」

「(話聞いてないんだろうなぁ)」

「聞いてた話だとさ」

「はい」

「一般の人に現物のパンフレットを渡すってことだったんだけど」

「はい(開催形式の変更は伝えてあるはずだけどなぁ)」

「そういう話だったから協賛してるんだよね」

「はい(継続の可否も聞いてあるはずだけどなぁ)」

「こっちとしては、実物をもっと早く持ってきて欲しかったわけ」

「はぁ(聞いてないぞ)」

「お客さんの座るテーブルに置いたけばさ、宣伝にもなるじゃん」

「そうですね(どうかなぁ)」

「現物のパンフレットが欲しかったわけであって、こんなものいらないんだよね」

「はぁ(カラーコピー代と封筒代出るかな、出ないだろうな)」

「君、来年もいるの?」

「はい(ここの担当だけはごめんだね)」

「来年も現物を作らないなら協賛はしないから」

「共有しておきます(来年は協賛しないって伝えようかな)」

「こんなもの貰ってもしょうがないんだよね、持って帰って」

「お時間を割いて頂きありがとうございました、失礼致します(汚らしい手で触れたものを返すな)」

 

とまぁ、こんな感じでした。しかもこれ、クリスマスイヴなんですよ。ひどい祭日でした。

この件で、決定的に対外部の仕事が嫌いになりました。来年が憂鬱です。

大学祭の打ち上げ以降、私は飲み会というものがすっかり好きになっていました。誰かと酒を飲むということ自体かもしれません。初に近い経験でしたからね。

それを主導していた3年生が引退した以上、他に積極的そうな者がいないということもあり私がその立場になるしかないと思っていました。というか、やぶさかではないですしむしろ望むところです。アイデンティティを得るというのは大事なことですからね。

ところが、ある日スネークから2年生へ招集がかかりました。委員会の活動日は疑似全休でしたが、スネークからの呼び出しとあっては断れません。委員会の活動であればそもそも行くのですが、とりあえず現地に向かいました。

大学祭終了後、委員の間でアンケートが行われていました。私は特に文句もなかったので*7無難なことを書いて提出していましたし、それはほとんどの人にとっても同じことだったのでしょう。その中にあったただひとつの例外、自由記入欄で提出された意見をスネークは我々に見せました。

そこには、「仮にも学校公認行事の実行委員会が未成年者飲酒を黙認するのはどうかと思う」とありました。未成年者である可能性があるのは1年生と2年生の一部ですが、おそらくこの意見を書いたのは1年生でしょう。これまでも同じ意見が出されていたのならこうはなっていなかったでしょうから、2年生か3年生である可能性は低いと思われます。さらに、酒のある会に出席していた者は限られています。

さぁ、犯人は誰なのでしょうか。といきたいところですしそうなるのが人情というものですが、スネークは犯人捜しを望んでいないようでした。それもわかります。「こいつがひとりだけ面倒なこと言ってる奴なんだな」と思って過ごすのは嫌なものでしょうからね。疑心暗鬼になるのも同じくらい嫌そうですけど、情報というものは不可逆ですから、知らないままでいいのかもしれません。

ちなみに、この日は昼休みにこのことと「1年生がいる場では酒を許可しない方向でいこうね」を伝えてそれで終わりでした。数十倍の時間を移動に費やすことになりましたが、悪くはないものです。

こうして1年生を誘いにくくなった私は、2年生のみでの食事を企画することにしました。その話をスネークにしたところ、「店も決めてくれるんだよね、よろしくね」となったので、店を決めるところも私がやることになったのでした。

大勢で行くところを決めるのも、事前に予約をするのも初めての経験です。どうにか近くの店を検索し、よさげなプランのある店を絞り込むことはできました。しかし、我々の人数を収容できるかどうかが不明でした。店内の写真が見つからないのです。

ところで、この日の近くにミラージュの誕生日がありました。もう委員会の活動もなかったので、私はこの機会に祝おうとして誕生日プレートを出せる店でさらに絞り込みをかけました。結果、席はまだわかりませんが無料でプレートを出してくれる店を発見したのです。値段も悪くはなさそうです。

なお、この誕生日プレートはサイトからクーポンを適用することで無料となったのですが、ここには幹事無料クーポンもあったので悩みどころです。クーポンは1枚しか適用できないのです。

サイトから予約を済ませると、店から電話が来ました。自由記入欄に大きな個室を希望すると書いておいたのですが、それが大丈夫だということでした。無事、与えられた任務を遂行できました。これならまたやってもいいですね。

当日、店の場所がわからなくなって彷徨うというハプニングこそあったものの、食事会自体は成功裏に終わったものと自負しています。店にも品にもみんな満足してくれていたようでした。乾杯の音頭はぐだぐだになってしまいましたがね。大人数に号令をかけるのには慣れていないのです。

我々は一定時間ごとに席を移り変わっていました。最初から最後まで卓が同じメンバーではちょっともったいないですからね。今回のプランはコースだったので、終盤になってプレートはそろそろかなとなっていた私に、スネークが「そろそろ席替えしない?」と言い出しました。

そばにいたマッチ売りが「別にもういいんじゃないかな」と言い、私も今更変えなければならないわけでもないのではと思っていましたが、ミラージュから来た目配せで事態を察し、幹事権限で席替えを呼びかけました。大勢へ呼びかける言葉として諸君を選んだら笑われたのはまた別の話です。次は皆々様とかにしましょうかね。

私が読み取ったスネークの真意は正しかったようで、そうその通りというような表情を浮かべていました。誕生日プレート授与に備え、個室の中央部にミラージュを呼びたかったのです。ミラージュの学部は人数が多かったので、それを口実に彼らを中央へ誘導することもできました。私にしては我ながらいい機転です。

この1分に満たないできごとはちょっとした知見をもたらすのですが、それを書くのはまた別の機会に取っておきましょう。私が覚えていられるといいですね。

旅行と課題については、冒頭に書いた通りです。もう少し無為に過ごす時間を減らすべきなのはたしかですが、これを書いている時間も無為ではないと断定しきれないのが残念なところです。

 

 

<アルバイト>

私がアルに案内されてオーバールックのバックヤードを回っていた時、IDカード認証式の分厚いドアを見て「財団施設みたいだなぁ」と思っていました。自分もIDカードを持つ身なので、よくこのようなドアを開けています。オーバールック上層部はどうせDクラス職員程度にしか我々を考えていないのでしょうけど。

ところで、217号室のあるフロアには倉庫室区画があり、そこのドアもまたこのような形式のものでした。217号室の倉庫もこの中ですから、私のセキュリティクリアランスレベルでも問題なく通過できます。

ただ、このドアだけ自重で閉じてくれないという厄介な性質を持っていました。完全に開いたままということではないのですが、ドアのツメみたいな部分がドア枠に入るまでは閉じてくれないのです。最後に人の力で押し込んでやらねばなりません。

しかも、これらのドアには閉め忘れ防止機能なのか、一定時間開けたままでいるとアラートを鳴らす性質があります。冷蔵庫みたいですね。つまり、このドアが自重で閉まった後、さらにもうひと押ししてやらなければ完全には閉まらず、アラートが鳴り響くという寸法なのです。

自分ではどうにもできず、困るとすぐに泣き喚いて助けを求め、蹴りつけると静かになる。まったく、こう書くと実にひどい字面です。耳障りなアラート、もう1年近くここにいるのにまたも同じミスをしたことへの苛立ち、このドアをいつまで経っても修復しようとしない本部への怒り、それらが合わさってつい蹴りつけてしまうんですね。

例の月末特大タスクは12月にもありました。普段と少し違う点として、年末年始に5時間働くと発生する2000円のボーナスが存在するそうです。アルマンに聞いたところ、今回はおそらく22時頃には終わるだろうというので、逆算ついでに念のために余裕を持ち、16時からの勤務でシフトを申請していました。

ところが、いざ始まってみると、というか始まる直前になって、事前に用意されていた資料に欠陥があることが判明しました。さらに、作業を進めていくと更なる問題が露呈します。これは商品の数を確認するタスクなのですが、あまりに広範の商品において数が合わないのです。これまでも数が合わないということはありましたが、これほどまでに多くの商品で発生するのは初めてのことです。よく売れてよく補充される商品であればまだわからなくもないのかもしれませんが、あまり売れない商品ですらそうなのです。

この未曽有の事態に、オペレーション参加者の面々は混乱しました。こんなに数が違うことはないはずなのに、データは違うと主張しています。ミスを日頃から繰り返しがちなこともあって資料を作ったダーウェントに疑いの目が向く中、集計作業をしていた者が原因を特定しました。私にはよくわかりませんでしたが、ダーウェントが原因でないということだけはわかりました。軽率に判断するのも考えものです。

どうにか今回も終わりはしましたが、あらゆる手段で帰路を急いでも結局家に帰りついたのは23時59分でした。リビングに駆け込んだ時には、カウントダウンが7秒前まで到達していたのです。帰ったらゆっくり風呂に入るか年越しそばを食べるかの片方しかできないな、どちらにしようかしらと思っていたのに、どちらもできませんでした。そんな忙しい大晦日だったのです。

後日、アルにこの話をしたところ、「もしかして7時間働いてたのでは?」と指摘されました。その通りです。当初の予定よりも大幅に遅れ、数えてみれば初めて7時間も連続で働いていました。「わぁびっくり」くらいの感想しか抱かなかった私ですが、アルによれば労働基準法だかの法律に引っかかるらしいのです。7時間以上働いた者には休憩を与えなければならないとのことです。こんなんで厳しい現代社会を生きていけるのか、不安が残りますね。

 

 

 

<PS4>

原神にあったことで覚えているのはふたつだけ。ひとつは、どうにか辿り着いた天井でエウルアを2枚抜きしたこと。これで最低目標の2凸は達成できました。2枚抜きなんてあと数年はないでしょうね。そしてもうひとつはアルベドのイベントです。

作った雪だるまのひとつがこちら。楽しそうですね。

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アルベドの出生にせよ、ベースキャンプにいた少年の父親にせよ、重要な情報を期間限定イベントで出すのはやめて欲しいものです。フォートナイトの死者の声を思い出します。あれはあれでよくない試みでした。

レジェンズではヴァルキリーのシーズン以降、プレミアムバトルパスを買っていました。そして今回、初めてコイン産スキンに手を出したのです。有償スキンですね。

買ったのは、「クロースティック」。サンタをモチーフとした、コースティックのクリスマススキンです。人生で男キャラのサンタコスを買うことになるとは思いませんでした。ガスグレネードがデフォルトと同じなのは少し惜しいところですが、見ていて楽しいので好きです。髪が白髪でガスおじ(いちゃん)と化しているので、エモートがいちいちかわいらしく見えてきます。

そして、そのコースティックをよく使っていました。ミラージュのデコイも同じようなものでしたが、ガストラップにうまいこと敵が引っかかってくれると楽しいものです。アルティメットがもっと早くリチャージされてくれたりガスのダメージがもっと高いと嬉しいのですが、EAには望むだけ無駄でしょうね。私の推しは不遇になる定めとなりがちです。

そうして戦った結果がこれです。

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やりきれませんね。

そうそう、FALLGUYSのことを覚えていますか?ゼリービーンズみたいな生物が生き残りと王冠を賭けて様々な競技に身を投じる、バトルロイヤルゲームです。このゲームは『Portal』や『NieR:Automata』、『Untitled Goose Game』といったゲームに加え、キズナアイゴジラなどジャンルを問わず他の作品とよくコラボすることでおなじみですが、今回は『ナイトメア―・ビフォア・クリスマス』とのコラボが行われました。

町長、サリー、ジャック、サンタ・ジャックのスキンや限定装飾品が実装された一方、イベントトラックを完走することで限定勝利モーションが入手できました。

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勝利すると幽霊犬ゼロがどこからともなく登場するというものです。BGMも変わるという手の込みようで、手に入れられてよかったです。完走にはチャンピオンを1度取る必要があるので、ちょっと運も絡んできますからね。

ヒットマン3では、突然のエルーシブターゲット復刻ラッシュを迎えました。以前始末したレイジを除き、手段を問わない女詐欺師「アセンショニスト」ことアリソン・モレッタ、絵を手に入れるためにはやっぱり手段を問わない「コレクター」ことコディー・ヘインズ、一般人をも手にかけ刺客すら返り討ちにする女暗殺者「イコノクラスト」ことジョアン・ベイズウォーター、ずさんな仕事で大事故を起こした建築検査士「ライアビリティー」ことテレンス・チェスターフィールドを始末しました。

コレクターの暗殺任務では、ターゲットの暗殺以外に任意タスクとして絵画の回収が設定されていました。試しにPS4の配信機能で友人に画面を見せながらプレイしていたのですが、いつの間にか知らない人が紛れ込んでおり、うっかり絵画の回収後にサイレントアサシンに失敗したところ、アドバイスをくれました。

普段、エルーシブターゲットで失敗した場合はソフトのホームに戻ることで再トライすることができます。しかし、これは何らかの目標を達成する前までのことです。目標達成後は再トライが封じられます。この状態に陥ったわけです。

ところが、ここでソフトのホームに戻ることなくソフト自体を強制終了することで再トライが可能というのです。実際に試してみたところ、うまくいきました。この誰かの助けがなかったら、サイレントアサシンでコレクターを始末することはできなかったでしょう。ありがたいことです。

イコノクラストでは、ブリーフケースの中に催吐毒発生装置を仕込み、人前で起爆するというテクニック(誰かが上げた動画で知りました)を使って窒息死を狙ったところ、イコノクラストがよろよろと高所の手すりに向かいました。その先は崖です。背中を押せば転落死させられますし、その現場さえ見つからなければ事故死判定です。「ひと押しすればヤれる女」の誕生でした。

ところで、このイコノクラストはターゲットを始末する際、故意に一般人を巻き込む手法を使ったことから相棒のハンドラーが密告し、所属組織の抹殺対象となっています。idea47もよくやることなので、ちょっと反省しましたね。ダイアナが裏切らないことを祈るばかりです。

そうそう、このゲームのフォトモードは結構不便です。PCである47がカメラを持つという形式のため、47自身を撮ることは鏡でも通さなければできませんし、時も止まらなければ角度も動かせません。そんなわけで見る機会はなかったのですが、ある時消火斧を逃げるドレスの女の後頭部に投げつけたところ、斧が命中した勢いで女の体は前に吹っ飛び、その勢いでスカートがめくれたままになったのです。

下着がわざわざ作られているのは初めて知りました。灰色の地味なものでしたが。死してなお、後頭部に斧を生やしながら地面に突っ伏し、下着を晒しているというのはどうにも哀れなものです。こうして47は最低なスカートのめくり方を会得したのでした。

さて、このゲームにはエルーシブターゲット以外にも期間限定イベントがあり、今回は去年開催されたというクリスマスイベントが恒常化しました。ということで、クリスマスのパリを見てみましょう。

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サンタさんへのプレゼント、クッキーとワインですね。私の家ではクッキーとミルクを置いておくのが習わしでした。ソリが飲酒運転にならないか、ちょっとだけ心配が残ります。

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クリスマスの豪華なごちそうです。テーブルに溢れんばかりの量で、ちょっと食べにくそうですね。七面鳥もあるようです。

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こちらは厨房を写したものです。気軽に食べられる軽食の準備が進んでいるようですね。おや、真ん中に見えるのは寿司でしょうか。パリでも寿司は人気なんですね。

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ここは地下の警備室。招待客の安全を守るため、監視カメラで敷地内を見張っています。何かトラブルがあればすぐに駆け付けられるよう、警備員も待機していますね。

 

 

 

<神バハ>

前回書いたナノを求めるロリコンは、驚異的なスピードでイベントを走り始めました。いざとなれば私ひとりでかつほんの少しの時間走るだけで本選へ持っていけますから、予選最終日の夜に様子を見て、他のメンバーが抜け殻であれば私の出番だと思っていました。システムを説明したとはいえ、初心者に任せるのは少し酷だと思ったのです。

ところが、夜に様子を見てみると余裕で本選圏内にいるではありませんか。珍しくちゃんと中身のあるプレイヤーが同チームになったのかと思ってメンバーを確認すると、他のメンバーは全員抜け殻であったのに、ロリコンだけが走っています。というか、ボーダーラインを余裕で飛び越えています。

これでは私の方がキャリーされているようなものです。むしろお荷物です。寄生虫です。どうにか協力しようと思っても、私にできることなどもう何もありません。無事予選はそのまま終わり、私は初心者の力で本選へ連れて行ってもらったのでした。

ロリコンは本選が始まって少しの間に目標地点にまで到達し、ナノの図鑑登録までをすっかり終わらせました。その後は燃え尽きたのか走らなくなりましたが、まったくたいしたものでした。私はそこまで育てこそしませんでしたが、それなりには到達しました。神撃アップまでは到達できたのでまぁいいのではないかと思います。

さて、この育成イベントでは「イベントを走って育成用アイテムをいっぱい集めたのにそれを投入し忘れる」というのがもはや恒例行事となっています。書の配分をうっかり間違えたり、タイプとスキル効果の関係性を忘れたりと他のミスにも事欠きません。そんな嫌な思い出ばかりの育成段階ですが、今回はなんとフィメイル単体対象のスキルが抽選で出たのです。

コンパスのメダルを使ったシステムあたりが近いでしょうか。コンパスのそれは存在意義の不明な10連機能やキープできない仕組みなどひどいものだと思いますが、神バハではキープが可能な上に一部では天井もあるのです。で、これまでは天井を前提として素材を集めていたのですが、今回は天井を叩く前に狙っていたスキルを引けたのです。珍しいこともあるものですね。

 

 

 

<グラブル>

きのこの山&たけのこの里とのコラボイベントがあったらしいですね。私はすっかり忘れており、終わった後に開催期間を知りました。すごくおいしい報酬があったというわけではないそうですが、限定の育成アイテムはやはり惜しいものです。

今回は(商品というよりは菓子単体としての)きのこの山たけのこの里がその育成アイテムでしたが、遥か昔にはもっといろいろな限定育成アイテムがあったものです。当時は私の戦力も現在よりずっとずっと低いものでしたから、イベントを十分に回ることはできませんでした。

ですからすべてを手に入れたわけではないものの、下位のものであればいくつか回収に成功しています。復刻は⋯ないんでしょうね。称号もなかなかいいものだったと思うのですが。

こんな老人みたいな話をしてしまいましたが、再びグラブルに戻る日は来るのでしょうか。あやしいところです。

*1:当社比

*2:なお、この者がこう呼ばれる所以となった登録協賛を紹介する役割は、この者が部長となったため後輩に引き継がれました

*3:この記事視点の「先月」なので11月ですね

*4:さっきまで乗り気だったのに書類のやり取りをメールでしなくてはならないとわかった途端やめると言い出したところを除く

*5:私が郵送でのやり取りを面倒がってメールのみ受け付けてますと伝えたせいかもしれませんが、今日日そんな考えを持っているのもどうかと思います

*6:ずっと前、書店のアルバイトに履歴書を郵送して応募する際に親から教えられたのですが、封筒の中には履歴書と共に「履歴書が入ってます、よろしく」のようなことを書いた書類を同封すべきなのだそうです

*7:しいて言えば「学生生活課へ対抗する力を持って欲しい」ですかね