ウルリヒトゥレタス

皐月川納涼床

[2022] 4月に書く、1月の生存報告

 めでたい新年です。今はまだ、辛うじてそう感じていられます。雰囲気に流されているだけかもしれませんけど。

 依然として寒い季節が続いています。手足の冷え込みは、今年も予想通りでした。初売りで妹と親に勧められた厚手の靴下も買いました。暖かいことは暖かいのですが、それでも寒さはやってきます。部屋が寒すぎるのか、それとも私の足の冷えやすさが異常なのか、どっちだかわかりません。

 寒い冬の数少ない楽しいところ、雪も久しぶりにありました。これで冷たくなければ完璧なのですが。私が覚えている限り、最後に大雪*1が降ったのは、もう何年も前のことです。まだ高校在学中だったと思います。

 その時はライトセーバーを担いで公園に行き、連れてきた妹に振り回すところを撮ってもらったものです。犬の散歩に来た者がすぐ帰っていきましたが、それ以外は平穏なものでした。

 ということで、今年もライトセーバーを振って遊びました。今年は誰にも見られなかったはずです。たまに光刃が勝手に消えるような気もしますが、これを買ったのもずいぶんと前のことですから、無理もないのかもしれません。部屋に飾っておいただけなので、適切な保管方法とかあれば実践すべきなのでしょう。

 あと、明るい間にも公園へ行き、雪でどせいさんを作りました。なるべく表層の土が混じっていない雪を使ったつもりでしたが、いざ完成してみるとどこか茶色っぽくなっていました。本来はベージュのような色ですから、これでいいのかもしれませんけど。

 作り上げて写真を撮るまでは満足していましたが、後で見てみれば鼻は長細いしリボンは見えにくいし、なによりもヒゲが2本ではなく3本です。しかもこれ、タグをつけてインスタグラムに上げたらほぼ日の公式に捕捉されてしまいました。嬉しかったのはたしかですが、ごめんなさいの気持ちでいっぱいです。

 そうそう、どせいさんを作っている間、公園には小学生と思われる兄弟もいました。私と同じように雪遊びに興じているようでした。突然ひとりで現れて黙々と雪玉(どせいさんの身体?です)を作り始めるコートの大人を最初は警戒していたのかもしれませんが、私が作っている雪玉が大きくて白いのを見ると、それを褒めてくれました。

 よく話しかけてくれたものと思います。私だったらまず話しかけません。そういえば、ずっとずっと昔のことになりますが、いつものように幼い私が親に連れられて公園に行ったある日、遊ばずに連れ戻された記憶があります。親によれば怪しい人物がいたとのことです。その際、なぜか私はその不審者を公園のすぐ隣に建つ家の者だと思ったため、しばらくその家に得体の知れないものへの恐れと遊べなかったことへの怒りとを抱いていました。

 彼らがどせいさんを知っているかは怪しいところだと思っていましたが、幸いにも知っていました。「あっ、スマブラのキャラだ!」と反応してくれましたよ。

 後日、私がその公園を通りがかった時のこと。偶然にも兄弟がおり、彼らも私のことを覚えていてくれました。「あっ、スマブラの人だ!」と呼びかけられたのです。ちなみに、スマブラの最新作は未所持です。

 少しばかり立ち話をしました。どんなゲームをプレイしているかという話題になり、彼らはフォートナイトが好きということが判明します。何度か書いたとは思いますが、私はバトルロイヤルが苦手です。それは好きな武器を使えるとは限らないからであり、目標を巡る攻防戦になりにくいからであり、PvPよりもPvEの方を好むからです。それでも、初期に少しだけプレイはしていました。

 今でこそレジェンズのおかげでバトルロイヤルには慣れてきましたが、フォートナイトに馴染める気はしません。FPS自体が下手なのに加え、建築要素を使いこなせるとは思えないからです。それですぐ疎遠になったのですが、ちょうど大学に入学する前の年のこと、年末に公開されるSWの最終作とコラボしていたのでほんのちょっとだけ戻っていました。

 カイロ・レンやレイをモチーフとしたアイテムの実装に加え、マップ内にTIEが出現していました。近くにはNPCのストームトルーパーがスポーンし、彼らを倒すとブラスターをドロップします。もちろん銃として使うこともでき、弾薬もいらない(一定数撃つごとにクールタイムが必要なオーバーヒート式)すぐれものです。また、入手手段は忘れましたが、ライトセーバーも実装されていました。こちらももちろん振り回して人を殺せる上、光弾も反射できます。

 これが終わればまずプレイしないだろうということは明白でしたが、SWのアイテムが手に入るということでイベントを走りもしました。バトルロイヤルで優勝もしたんですよ。後にも先にもこの1回きりのことです。疲弊した相手の建築をライトセーバーで伐採し、ブラスターで撃ち殺したのです。

 このことを兄弟に話したのですが、実はこの時点でSWコラボは複数回開催されていました。マンダロリアンやボバ・フェットのコスチュームがあるそうです。MARVELとのコラボもありましたし、コラボキャラがいっぱいでいよいよ何のゲームかわからなくなってそうですね。コンパスですか?

 兄弟はそれらのコラボのことかと最初は勘違いしていたので、EP9とのコラボだと説明しました。すると、それはかなり前のことだったらしく(あれからもう2年なんですか?)、古参扱いされました。年下に尊敬されるのは気分がいいですね。こういう後輩が大学にも欲しいものです。

 

 

 

[大学]

 有史以来、組織の一般構成員や外部者にとってスローガンとはあってもなくても変わらないものです。そうではない事例は高校の文化祭でありましたが、これはあまりいいものとは言えませんでした*2

とはいえ、それを掲げるのが伝統であるからにはとりあえず設定しておくのが安全というもの。大学側は学生の活動を阻害し、却下し、不認可することに心血を注いでいますから、喜んで難癖をつけてきそうです。

 そういうわけで、我々も年が明けてすぐこの選定に取り掛かりました。事前に絞られた3つの候補を一般投票に掛けるのです。投票はTwitterでも行われましたが、キャンパスで何日か行われる投票に出向くと数倍の価値がある票を投じられる仕組みでした。1票の格差ってこうして生み出されるんですね。

 試験も近いため、1月に行われる活動は1回しかありません。キャンパスで行われる投票に向け、我々は結構遅くまでキャンパスに残り、準備を進めました。投票に使うボード(丸いカラーシールを貼るようなやつです)やスローガンの候補を示すための看板を作ったのです。その甲斐あってか、無事終わりました。

 そういえば、この活動の際には宝塚が来ていました。以前知り合った、元対外部で現在は4年生の先輩です。お菓子をくれたのですが、みんな忙しかったこともあって誰も手をつけずに終わりました。教室からの撤収時、私は別の場所で作業をしていましたが、紳士が処理に困ったのか私にすべてくれたのです。

 キットカットやカントリーマアムは帰り道でみんなに配り、そうもいかないポテトチップスは私がありがたくそっと頂きました。もちろん、のり塩味です。

 さて、この作ったボードを使って行う投票には、当然ながらスタッフが必要です。スネークしか参加者がいないらしいというのもあり、私も協力することにしていました。授業もないので、スネークが2限を受けている間に事前準備をしておくよう申し出たほどです。

 その申し出をしたのは前日のことでした。昼過ぎくらいだったでしょうか。ところが、その日の夕方になって投票自体を中止するとの連絡が来たのです。

 もちろん、スネークが中止を決めたのではありません。委員長や副委員長、上層部の面々でもありません。この攻撃は外部からのものです。そして、その敵は言うまでもなく学生生活課でした。

 課外活動の自粛要請が学校側から出されたことを受けてのことだそうです。屋外でたった3人がか細い声で投票を呼びかけることのどこに懸念すべき要素があったのでしょうか。期末試験はいいんですか?運動部共は?

 私が言うのもどうかとは思いますが、どうせたいした動員は見込めなかったのではと思います。来るのは物好きか内輪の者くらいでしょう。それでも、というかそれなら尚更、わざわざ中止させる理由が不明です。ひとつだけ特別扱いはできないのかもしれませんが、もとより運動部は特別扱いしていますから問題ありません。

 やはり学生生活課は我々の敵に違いありません。仕事という観点に限れば、1月の活動は虚無に終わってしまいました。使わないものを作っただけですからね。これどうせ後で解体するんですよ。

 唯一楽しいものが消えれば、後に残るのはたったふたつだけ。すなわち、期末試験と期末レポートです。

 案外、期末試験はないものです。目立ったのはロシア語くらいのものでしょう。ロシア語との縁はここで断ち切っておきたいところでした。

 書いたかどうか思い出せませんが、後期になって以降、聞き覚えのある名前の女が新たにクラスに現れました。そう、私と同じ再履修です。

 幸いなことに向こうもこちらを覚えていたため、頼る相手が見つかったぞとインスタグラムを交換していました。コンタクトを取る前、授業後に近づこうとしたらマイメロディオルタ*3のマスコットがくっついたバッグに気圧され、周囲の1年生も「地雷だ」と囁きあっていたことも、もう過去のことです。ひとつの授業に最低でもひとつは寄生先が欲しいというもの。それが後輩だろうと女だろうともしくはその両方だろうと関係はないのです。

 さて、ロシア語はある程度真面目に受けていたものの、単純に難しくなっていました。年明けに1回寝過ごしたこともあり、試験前の今こそサポートが必要です。一応教員に聞いた範囲が合っているかどうか、確認しておいても害はないでしょう。特に、「ここは出る」系の情報が求められていました。そこで、彼女にコンタクトを取ることにしました。

 ところが、フォロワー欄に彼女のアカウントが見つかりません。何度見ても同じです。誤ってフォロー解除したのかもしれないとフォロー欄を確認しました。私が誤ってフォロー解除したはずはありませんからね。

 それでも結果は同じ、見つかりません。普通ならここで詰むところでしたが、幸いにも(もしくは不幸にも)彼女のアカウントのIDを覚えていたので、検索をかけます。すると、見覚えのあるアカウントがヒットしました。アイコンもIDも名前も合っています。しかし、プロフィールを開くと鍵がかかっていました。これはどうしたことでしょうか。

 「どうしたことでしょうか」ではありません。私はあまりインスタグラムに詳しくありませんが、これがいわゆるブロ解*4*5だということは容易に想像がつきます。

 アカウントを交換して以降、これに気がつくまでただの1度もDMを送ったり送られたことはありませんでした。正月頃に彼女のアカウントが上げたストーリーを見た覚えがありますから、その頃まではブロ解されていなかったはずです。そこから月末までの間にも、もちろん何もありませんでした。

 試験はどうにかなりました。なったはずです。試験以外に指定された文を暗唱する実技課題が課されるのですが、それをそれなりの完成度で仕上げたからです。

 とはいえ、彼女の裏切りは重く受け止められ、彼女と同じゼミらしい私の知り合いにネガキャンするということが決定されました。前回書いたあの田舎の居酒屋に対し食べログ★1爆撃を行う処分と合わせ、執行時期の調整が行われています。

 一方、課題はいくつも課されましたが、特に印象的だったのはふたつです。

 ひとつは、プログラミングの課題でした。HTMLとCSS、あとできるものならJava(任意)を使い、自分のウェブサイトを作るという課題です。テンプレにキウイの毛が数本生えた程度ではあったものの、期限までにどうにか提出できました。そして、そのページをリアルタイム会議で発表するというもうひとつの課題に備えました。

 その授業があったのは3限だったので、対面の1限に参加した後、オンラインとなった2限(一緒に1限を受けている者から「2限がないの見た?帰って大丈夫だよ?」と心配されました)と共に居残るはめになりました。自分のPCは持ってきていなかったので、空いているPC室に侵入し、そこの機体を使います。

 発表はとても軽いもので、ひとり1分程度で大丈夫です。セッションに参加し、他の人の発表やサイトのできばえに気圧されながらも、課題としては一応仕上げたことだけを頼りに自分の番を待ちました。それを紹介するページを作ったのはわかりましたが、ポートフォリオって何ですか?どこか嫌な予感がする言葉なのでもう聞きたくないです。

 ところが、自分の名前が呼ばれて返事をしようとしたところ、マイクの設定が失敗していることが判明しました。PC室を使ったこと自体は何度もありますが、マイクを使ったことはなかったのです。もちろん調整はしており、本体にマイクが搭載されていない警告を受け取ったので入力装置としてヘッドホンを指定したはずなのですが、向こうには聞こえていません。

 そうこうしている内に、教員は私がいないものだと思ったのか次に移りました。私以外にもそれなりの数の者から応答がなく、それらの者を1巡後にもう1回呼んでくれる措置もありましたが、その時もうまくいきませんでした。

 慌てて教員宛ての個人チャットに学生番号と氏名、マイクが起動しない旨を書きましたが、結局それに気づくことなく教員はセッションを閉じました。これが最終回ですから、次回はありません。

 この発表は、課題のレベルがどうであろうと発表さえすれば30点が無条件で与えられるというものでした。課題が簡単だったわけではありませんが、おそらくはいわゆる楽単であったはずです。その30点をみすみす逃してしまいました。

 赤点が明確だった高校とは違って大学の単位と点数の関係性についてはまだよくわかっていませんが、この30点はきっと大きいことでしょう。思わぬところで落単の危機に直面してしまったのでした。

 



[アルバイト]

 年が変わっても、店の調子は変わりません。依然として人は来ず、ダーウェントもあまり来ません。12月末にも会いませんでしたし、このままだと半年に1回とかそれくらいのペースになってしまいそうです。なお、それでもアルマンが本当の店長になる兆しはやっぱりないのでした。

 そんな中、久しぶりに面倒な客がやってきました。たまに店に配置される例のスペシャリストですが、彼らは本社からやってくる存在です。そして、その本社に所属しているスペシャリストの中でも特に有名で優秀な者がありました。

 その者が店に来ることは基本的にありませんが、その知名度は店の売り上げに貢献しています。私がこのアルバイトの内容において、スペシャリストのことを友人に説明しようとした際にこの者を挙げると理解してくれることもあります。

 今回の面倒な客は、その者のファンであると名乗りました。自称ファンは、その者を応援する会を計画しており、そのポスターを店に掲示するよう要求してきたといいます。応対したのはアルマンで、「自分だけでは判断できない」として追い返したそうです。

 私は後日になってこの事件を聞いただけです。暇な時間にそのポスターを確認してみましたが、いかにもやっすい作りです。カラーペンで書かれた文字は(私が言うのもどうかとは思いますが)解読が困難で、誤字は塗りつぶして修正されています。レイアウトもめちゃくちゃです。内容も10万だか20万の参加費とそれに見合うとは到底思えないプログラム、聞いたことのない登壇者と似たり寄ったりでした。

 この異常者に会うことはないとばかりに思っていましたが、不幸にも会ってしまいました。事件発生時、店には私ともうひとりいました。ロイドの後継者です。その者が老人に話しかけられてるなと思っていたら、どうやらその異常者らしいのでした。

 以前自分が持ってきたポスターが貼られていないがどうなっているのだという感じだったので、アルマンと同じような説明を繰り返しました。適当に話を合わせていると、ポスターに書いてあった大層な肩書きのカメラマンはこの異常者自身であったらしいことがわかりました。なるほど、怪しいわけです。

 その他にも、「自分は████や████と知り合いだ」、「自分はテレビ業界を偉い人と知り合いだから全部わかってる」といったような話が盛りだくさんでした。どう見ても虚言癖です。

 より適当に話を流していると、「あのブスを出せ」と言い出しました。私ももうひとりも固まりましたが、ブスだけでは誰のことかわかりません。そのブスが派手な髪をしているところまで異常者が述べて、それでようやくダーウェントのことを言いたいのだと判明しました。

 ブスかどうかはともかく、派手な髪色なのはダーウェントひとりだけです。この店では髪色に関する規定がないらしいのですが、これはダーウェントが自分の髪色を合法にしたいからという説があるくらいです。

 とはいえ、やはりダーウェントはいません。そういえば前回の来訪時も店長の知り合いだと名乗っていたそうですが、店長に心当たりはないとのことでした。我々が電話番号を教えて再度本社へのコンタクトを勧めると、異常者はその場で連絡を取ろうと試みました。

 幸か不幸かサポートセンターはすでに業務終了しており、電話は繋がりませんでした。それでようやく、異常者は店を後にしたのでした。なお、これが最後の邂逅となり、以後他の者が見ることもなかったといいます。

 これはどう考えても不幸なことですが、私がエンカウントした異常者はひとりだけではありませんでした。もうひとりと遭遇した際、私はひとりでした。

 私が店の端っこにいた時のこと、老人が反対側の端っこにある棚に駆け寄り、その後直ちに店から離れました。店の外には白い帽子を被った女がいて、その老人よりは若く見えます。

 もはや老人であるだけで胡乱な客です。疑いの目を向けていると、その老人は向かいの店の棚に駆け寄り、棚の下の見えにくいところにまたもや白っぽいものを投げ込みました。女はその一部始終を見ていましたが、止めも咎めもする様子はありません。ふたりは瞬く間に姿を消しました。

 自店の棚を確認すると、白っぽいものは布状の物体でした。使用後のアルコールウェットティッシュと思われます。なんと悍しく、汚らしいのでしょう。使用済みティッシュにしても、老人にしても。

 もしあの老人がなんらかの感染症に罹患していた場合、もはやこれはテロです。炭疽菌に感染した死体を敵の都市だか城塞だかに投げ込んだ話があったそうですが、それと同じです。

 すぐさま老人か女の手や鞄に押し込むのが最適解だったのでしょうが、あれは常習犯のような手慣れた犯行でした。ああいう者の腐り果てた性根は変わることがありませんから、そうしたところで違う店が被害を受けるのは想像に難くありません。

 女も女です。あんな人権道徳の欠片もない老人(もしくは認知機能に重大な欠陥を抱えた老人)を放し飼いで連れ歩くなんて、どう考えても異常です。気づかないのもそれはそれで問題ですが、気づいて看過するのはもっと問題です。犬の飼い主だって、まともな者ならば排泄物の後始末をするでしょう。異常者か障害者か知りませんが、家で静かに朽ち果てていてもらいたいものです。

 向かいの店の店員は気づいた様子がありません。これは無理もないことです。電車の席に座っているとして、向かいの席の下に転がっているゴミは容易に見えますが、自分の座っている席の真下は見えないものです。ましてや、客が見えにくい場所にゴミを放り込んでいくなど想定している方が珍しいでしょう。

 向かいの店のティッシュは私がそっと回収して捨てました。とりあえずただちに手をアルコール漬けにしましたが、それでも気分の悪さは残ります。まったく、クソみたいな老害でした。このような連中の方が我々よりも価値があるとするのがこの国です。イカれてますね。

 

 

 

[PS4]

 さっき虚言癖の話が出ましたが、友人と部隊を組んでプレイしていた際にレジェンズでこんなことがありました。

 試合は終盤、リングの収束と同時に我々はひっそりと安全地帯に入り込みました。残るは3か4部隊、あちらはあちらで交戦中のようです。我々の付近に敵部隊はいないようでした。

 リングの縮小が止まると、ちょうど安全地帯のすぐ外にレプリケーターがありました。すると、オクタンがシールドバッテリーを作りたいと言い出したのです。最終ラウンドに近いとはいえ距離はわずかですし、オクタンであれば回復アイテムを使う必要もありません。敵部隊は遠く、今が好機です。

 ジブラルタルとミラージュが了承してオクタンが走り出すと、ジブラルタルが「ヒートシールド使う?」と聞きました。たしかに、不要であるという確証はどこにもないのです。もしかすると、ここが使いどころかもしれません。

 しかし、展開されたのは緑色のサークル。オレンジ色のドームではありません。そう、空からモバイルリスポーンビーコンが降ってくるのです。モバイルリスポーンビーコンとヒートシールドはどちらかひとつしか持てませんから、ヒートシールドではなくモバイルリスポーンビーコンを持っているのにヒートシールドを展開しようかと聞いたことになります。呼吸するように嘘を吐くようになって久しいこのジブラルタルですが、なかなか面白い虚言を見た回でした。

 ヒットマンでは、今年のロードマップが公開されました。主な新要素は①PC版VR、②エルーシブアーケード、③フリーランサーの3つです。どうせVRもPC版も縁がないので、①は無視します。VRをしたいのなら、PS4でプレイした方が早そうです。

 エルーシブアーケードは、過去のエルーシブターゲットを使ったエスカレーションのようでした。エスカレーションとは、基本的に同じステージで同じタスクをこなすものの、クリアすると次のレベルが遊べるようになり、タスクが増えたり制限が課されたりするというモードです。例の失敗条件は健在ですが、恒常化したのに伴って再プレイ不可のペナルティは一定時間のプレイ不可に変化しています。

 ゲーム内からエルーシブターゲットのブリーフィングムービーやターゲットの情報は確認できますが、エスカレーションになるとただのいちミッションになったようですね。

 さて、今回のロードマップにおける最大の目玉はフリーランサーでしょう。

 本編のネタバレにはなりますが、47が所属していた組織ICAは壊滅し、宿敵も倒されました。すべてから自由になった47が再び裏社会に戻り、ダイアナとパートナーを組むところでキャンペーンは終わっています。

 フリーランサーはその後を描いたモードのようです。47はセーフハウスを拠点に新たなるミッションに挑戦します。これまではICAからのサポートがありましたが、フリーランサーでは自分で装備を調達したり管理しなくてはなりません。47も独り立ちです。

 ミッション内ではターゲットや護衛、一般人に加えてNPC暗殺者に武器商人が登場するそうで、どう考えても楽しそうです。今から実装が待ち遠しいところですが、実装時期については今年の春とだけ伝えられていました。伸びないことを祈るばかりです。

 さて、前回のクリスマスツアーinパリはお楽しみ頂けたでしょうか。時期もあってクリスマスをメインにお伝えしましたが、ドレスやタキシードに身を包んだセレブが集うバー、モデルが歩くランウェイ、秘密のオークション会場といったように、他にもあのパリの宮殿にはたくさんの魅力的なスポットがいっぱいです。

 今回はイタリアのサピエンツァからお送りします。マップは主に市街地と、カルーソーという富豪(かつターゲット)の屋敷から構成されています。市街地にはビーチや教会があり、居心地のよい港町といった雰囲気です。一方、屋敷は豪華な地上階に加えて秘密の研究施設を地下に備えています。 

 今回は海に近いエリアから探索開始です。左上に写っているのは教会ですね。イタリアの教会といえば懺悔室ですが、ここにもちゃんとありました。

 観光地でもあるのか、綺麗なビーチもあります。そういえば、しばらく海に行っていません。浮く板を波に突き立てて『いまは遥か理想の城』ごっこをしたり、砂浜で穴を掘って小さなプールを作ったり、ずいぶん遊んだものです。

 水着の美女たちが一同に介し、快く撮影に応じてくれました。腰に巻いた布はパレオっていうんでしたっけ。パズドラメタトロンで覚えました。

 海を望めるある民家の光景です。なかなかに面白そうなゲームですね。

 海を後にして屋敷の方へ向かいます。これは屋敷の前にある広場で撮影したもの。公共の場だというのに、ひどい寝相ですね。意識のない状態で塔の上から投げ落とされでもすれば、こうなるのかもしれません。

 彼らが寝ていた近くにはアイスクリーム屋さんがありました。天井からはコーンのディスペンサーが吊られています。こういうのって無性にわくわくしますよね。

 いよいよカルーソー邸にお邪魔します。

 重厚感のある内装ではありますが、壁の明るさや窓から射し込む陽光が南国を感じさせます。庭には優雅なプールやバーベキューのできる設備があり、綺麗な海を一望できます。

 さて、いよいよ屋敷の地下に向かいます。明るい雰囲気だった地表とはうってかわって、海辺の洞窟は薄暗くてじめじめとした雰囲気です。人工の光だけが眩く闇を照らしています。

 洞窟内の様子です。プレハブのような研究施設に加え、ガラス張りのユニットが奥に見えますね。あのユニットは特別な造りで、唯一の出入り口にはエアロックが設けられています。ウィルスの研究開発が行われているだけあって、警備も厳重です。

 研究施設の内部にお邪魔しました。2枚目の写真に写っている職員さんは、密閉された防護服を着ています。これを着ていると、ダース・ヴェイダーのように呼吸音も聞こえるんですよ。3枚目の写真に写っているのが、最高機密のウィルスです。特定のDNA情報を仕込むことで、そのターゲットだけに感染して殺すという凶悪な性質を持っています。
 サピエンツァツアーはいかがでしたか?気分も明るくなったことと思います。さて、次回はモロッコマラケシュをお送りします。これ、単体で記事にしてもよかったかもしれませんね。

 

 

 

[グラブル]

 今回の虎の双子も、どうにか引けました。ここ最近のは当年中に引けているのですが、まだアニラがいなかったりします。あとクビラもいません。いつの日かしれっと来てくれるのを待つばかりです。

 そういえば、昔のグラブルでは十二神将は12年間*6復刻されないことになっていました。神バハでさえやっと10年ですから、ずいぶんと大きく出ていたものです。プロデューサーが変わったことによってこの方針は取り消され、現在の「1年間はガチャから消え、次の次の年になってから追加される」ということになっています。

 ソシャゲのインフレというものは日進月歩なのが世の常ですが、12年間も放っておかれてはそれこそ時代遅れになりそうですね。その間、いない十二神将のイベントとかやられたらたまったものではありません。もう手に入らないもの(手に入らないようにしているもの)をわざわざ見せつけてくるのは不愉快極まりないものです。

*1:と書くと雪国の民からマウントを取られるだけなのでしょうけど

*2:「ええじゃないか」をスローガンにした結果、手を抜く者が出たと上層部は後になって判断したそうです

*3:クロミというらしいですね

*4:相手をブロック→解除のコンボにより、こちらからのフォローだけでなく相手からのフォローをも剥がすという技術です

*5:合ってますよね?

*6:次にその干支の年が来るまで