ウルリヒトゥレタス

皐月川納涼床

それは贖えない罪の再演、或いは墓標の再生産 その①

※これ書いてたのミスフェス終了の翌日です

やっとこさ復刻ミスタルシアフェスタが終わりましたね。神バハのイベといえばだんだん初心者を切り捨てる方向に急速回頭していることで有名ですが、今回の育成イベントではあろうことか過去のイベント育成カードを3枚抱き合わせで復刻するという暴挙に出ています。しかも、アニバの復刻で初登場だったエヴァミアはまだしも他のふたりは未復刻イベの報酬です。彼らのイベは復刻する気がないのでしょうか。その中からひとりしか選べないという苦行でした。推しがエヴァミアとツヴァイなのでかなり悩みましたが、結局神バハ運営にもライトサイドの心が残されていることに賭けてエヴァミアを選択しました。復刻broken dollをちゃんとやってくれると信じています。

さて、育成イベはこれまでに幾度となく経験してきましたが、そのたびにシステムへの理解度や資源の不足などの原因により戦力的にはさほど期待できない不完全体を生み出してしまい、プレゼントボックス(期限なし)に埋もれさせることを繰り返してきました。今回復刻されたエヴァミアの初登場時も例外ではなく、圧倒的な要求資源量の前に力尽き、完凸は叶わなかったのでした。これまでに得られたノウハウや貯めた資源を投入し今度こそ究極生命体の推しを作ろうと挑んだ今回のイベントでしたが、今回もまた完全体には至らずに終わってしまったのでした。3度目の開催はないでしょうから、2枚の完全体には至らなかったエヴァミア以外に育成エヴァミアが手に入ることはまずありえません。挽回のチャンスが与えられることはないのです。プレゼントボックスから引き出した2枚目のエヴァミアをデッキにセットしつつ(完全体ではなくても現デッキでは主力になれたので)どうするべきだったかを書き残しておきますが、それは第2部に回すとして第1部では今回のイベントにおける唯一の明るめな戦果、初の1000位入賞について触れていきます。熟練騎士からすれば、1000位入賞程度ではどんぐりが何かしてる程度にしか映らないでしょうけど、グラブルやシャドバから来たよって方の参考になれば幸いです。あと、いくつかミスもあるのでそこは同じ轍を踏まないように注意して頂ければ。

まず、基本事項を確認します。神バハの育成イベントは予選(開始日15:00-翌日23:59)と本選(さらに翌日1:00-さらにその11日後23:59)に分かれており、予選を第1ラウンドとして第12ラウンドまで行われます。つまり、予選が1Rで本選が11Rです。古戦場と違ってインターバルはありません。予選終了時の上位1200パーティが本選に出場します。本選開始後には毎日上位100パーティが翌日から本選に参加できます。

育成には「エレメント」、「技の書」、「功防の書」が関係し、それぞれレベル上げ、スキル変更、タイプ操作に使用します。これらは特攻カードをセットすることで入手数にボーナスを得ることができます。

 

①入念に資源を蓄える

古戦場は汁(&粉)とパーティ、時間と生命エネルギーがあれば走れますが、神バハの育成イベはそうはいきません。集めるものにはそれぞれ以下の役割があります。必要かどうかを判断して、気長に集めましょう。

・緑汁(何をするにも必要)

・緑粉(貢献度を稼いで順位を上げたいなら必要)

・青汁もしくは紫粉(特攻カードを買い揃えるのに必要)

・石もしくはセットガチャチケ(イベ粉を集めるのに必要)

・強いデッキ(貢献度を稼ぐのに便利、攻撃デッキか防御デッキかはイベによる)

 

イベ開始時には以下の物を集めてから突入するのが望ましいでしょう。

・特攻カード(育成を完了させたいなら必須、バザーで青汁もしくは紫粉を使い購入)

・イベ粉(いろいろと有利になるアイテム、石かチケで回せるガチャの付属品)

 

汁について、私は1000ちょっと使いました。粉は1000いるかどうかでしょうか。ある説ではそれぞれ2000と1500あれば安心と言われています。今回少なく済んだのはライト版だったせいではないかという疑いがあります。これについては後述します。通貨として使う汁粉は相場がわからないとどうにも言えませんが、あればあるほどよいものでしょう、育成のみが目当てなら、序盤に稼ぎ切って売却し、損害を押さえるという手もあります。セットガチャは60連分引きました。イベント内で1枚チケが入手できるので、その分はあてにしても大丈夫だと思います。デッキはこの中でも優先度が低めかもしれません。ちなみにここにある全ては最悪汁があればどうにかなります。育成だけが目的なら汁とエレメント特攻カードがあれば大丈夫でしょう。イベ粉があればかなり楽になるのは確かですが。

また、時間と生命エネルギーが必要なのは言うまでもありませんが、この段階でイベントをある程度走る仲間を作っておくと後述するチームを決める段階で便利です。

 

②前イベを走る

冷静に考えればおかしな話ですが⋯。

まず、ランキングイベが古戦場とせいぜいブレグラくらいのグラブルに比べて神バハはそのイベントの9割がランキング制であることは押さえておきましょう。もちろんクランイベを除いて、です。

後述のパーティ編成では前回の同じ形式のイベントにおける最終結果が参照されます。この順位を上げておけば「ちゃんと走る人だよ」アピールができるかもしれません。資源に大きなダメージが出ない程度に走っておけばいいのではないでしょうか。しかしイベントを有利に進めるために前のイベントから走らなければいけないシステムってどうかと思います。

 

③パーティに入る

育成イベの予選では、パーティの仲間6人で1200位の壁を突破しなければなりません。チーム編成期間中にうまいこと入り込まなければランダムなプレーヤーと一緒のパーティにされてしまいます。しかもこの選出対象には非アクティブも含まれているので、下手すれば自分以外の5人全員が貢献度を1たりとも稼いでいない、なんてこともありえます。

つまり、本選に到達するには①アクティブなプレーヤーと一緒のパーティになり協力・分担して貢献度を稼ぐか、②ひとりで必要貢献度全てを稼ぐかのどちらかです。①を達成するにはメンバーを募集しているパーティに入るか、自分でパーティを結成する必要があります。他人のパーティに入る際は、同じ程度の戦績やレベルのプレーヤーがいる所を選ぶといいかもしれません。また、申請を出したらリーダーに挨拶を飛ばすのも必須なようです。挨拶を飛ばさないと断るところも多いとか。もし断られても期間内なら別のパーティに申請を飛ばせます。また、同じ騎士団員や戦友がいるパーティを表示してくれる機能もあります。騎士団のパーティなら、いくらか下位でも迎え入れてくれるかもしれません。ちなみにさっき仲間がいると便利だと書いたのはここで自分たちでパーティが組めるからです。ひとりでも確実に走るプレーヤーが班にいるだけで負担はぐんと減ります。ただ、仲間を見つけるまでが難しいのが難点です。

②ルートを選ぶ場合、極論パーティ準備期間に何もしなくても構いません。しかもイベ粉と汁、保険に特攻カードがあればさほどハードルは高くありません。順位とボーダーを確認しつつ走れば容易に本選に到達できます。しかし、これは「共有」が十分な数あればの話です。貢献度ボーナスを積んでSRクラスの敵に粉を使うのが手っ取り早いですが、このSRを殴れる回数が少なければ必然この方法で得られる貢献度も少なくなるというわけです。その場合、ひたすらSR以下を倒して回るかライバルバトルに粉を使って勝利するかを強いられます。いずれにせよ、このルートでは資源が重めです。「どうせたくさん走ることになるから問題ないよ」とか「序盤でエレメント集めきる予定だよ」って場合で覚悟と余裕があればあまり気にならないかもしれません。

 

この3つがイベント開始時までに行うべきことですが、私の場合は前イベを7500位付近で終わらせてしまったり、ちゃんとしたチームに入るつもりが入り損ねてほぼひとりで予選を突破するはめになったり、粉の備蓄が800程度だったり、エレメント200%特攻1枚買ったらほぼ一文無しになったりとかなりガバが目立ちました。案外大丈夫なもんですね。これより下では、イベント中の動き方について記します。同じようにガバが目立ちますが、マシなところだけ参考にして頂ければと思います。

 

①デッキをセット(基本初日のみ)

手持ちのイベント特攻持ちカードから目当ての特攻を選んで3枚セットします。イベントが始まったらまずはこれをすることをおすすめします。これから走るにあたって、できるだけバフが乗ってる状態で戦った方がいいと思うので⋯。したがって、ガチャ(イベ粉&もしかしたら特攻回収)と特攻の購入及びそれらの受け取りもこの段階で済ませておくべきです。もし、イベを走ってる最中に追加で特攻を手に入れたり、特定のトレジャーが必要数集まったりしたらその都度必要に応じて置き換えるといいでしょう。

また、ライバルバトル用のデッキを組んでいなかったり長らく更新していないかどうか、チェックしておくのもいいでしょう。

 

②フィーバーを待つ

このゲームでは「フィーバー」というものがあり、雑に説明するとこれがあるとないとでは効率が段違いな感じのもので、チームのメンバーが頑張ると発生し誰かがアクティブな間はだいたい持続する性質を持っています。イベTOPから見てFeverとか出てたら発動してます。この時、クエストボタンの色は緑と黄の2パターンがあり、緑はパーソナルフィーバーで黄はチームフィーバーです。本選出場後のチームなら基本常時チームフィーバーだとは思いますが、もし起こっていなければ起こるのを待ってから走った方が効率的だと思います。また、予選などで周囲がフィーバーを起こせる程動きそうにない場合は強引にパーソナルフィーバーを起こす手もあります。その状態でとっとと本選に出て常時チームフィーバー状態で走った方が楽です。

 

③敵を知る

トレジャーデッキの準備ができてフィーバーを確認したら、クエストを回り始めます。なるべく予選段階でストーリーを終わらせておくのが望ましいと思います。スタミナの減りが遅かったりボス戦が挟まれてイラつくので。が、その前にやっておいた方がいいかもしれないことがあります。

さて、記章交換以外で貢献度を稼ぐには①普通の敵を殴る②ライバルを殴る③SRを殴る④裏クエの敵を殴るの4つがありますが、①は貢献度を稼ぐには効率が悪めで、④はいつでも殴りに行ける場所ではありません。バフを盛ってイベ粉で殴れば③が手っ取り早いもののやはり殴れる数にはどうしても限りがあります。結果、いつでも殴りに行けてしかもそれなりの効率が期待できるのは②ということになります。そして、②のライバルバトルには上位同位下位の3つがあり、それぞれ以下のような性質を持っています。

上位: 強め。勝つと戦果、貢献度、攻防の書、クォーツが同位の倍くらい貰える。

同位: それなりに勝てる。↑が少し貰える。

下位: 弱め。報酬にはほとんど期待できない。

つまり、できれば上位、少なくとも同位に勝つ必要があるわけです。また、このバトル時には粉を使うかどうか選ぶことができ、粉を使って勝つと報酬が飛躍的に増加するので粉を使いたいところです。イベ粉ではなく自分用の粉でいいと思います。負ければ当然粉を失うだけに終わるので、勝てる相手のみに使うのが理想です。

そこで、毎ラウンドの走り始めは上位を選択して粉を使わずにバトルし、勝てる相手(少なくともそれなりの確率で勝てる相手)を見つけておくことで、その後粉を使っても無駄になりにくい貢献度稼ぎのチャンスを見抜けるわけです。ひとりの相手に2-3回ほどバトルしてみてもいいかもしれません。不安なら同位でも同じことをやってみるとより安全です。

それと、この工程は貢献度に興味がなければほぼ必要ありません。攻防の書が育成に関係してくるのでやった方がいいことに変わりはありませんが。

 

④走る

勝てる相手のカードを覚えたら、後はひたすら汁を飲みながら回り、ライバルバトルになれば勝てる一番上の相手を粉で殴り(下位にはいらないと思います)、SRに遭遇したらできるだけ粉で殴って裏クエに期待するだけです。

フルオートなんてあるはずもないので、ひたすら「進む」を押すしかありません。

 

⑤デイリーをこなす

ある程度走ってれば勝手に終わるとは思いますが、デイリーを毎日完遂することは育成完了にかなり貢献してくれます。ただ、上位に勝つ系は育成にほとんど関係ないので時間がなければ無視しても大丈夫だと思います。

 

⑥SRを殴る

デイリーをこなせば「召喚陣」が3つ溜まっているはずです。3つ消費で1体SRを召喚できますが、1ラウンドに1回しか使えないので溜まり次第毎日召喚することが重要だと思います。メンバーにも共有されるので、1日の早めの時間に召喚しておけばチーム全体にとって少しは有利になるかもしれません。もしイベ粉がさほど用意できなかった場合はクエスト中に出会った方を優先し、1日の終わりに討伐数15に満たない分を共有分から粉で倒してあまりは粉なしで殴るくらいでも大丈夫だと思います。貢献度で考えれば、上位5勝とSR粉1殴りがだいたい同じか上位が多いくらいなので。エレメント面を考えた場合、ライバルバトルではどうしようもないもののある程度の特攻倍率を持ってればクエストの進行中でもそれなりの数が確保できたりもします。

イベ粉を揃えるメリット、イベ粉でSRを殴るメリットは「保障」なのではないかと思います。ライバルバトルもクエスト進行も時間や資源が喰われる上にそれらがどの程度かかるかわかりません。多少は運に左右されます。一方でイベ粉でSRを殴ると決まった貢献度やエレメントが一瞬で手に入ります。SRは本選にさえ出れば大体決まった数が毎日供給されるので、イベ粉の数を潜在的な貢献度やエレメントとして残りの目標を考えられるわけです。冷凍された資源セットを解凍しているような感覚でしょうか。

 

⑦報酬を回収する

報酬は定期的に回収しておきましょう。回収したイベ粉などのアイテムは焼け石に水程度かもしれませんが役立ちはするので。また、特攻カードやガチャチケが手に入ればその都度投入し、さらに有利にイベントを進めることができます。少なくとも召喚陣だけは毎日回収し、召喚を済ませておきましょう。

 

⑧褒賞を集める

褒賞は一部のデイリーミッションと毎ラウンドの勝利によって手に入ります。累計入手数によって報酬が得られるので、あともうちょっとで勝てそうという日は少しイベ粉を多めに投入したりしてみてもいいかもしれません。一定のラインまではエレメントも手に入るので育成面でも大きな助けになります。

 

こんな感じで走ったところ、なんとか989位に入賞できました。しばらくはおとなしく資源貯めに勤しむつもりです。さすがにエヴァミアもツヴァイもしばらくは新規育成開催はないでしょうし。そうであってほしい。

 

しかし問題はこの後です。貯めたエレメントや書をありったけ推しに投入する時間です。これはその②に回しますが、育成が中途半端に終わってしまった原因は何なのか、あるとすれば次回別の育成イベントで注意すべきこととは何かを考えてみます。イベントがライト版になっている疑いもそちらで。