ウルリヒトゥレタス

皐月川納涼床

再び行けるぞ、あの世界 その①

どうしてこの記事を先に書かなかったんでしょうか。

PS PlusでSWBF2が配信されましたね。そこでSWBF2のダイマと初心者向けの解説をしたいと思います。なお、この解説はFPSがうまくなる方法みたいなことには触れないので、読んでも何の戦略的優位性タクティカル・アドバンテージもありません。よろしくおねがいします。記事をいくつかに分ける予定ですが、今回はダイマをしていきます。

 

1. 「あの世界」に行ける

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これが本命です。残りはおまけみたいなもんです。

前作よりも格段に増えたロケーション、ビークル、一般兵、ヒーローたち⋯PS4のグラフィックで描かれるスター・ウォーズの世界を好きなだけ楽しめるのがSWBF2です。ジオノーシスでは赤茶の台地を踏みしめ進撃するAT-TEにより撃墜されたコントロールシップが巻き起こす猛烈な砂嵐の中を進み、デス・スターⅡではヘルメットにスーパーレーザーの光を反射させながら狭い通路で銃撃戦を展開し、クレイトでは基地上部のドアから射出されたスキースピーダーで塩の台地に着地し、AT-M6の間を駆け抜けながらストームトルーパーたちに砲火を浴びせる。これができてしまうんです。もちろん、スターファイターにも乗れます。XウィングでTIEファイターとドッグファイトを繰り広げたり、TIEボマーでブロッケンランナーのエンジンにミサイルを斉射したり。

そして、この戦場に現れるのがヒーローとヴィランです。ルーク・スカイウォーカーVSダース・ヴェイダーやアナキン・オビ=ワン・ケノービVSグリーヴァス将軍のような決闘、<ファルコン>の4人組や伯爵と将軍の師弟コンビのようなチームといった原作再現だけでなく、ヨーダVSダース・ヴェイダーダース・ヴェイダー&カイロ・レンなど、原作にない組み合わせも実現します。そのうちいくつかの組み合わせでは特殊会話が発生することもあったりします。

長々書きましたが、実は公式のCMが一番ダイレクトにSWBFがどんなゲームかを伝えてくれるんですよね。ということで、以下公式のCMです⋯と思ったら公式がひとつを非公開にしてました。


STAR WARS BATTLEFRONT Live Action TV Commercial

これが最高だと思ってます。前作のCMです。最も好きな1分CMかもしれない。


PS4®『Star Wars™ バトルフロント™ II』’Rivalry’トレーラー

上のCMに似たストーリーですが、面白さでは上かなと思ってます。帝国推しの人にもやさしい設計。


Star Wars: Battlefront Live Action Trailer – Become More Powerful

混乱について申し訳ありません(迫真)

SWで似非日本を見ることになるとは思わなかった。

 

2.アイデン・ヴェルシオインフェルノ

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さっきはああ書きましたが、よく考えたらあと1つくらいは本命がありました。

昨今のFPSではオンラインがメインのものであってもボリュームのあるキャンペーンが含まれてるものも多く、例えばTF2のキャンペーンは傑作と言われていい出来だと思います。サムズアップするBTを見たことある人も多いのでは?さて、SWBF2のキャンペーンもそのひとつです。たぶん。主人公はアイデン・ヴェルシオ、帝国の特殊部隊インフェルノ隊のコマンダーであり、相棒のドロイド、ディオ(時は止めない)や部下のデル・ミーコ(名前がかわいい)とギデオン・ハスク(名前が強そう)のチームで任務にあたります。劣勢の帝国軍地上部隊を掩護するべくエンドアの地表に派遣されたインフェルノ隊は、そこでデス・スターⅡの死、つまりは皇帝の死を目撃し⋯というストーリーです。

申し訳程度のクソガバステルス要素があったり、本筋から外れた部分もある程度作られていたり(敵兵や住民の会話とか)と割とボリュームはあるものの、難易度が3段階から選べるので「ストーリーやステージだけ見たいけどステージを進むタイプのシューターが苦手⋯」という人も楽しめます。チュートリアルも兼ねてるのでこっちを先にプレイするのも十分ありだと思います。

途中、会話しかないけどNPCの後に続いて歩かなければならないパートがいくつかあって、そこはストレスかもしれません。また、上記の会話にほとんど字幕がないのも個人的には惜しいポイントですが、これらの点を除けば楽しめはすると思います。

 

3. スター・ウォーズならではの戦線バトルフロントf:id:idea427:20200610170609j:plain

正直これひとつめと重複してる気がしないでもありません。

SWBFでも兵士はそれぞれガジェットや銃を持つんですが、そのガジェットや銃にはSWならではのものもあったりします。普通のFPSでのグレネードはサーマル・デトネーターですし、銃はもちろんブラスターです。これらは普通のFPSの兵器を置き換えたようなものですが、他にパーソナル・シールドやボウキャスターなどSWオリジナルの兵器も登場します。

そして、これらの兵器が飛び交う戦場で存在感を放つのがビークルたちです。爆撃支援を要請できたり、主砲に対ビークル特攻を付与できたり、周囲の敵の位置を看破したりとただの戦車ではないものばかりです。普通の戦場には飽きたなって人にはいい刺激になるかもしれませんね。また、全般的に他のFPSよりもカジュアルめな気がします。持てる銃は1挺だけだったり、戦場にはひとりで戦局を左右できる可能性のあるヒーローやヴィランがいたり、あとそもそも弾切れがありません。かといって撃ち続けられるわけではなく、銃身に熱が溜まるので適宜放熱してやる必要があります。好意的に考えれば、ガチFPSに疲れた人も安心してプレイできるのではないでしょうか。

 

いろいろ書きましたが、結局のところ、前作のCMタイトル「ついに行けるぞ、あの世界。」が全てを表してると思います。スター・ウォーズの世界に行ける、これに尽きるわけです。PS Plusで今ならタダなのでまずはライブラリに入れて、容量があれば(これかなり容量喰うので注意)ぜひインストールを検討してみて下さい。